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ベビーホテルとは?宿泊や夜間保育、一時預かりなどの認可外保育施設

ベビーホテルとは?宿泊や夜間保育、一時預かりなどの認可外保育施設 milatas/Shutterstock.com
子どもの宿泊や夜間保育、一時預かりなど多様なサービスを提供する「ベビーホテル」。厚生労働省の調査によると1歳児の利用が最も多く、深夜に勤務している方や預け先が見つからない方にとっては必要な施設ですよね。ベビーホテルの開所時間や月額保育料、サービス内容の他、働く場合のメリット・デメリットなども詳しく紹介します。

ベビーホテルとは

ベビーホテルとは、「夜20時以降の保育活動を行っている」「宿泊を伴う」「利用児童の中で一時預かりの児童が半数以上」、いずれかに該当する認可外保育施設のことを指します。

主に0歳から6歳までの子どもを預かり、保護者の都合に合わせて多様なサービスの提供を行っています。

厚生労働省の2019年の地域児童福祉事業等調査結果によると、ベビーホテルの年齢別の利用率は以下の通りです。

ベビーホテル年齢別リスト

1歳児~3歳児の割合が多く、主に低年齢の子どもたちが中心にベビーホテルを利用しています。施設に入所した時期も、1歳児から利用した子どもが約60%と最も多いことが分かりました。

一般的な保育園は深夜に預けることができないため、夜間に働く保護者にとって夜に預けることができるベビーホテルは心強い存在でしょう。

ベビーホテルの月額保育料

ベビーホテルの月額保育料は、各家庭の利用状況よって違いがあります。

厚生労働省の調査によると、「3万円以上4万円未満」のご家庭が全体の24.4%と最も多く、続いて「7万円以上」の方が21.1%となっています。

ベビーホテルは認可外保育園のため、月額料金は運営者によって決められます。夜間に定期的に利用する場合は、10万円以上の保育料を納める可能性もあることから、入所前に保育料金の概要をきちんと把握することが大切です。

出典:2019年 地域児童福祉事業等調査結果/厚生労働省

ベビーホテルの開所時間

厚生労働省の資料によると、ベビーホテルの開所時間は主に以下の5つに分類されます。

  1. 24時間対応
  2. 宿泊: 開所時間が午前2時から午前7時までの時間帯の全て、または一部の時間帯を含む
  3. 深夜: 開所時間が午後10時から翌日午前2時までの時間帯の全て、または一部の時間帯を含む
  4. 夜間: 開所時間が午後8時から午後10時までの時間帯の全て、または一部を含む
  5. 昼間のみ:開所時間が午前7時から午後8時までの時間帯の全て、または一部の時間帯を含み、一時預かりを提供している

昼間のみ対応している施設もあるため、利用したいベビーホテルの開所時間をあらかじめ確認しましょう。24時間対応している保育園の場合は、1泊2日、2泊3日など宿泊の対応を行っているケースもあるようです。

