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保育士を辞めたいのはどんな時?保育士が辞めたいと感じる理由10選!

保育士を辞めたいのはどんな時?保育士が辞めたいと感じる理由10選! liza54500/Shutterstock.com
離職率が高い保育業界。保育士が辞めたいと感じるのはどんな時なのでしょうか。「人間関係が上手くいかない」、「園長との関係性が作れない」、待遇面の不安などさまざまな事情があるようです。保育士が辞めたいと感じる理由や解決方法について詳しく解説します。

目次

    保育士を辞めたいと感じる時とは?

    保育士は「かわいい子どもたちと関わることができる」やりがいのある仕事でしょう。

    このように明るいイメージの職種にも関わらず、近年、保育士の離職率が高く、人材が不足しています。

    厚生労働省の保育士の現状と主な取組の資料によると、保育所で勤務する保育士の経験年数(常勤のみ)が2年未満の保育士さんが全体の15.5%、8年未満の方が50%となっており、勤務年数を重ねる前に辞めてしまう保育士が多いことが分かりました。

    現職の保育士が辞めたいと感じるのはどんな時なのでしょうか。

    保育士を辞めたい理由としては、

    • 人間関係が上手くいかない
    • 保育士に向いているか自信がない
    • 仕事量と責任量が待遇と見合わない
    • 持ち帰り残業が多く休みを取れない
    • 園長との関係性が作れない
    • 園の保育方針が合わない
    • 事務作業が多過ぎる
    • 指導案の作成に時間がかかる
    • 人材の育成に負担を感じる
    • 会議の時間が辛い
    • パソコンやICTシステムの操作が大変

    などが挙げられます。

    現在働いている保育士がどのような気持ちで辞めたいと感じているのか、詳しく見ていきましょう。

    出典:保育士の現状と主な取組/厚生労働省

    保育士を辞めたい理由:人間関係が上手くいかない

    一般的な企業においても「人間関係が上手くいかない」、「職場の雰囲気が悪い」という理由から離職を希望する方もいるでしょう。

    保育園や幼稚園は少人数で運営しているところが多く、小規模の園の場合は事務員などがおらず、保育士のみを雇用していることも考えられます。

    少人数の中で保育活動を行う際に、小さな人間関係の中で仕事を進めなければならず、一人の保育士と連携が上手くとれずにいるだけで、職場の雰囲気が悪くなる場合もあるようです。

    また、施設の多くがクラス担任制として、担任と副担任、担任と補助担任などペアとなって保育活動を行うことも多いでしょう。

    クラス運営において、子どもの接し方や参観日などの行事を協力して行う場合もあるかもしれません。

    その際に、お互いの意見がぶつかり合い、歩み寄れないときに保育士を辞めたいと悩むケースもあるでしょう。

    保育士を辞めたい理由:保育士に向いているか自信がない

    子どもの保育活動を行う中で、「子どものケンカの仲裁が上手くできない」、「子どもの食事や寝かしつけの際に、援助が上手くいかずに悩んでいる」という保育士さんもいるかもしれません。

    経験を重ねることで徐々に子どもとの接し方について学んでいくものですが、特に経験が少ない保育士さんなどは「子どもにとって適切な接し方ができているのだろうか」と自問自答しながら、仕事と向き合っている方も多いでしょう。

    また、子どもの保育だけでなく、保護者との連携も保育士の大切な仕事です。

    連絡帳や電話などのやり取りを通じて、保護者との信頼関係を築きあげていきます。

    しかし、保護者の方の中には保育士への不満などを強く主張する場合もあり、トラブルに発展するケースも考えられるでしょう。

    このような事態の中で対処方法が分からずに、自分は保育士に向いてないのではないかという想いから、離職してしまう方もいるかもしれません。

    保育士を辞めたい理由:仕事量と責任量が待遇と見合わない

    保育士という職業は他の職業と比べて「休憩時間がない」、「ゆっくり昼食を食べられない」と感じる方も多いのではないでしょうか。

    保育活動の合い間も連絡帳などの記入作業に追われ、トイレすら行く時間がないという方もいるでしょう。

    仕事量の負担だけでなく、子どもの命を預かるという責任がある職業にも関わらず、給料が安いと不満を感じることもあるでしょう。

    厚生労働省による2019年度「賃金構造基本統計調査」において保育士のお給料は、平均月収で24.45万円としていますが、税金や社会保険料などを差し引くと手取りが20万前後となることも考えられます。

