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保育事務の仕事内容や求人の探し方!一般事務との違い
目次
保育事務とはその名の通り、保育園の事務作業を担当する方のことを指します。
基本的に保育士資格は不要ですが、資格保有者が優先的に採用になるケースもあるようです。
施設の中には事務員を雇用せずに、園長や保育士が事務仕事を担っている場合も考えられます。ただ、近年は保育士人材の不足で働きやすい職場を作るために専門の事務員を雇用する園も増えているようです。
保育事務の基本的なデータは以下の通りです。
<雇用形態>
正社員、契約社員、パートと選べる可能性あり
<勤務時間>
8時間のフルタイムまたは平日の4時間以上勤務など幅広い
<給与(私立)>
・正社員34万919円(平均継続年数10.4年)
・非常勤24万6038円(平均継続年数11.2年)
・パート時給900円~1200円前後など
※給与は厚生労働省「2019年幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果<速報値>修正版p8を参考
かわいい子どもたちに囲まれて事務作業をこなせることから、人気の高い職種といえそうです。保育事務の仕事内容や一般事務との違いなどを把握して、就職・転職活動に活かしていきましょう。
出典2019年幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果<速報値>修正版p8/厚生労働省
少人数(1名~2名)の保育事務を雇用している園も多いため、「人事・労務」「経理」「受付」「広報」など幅広い業務をひとりでこなす場合もあるようです。
保育事務の仕事内容を一覧にまとめました。
<人事・労務>
<経理>
<受付>
<広報>
この他にも研修の日程調整や情報発信などを担当する場合もあるようです。最近では、SNSなどで子どもたちの写真を掲載している園もあることから、そういった発信業務を担う可能性もあるでしょう。
保育事務と一般的な事務職との違いを詳しく解説します。
保育施設には子どもたちの人数に対して必要な保育士の人数に明確な基準があります。
例えば、0歳の子ども3人に対して保育士1人必要、1人以上子どもを預かっている場合は、常時2人以上の保育士を配置することが義務づけられています。
こういった職員配置のルールにあわせてシフト作成を行わなければならないという点では、一般職の事務員と業務内容に違いがあるでしょう。
子育て中に保育事務の仕事に就きたい場合に勤務園に子どもを預けることができるかもしれません。
実際に求人票にも「自園で子どもを預けて働けます。」といった文言を記載しているケースもあるでしょう。
一般の事務職の場合は、基本的に保育園に預けてから出勤するため、自身の仕事場に子どもを預けながら働ける園に勤めれば、安心して業務に取り組むことができそうですね。
保育施設では、幼児教育の無償化や補助金制度の導入などで申請書類の手続き作業が多いかもしれません。
また、年度ごとに職員の処遇改善手当や補助金制度が変わることも予想されるため、そういった情報をいち早くキャッチして業務に反映することも大切でしょう。
行政や役所からさまざまな資料が送付される場合もあり、一般の事務職よりも文書管理能力が問われる可能性がありそうですね。
保育事務として働いた場合のやりがいや大変さについて紹介します。
保育事務は人事~広報まで幅広く活躍でき、保育園にとっても欠かせない存在となることでしょう。責任ある仕事を任せられることから、やりがいを感じる方も多いようです。
また、ときには子どもたちのサポートを頼まれることもあり、かわいい子どもと触れあうことができて楽しさを感じる場面もありそうです。中には保育士さんから悩みや相談を打ち明けられる場合もあるため、頼れる存在として重宝されることもあるでしょう。
7次締切分:2024年10月8日 (火) → 交付決定日:2024年11月22日(金) 予定
追加公募対象枠:通常枠、インボイス枠(インボイス対応類型)、インボイス枠(電子取引類型)、セキュリティ対策推進枠、複数社連携IT導入枠
※確定している募集回のスケジュールになります。以降のスケジュールは随時更新いたします。
※一般的に公募が遅くなるにつれて、通過(採択)率が下がるとされているため、お早めの申請をおすすめしております。
※手続きに時間がかかるため、締切は弊社ヘルプデスクの受付締切日を記載しております。
保育事務を1名しか雇用していない園も多く、少人数で担当することから、ひとりで全て行わなければならないというプレッシャーに悩むケースもあるかもしれません。
一方で、特にやり方が決まっていない園の場合は自分自身で業務の手順を調整できるため、気兼ねなく仕事をこなせるというメリットもあるようです。
また、園長先生や副園長先生とやり取りすることが多いので、よい人間関係を築けなければストレスを感じることもあるかもしれません。ただ、アットホームな保育園も多く、長期的な勤務も視野に入れて働くことができそうですね。
保育事務の仕事に興味を持った場合、求人の探し方に迷うこともあるでしょう。工夫次第で希望条件にあった勤務先を見つけられるかもしれません。
保育事務の求人の探し方を紹介します。
就職・転職活動の際、まずはオンライン上で求人を探す方も多いでしょう。その際は検索ワードに「保育 事務 求人」と入力すれば、たくさんの情報をチェックすることができそうです。
いくつかの求人票を見て給与や雇用形態などを確認してから、自身の希望条件の優先順位を決めるとよいかもしれません。
特に通勤時間や残業の有無などが気になる方もいるでしょう。
実際に通った場合の交通手段や福利厚生などもきちんと把握したうえで、応募園を絞ってゆくとよいですね。
保育園の中には求人情報を自園のホームページに記載している場合があります。そのため、求人情報サイトやハローワークだけでなく、通勤範囲内の保育園をピックアップしてホームページの有無を確認するとよさそうです。
ホームページには園の写真や子どもの様子が掲載されている場合も多いため、園の雰囲気や建物の様子などを見ることができるでしょう。また、保育スケジュールや年間行事内容をチェックすれば、働くイメージも湧きやすいですね
保育士専門の人材紹介サービスの中には、保育事務の仕事を紹介してくれる転職エージェントも存在します。
自身の希望条件をアドバイザーの方に伝えれば、その条件にあわせた仕事を斡旋してくれるため、安心して応募できるというメリットがあるでしょう。
また、「一度見学に行きたい」「面接を辞退したい」といった場合もアドバイザーが代わりに応募園に伝えてくれるため、スムーズに就職・転職活動を進めることができそうですね。
保育事務は保育施設の運営を支える大切な役割を担います。
シフト調整や広報活動などさまざまな仕事を任されて大変に思うこともあるかもしれません。
しかし、近年は職員の労務管理や事務作業を一括管理できるICTシステムを導入している園も多いようです。そういったシステムを活用している園では、効率的に業務を行えそうですね。
保育事務の仕事内容や業務手順などをきちんと確認したうえで、自身にとって最適な勤務先を探してみましょう。
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