出典:2018年 認可外保育施設の現況取りまとめ/厚生労働省

ベビーホテルのサービス内容

ベビーホテルのサービス内容の一例を紹介します。

夜の寝かしつけ

宿泊や夜間保育に対応するベビーホテルでは、子どもたちが安心して就寝できるように夜の寝かしつけなどを保育者が対応します。

また、夜泣きなどでなかなか寝られない子どもに対して抱っこしたり、あやしたりと保護者の代わりとして、大切な役割を担います。

沐浴・入浴の介助

一般的な保育園では沐浴や入浴を頼むことはあまりないでしょう。ベビーホテルでは夜間に対応する場合もあることから、子どもの入浴を頼める施設もあるようです。

仕事が忙しくて、なかなか子どもをお風呂に入れる時間がとれないという保護者の方もいるかもしれません。沐浴・入浴をお願いできるのはありがたいですよね。

食事・遊びなどのサポート

子どもたちの生活全般のお世話や遊びのサポートなどを保育者が行います。夜はパジャマに着替えたり、歯磨きしたりと手助けが必要な場面も多いでしょう。

子どもたちの衛生管理も保育者の大切な仕事のため、清潔に生活できるよう、環境の整備もサービス内容のひとつとなります。

ベビーホテルで働くには

保育士さんや子ども好きの方などは、ベビーホテルの就業を希望する場合もあるでしょう。

ベビーホテルは認可外保育園のため、無資格で勤務している方もいますが保育園の方針によっては有資格者のみを募集しているケースもあるようです。

保育士や幼稚園教諭免許、認定ベビーシッターなど子どもに携わる資格を取得すると、就職や転職活動に有利になることが考えられるでしょう。

ベビーホテルで働くメリット

ベビーホテルで働く場合のメリットを紹介します。

給与が高い可能性がある

宿泊や夜間保育を行っているベビーホテルは、夜勤に伴い手当が支給されるでしょう。労働基準法により、運営者側は午後10時から翌日午前5時までの間に従業員を労働させる場合、賃金の25%上乗せすることが義務づけられています。

例えば、時給1000円で働いている場合も、深夜は1250円の割増となり、一般的な保育園よりも高い給与をもらえる可能性があります。

正社員の方も基本給に深夜手当が上乗せされ、仕事へのモチベーションも高まることが考えられるでしょう。

一般的な保育園とは違った経験を積むことができる

ベビーホテルでは、生活全般のお世話はもちろん、子どもの寝かしつけや入浴の介助などを担当する場合もあるでしょう。一般的な保育園では経験できない内容も多いことから、保育のスキルアップにつながるのではないでしょうか。

また、施設によってはさまざまな年齢の子どもたちを一つの部屋で預かることもあり、幅広い年齢の子どもと接することがよい経験になるかもしれません。

ベビーホテルで働くデメリット

勤務時間が不規則になる

ベビーホテルの多くは24時間対応しているケースや早朝や深夜に開いていることも考えられます。

そのため、シフトの決め方によっては夜間勤務・早朝勤務が交互に発生するなど、業務が不規則になることもあるでしょう。

普段寝ている時間に業務を行うことで、気力や体力が続かない場合もあるようです。

人手が足りない可能性がある

保育者の中には、夜間勤務を希望しない方も多いかもしれません。

募集してもなかなか応募がこない可能性もあり、慢性的な人手不足を抱える施設もあるようです。ベビーホテルの勤務を考えている場合は、あらかじめ応募先に職員体制やシフト表を確認するとよさそうです。

出典:昭和二十二年法律第四十九号 労働基準法

出典:法定労働時間と割増賃金について教えてください。/厚生労働省

保育ICTシステムでベビーホテルの業務改善へ

保育業界はベビーホテルに限らず、深刻な人手不足の状況が続いています。

保育者一人ひとりの負担を減らすためにも、業務の効率化や削減に目を向けることが大切です。

職員の労働環境の改善に向けて、いま話題の「保育ICTシステム」を導入している保育施設も増えています。

保育ICTシステムはパソコンやタブレットを活用して園児情報の管理や職員の労務管理、保護者へのお知らせ配信なども行うことができる電子システムです。

ベビーホテルにおいては、保護者の都合に合わせて予定よりお迎え時間が早まったり、急に夜間保育を休んだりと出欠確認が複雑になる可能性もあります。

ICTシステムを活用すると、ICカードを機械にかざすだけで出欠記録を簡単に残すことができ、確認作業もスムーズに進むでしょう。

布団やシーツの貸し出し、おやつ代など保育料以外の料金の自動計算にも対応しており、集計作業の簡略化にも役立ちそうです。

 

ベビーホテルの概要を把握して保育環境について考えよう

ベビーホテルは宿泊や夜間の保育に対応していることから、子どもたちの大切な居場所のひとつでしょう。

入所を希望している場合は、開所時間や保育料などをきちんと調べ、無理なく通園できるかしっかり考える必要があります。

また、就業を希望している方は夜勤の有無や保育者の人数といった勤務体制を確認したうえで、応募するとよいかもしれません。

ベビーホテルの他にも託児所や企業内保育所など、保育施設にはさまざまな種類があります。子どもたちを取り巻く環境の変化に目を向け、保育の質の維持・向上についても考えていきましょう。

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