    保育園によってはキャリアを積んでも少額の昇給しか望めずに、将来に不安を感じて保育士を辞めたいと感じる方もいるのではないでしょうか。

    出典:賃金構造基本統計調査/厚生労働省

    保育士を辞めたい理由:持ち帰り残業が多く休みを取れない

    保育士は子どもの健全な育成を援助するだけでなく、指導案や連絡帳、クラス便りの作成、壁面製作や子どもの製作活動の準備、行事の企画など多種多様な仕事があります。

    主に子どもが降園したあとに保育以外の仕事を行いますが、園での作業が終わらずに、自宅に持ち帰ることも多いでしょう。

    その日その日の仕事量をこなすことに追われ、プライベートの時間を確保することができずに、体調を崩してしまう保育士さんもいるようです。

    また、保育施設によっては土日に行事が入ることも多く、代休や有休が取れないという理由から「保育士を辞めて違う職種に就きたい」と感じてしまうことも少なくありません。

    保育士を辞めたい理由:園長との関係性が作れない

    保育士として働くうえで、保育施設の園長と信頼関係を築き上げることは大切でしょう。

    しかし、現場の声に耳を傾ける園長がいる一方で、自分の主張を曲げずにパワハラのような形で保育士に想いをぶつけてくる園長もいるかもしれません。

    園長の声を大切にしたいという気持ちをもちながらも、言動に萎縮してしまい、笑顔で保育活動を行うことができずに、悩んでいる保育士さんもいるようです。

    保育士を辞めたい理由:園の保育方針が合わない

    保育施設には、英語や音楽を重視している場合や日常保育の中で、学習や運動を取り入れている園などさまざまな特色があります。

    また、子どもと保育士の関係制を作り上げるうえで「名前で呼び合う」、「否定的な言葉を子どもに一切使わない」など独自の保育方針をもつ施設もあるでしょう。

    園の保育方針に賛同して活動を行うことができる保育士さんがいる一方で、「自分が望んでいた保育ができていない」と働いている園に対して不満を抱くケースもあるようです。

    多様な子育て観があるように、保育士さんもそれぞれの価値観をもち、子どもと携わっていることでしょう。

    働いている園の保育方針が合わない場合に、自分が希望する保育が可能となる園に勤務したいと、転職を考える方もいるかもしれません。

    保育士を辞めたい理由:事務作業が多過ぎる

    保育園の中には、事務員を雇用せずに、シフト管理や園児管理などを保育士が行っている場合もあるようです。

    保育活動の他に多様な作業を求められ、疲弊してしまうことも考えられるでしょう。

    また、事務作業や計算やお便り作成などもあり、ミスが許されない業務でもあります。

    このような重責から体力、気力が続かずに「辞めてしまいたい」と感じる保育士さんもいるかもしれません。

    保育士を辞めたい理由:指導案の作成に時間がかかる

    子どもを見守るうえで、保育活動の計画の作成は大切です。

    多くの園が子どもを健全に育成するために月案、週案、日案といった指導案の作成を行い、保育に取り組んでいるでしょう。

    しかし、指導案を大切にするあまり、立案を行う保育士に過度な負担がかかってしまう場合も考えられます。

    ときには指導案のチェックが厳しく、何度も書き直してその他の仕事がはかどらないというケースもあるようです。

    指導案の取り組み方はそれぞれの園によって違いがありますが、「指導案の作成が辛い」という理由から辞めてしまう保育士さんもいるかもしれません。

    保育士を辞めたい理由:人材の育成に負担を感じる

    経験年数を重ねていくと主任やリーダーとして、人材の育成を担う保育士さんもいるでしょう。

    育成を行ううえで、どのように人材を育てればよいのかと悩んでいる保育士さんも多いかもしれません。

    保育施設の中には、充分な研修が行われずに、新人が次々に入ってくるケースがあるようです。

    自分のクラス運営の他にも新人の教育なども行わなければならず、負担に感じて、精神的に追い詰められてしまうケースもあるかもしれません。

    保育士を辞めたい理由:会議の時間が辛い

    保育施設において行事の計画の作成やクラス運営の報告などを会議を行う園が多いことでしょう。

    毎日会議を行う園もあれば、月に1度会議を行うという園もあり、その形態は運営方針によってさまざまです。

    しかし、保育施設の中には会議の内容において、「園長の叱咤激励が始まり、聞いているのが辛い」、「保護者からのクレームの対応を批判され、苦しかった」など、雰囲気が悪い園もあるようです。

    このように前向きな意見交換が行われない会議を繰り返すことで、保育士が働いている園を辞めたいと感じてしまう場合も考えられるでしょう。

    保育士を辞めたいときの解決方法

    保育士を辞めたいと感じる際は、どのような解決方法があるのでしょうか。

    自分に合った悩みとの向き合い方を見つける

    保育士の仕事を通じて人間関係や子どもとの接し方、待遇などさまざまな面で悩むことがあるでしょう。

    保育士さんは感受性が強く、責任感が高いことから「悩みを解消できない自分が悪い」と自分を責めてしまうところもあるのではないでしょうか。

    悩みとの向き合い方は「趣味に没頭して悩みを忘れようとする」、「友人と会い、仕事の愚痴を言い合う」など対処方法は人それぞれです。

    どのような解決方法が自分にとって適切なのかを考えてみましょう。

    どんな行動を起こすことで、気持ちがが楽になったのかなどを書き出すなどして、自分の感情の移り変わりを理解して、自分を知ることから始めるとよいかもしれません。

    ICTシステム導入など保育業界の現状を把握する

    保育士という仕事は労働時間が長く、責任量が多い仕事だといわれています。

    保育園にいる時間が長いことから、四六時中仕事と向き合っている方も多いでしょう。

    その状況の中で働き方に不満を感じていると、目の前の悩みに向き合うあまり、視野が狭くなり、保育業界の変化に気づけないこともあるかもしれません。

    例えば、保育士の事務作業や持ち帰り残業を減らす取り組みとして、国としてもICTシステムの導入などを進めています。

    国の取り組みに賛同し、園児管理やシフト管理、保護者へのお知らせ機能など保育士の手助けとなるICTシステムの導入を実施している施設も増えているのです。

    このような保育業界の動向に目を向けることで、「保育士の環境整備が行われている」、「働き方が変わるかもしれない」という気づきにつながるかもしれません。

    そのうえで自分はどのような働き方を望んでいるのか、改めて考えてみましょう。

    他園の情報を収集し、転職を考える

    保育士を辞めたいと感じている方の中には、「他園に転職した場合、どのような勤務になるのか」と考えたことが、一度はあるのではないでしょうか。

    空いた時間があれば、求人情報誌や求人サイトを見て、転職をすべきかどうか悩んでいる方もいるかもしれません。

    その際は他園のHPを見てどのような保育方針をもっているのか、勤務体系や待遇面などさまざまな園の情報を収集して見比べることが大切かもしれません。

    また、ICTシステムの導入など、新しい取り組みを行っている園は、保育士の業務負担の軽減を大切にしている可能性もあります。

    保育士という仕事を全うするために、自分にはどのような働き方が必要なのかを考えながら、他園の情報を収集して転職が必要性を検討してみましょう。

    保育士を辞めたいと感じる原因を見極めて適切な対処を

    子どもと接する保育士の仕事にやりがいを感じながらも、人間関係の悪化や保育方針の相違などさまざまな理由から保育士を辞めたいと悩んでいる場合があるようです。

    仕事量の多さに圧倒されながらも責任感の強さから、体調を崩すまで頑張ってしまう保育士さんもいるかもしれません。

    保育士を辞めたいと感じた場合は、保育士を辞めたい原因をしっかりと見極めたうえで、どのような対処方法が自分に合っているのかを改めて考えてみましょう。

    働く場所としても、保育園だけでなく、企業内の託児所や院内の保育所、児童館などさまざまな施設があります。

    ICTシステムの導入など保育士の業務負担の軽減に力を入れている施設もあるため、多様な視点から保育士としての働き方を考えていきましょう。

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