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ICT化・ICTシステムがあれば防ぐことができる保育園・幼稚園の課題と問題!
目次
今年4月からスタートした働き方改革により、保育業界においても、業務効率化に向けた取り組みが進められていることでしょう。
その取り組みの中で、業務を自動化し、保育士の業務を効率化するシステムとして、
ICTシステムの導入を検討する園が増えている現状にあります。
一方で、まだまだICT化に馴染みがなかったり、パソコン等のシステムでデータを管理することへの抵抗感があるなど、
さまざまな理由でICTシステムを導入していない園も多くあるようです。
ICTシステムを導入していない園の場合、
などといった問題が発生することもあるのではないしょうか。
また、以上のような問題が続くと、保育士の業務負担の原因にもなり、離職につながってしまうことも考えられるでしょう。
こうした問題に対し、ICTシステムを導入することができれば、
などといった、ICTシステムを導入することで防ぐことができる出来事もさまざまあるのです。
保育現場をICT化すれば防げる出来事について、くわしくみていきましょう。
ICTシステムがあれば、データの確認漏れやミスを防ぐことができます。
そもそも保育現場には、園の運営に関するあらゆるデータや、園児・保護者一人ひとりの情報がたくさんあります。
そのなかで、データの管理を手作業で行うとなると、多くの情報を一つひとつ目視で確認しなければなりません。
アナログな方法かつ、数多くの情報を目視で確認した場合、
などといった問題が起こりやすくなるかもしれません。
また、データのダブルチェックが必要になるなど、作業に手間がかかってしまう要因にもつながってしまいます。
その反面、ICTシステムは、あらゆる情報をパソコン上で一元管理できるため、データの記録や集計等を自動で行うことができます。
また、書類なども不要なため、ペーパーレスを実現することもできるでしょう。
たとえば、園児の登降園打刻時間の記録を例にすると、
専用のICカードでのタッチやタッチパネルの操作一つで、自動で登降園時間の打刻を記録することが可能です。
そしてそのデータをもとに、システム上で園児の出席状況を簡単に確認できたり、
延長保育料金やおむつ代等の備品なども、自動で算出することが可能なため、計算ミスなども起こりくいでしょう。
また、システムによっては、
など、わかりやすく表示されるタイプもあるので、
確認漏れにもすぐに気づいて対応することができるのもICTシステムの良さの一つですね。
このように、ICTシステムは、データの確認漏れやミス等を防ぐことができます。
ICTシステムがあれば、職員間の情報の共有・連携不足を防ぐことができます。
ICTシステムがなく、手作業で保育業務を行っている場合、職員間の情報共有や連携は、
ファイルなどでまとめられた多くの書類から必要な情報を取り出して確認したり、口頭で共有しあうことも多いのではないでしょうか。
そうすると、
などが考えられるため、業務が止まってしまったり、スムーズな対応ができないといった問題が発生してしまうかもしれません。
一方ICTシステムは、システム上で情報が一括管理されていることで、
全職員が必要な情報を確認しやすく、取り出したいときに簡単に見つけることができます。
また、園児や保護者、職員の情報についても、パソコン上で管理されていれば、担当の職員が急にお休みをしてしまっても、
園児や保護者等の情報を素早く確認することができるので、連携不足等の心配もなくなるでしょう。
さらに、クラス変更や担当引き継ぎ等の際も、
多くの書類を確認するなどの手間もなく、スムーズに情報を確認することができそうです。
このように、ICTシステムは職員間の情報漏れや連携不足を防ぐことができます。
ICTシステムがあれば、保護者へのおたよりや大事な連絡などを、漏れなく発信することができます。
保護者への連絡等の伝達に関しては、ICTシステムの有無にかかわらず、
紙で作成したおたより等を渡す園など、さまざまな方法があるでしょう。
保護者への連絡等は、万が一園児がお休みをしてしまった場合、大事な情報をすぐ伝えることが難しい場合もあります。
しかし、ICTシステムにあるお知らせ機能やメール配信機能を活用すれば、直接、連絡事項を伝えることはできないものの、
きちんとその日のうちに伝えるべき連絡事項を届けることができます。
また、緊急な連絡だけでなくても、行事やイベントの情報といった今後の予定を配信することで、
保護者の方もスケジュールを確認しやすい・スケジュールを立てやすくなるかもしれません。
ICTシステムによって防げる出来事として、職員の長時間労働・残業などの労働環境の改善があります。
保育業務には、子どもを保育する以外にも、保育計画や指導案作成、毎日の保育日誌・連絡帳の記入、保育料等の請求管理など、
あらゆる事務作業があります。
これだけ多くの事務作業を手作業で業務を進めていると、作業に時間がかかるため、
就業時間に終わらず残業が続くなどの長時間労働につながることが考えられます。
また、残業や長時間労働が続くと、休みが取りづらくなるなど、職員の負担も大きくなってしまうでしょう。
しかし、ICTシステムがあれば、あらゆる事務作業を自動化できるため、
などといったメリットがあります。
ICTシステムによって業務を自動化できれば、業務量が削減されたり、
作業時間の短縮、残業時間を削減につながり、残業・長時間労働を防ぐことができるかもしれません。
ICTシステムがあれば、保育士の離職を防ぐことにつながるでしょう。
ここまで解説したように、ICTシステムがあれば、
などといった業務を効率的に進められるメリットがあります。
このようなメリットがあると、保育士の業務負担が軽減され、
時間や気持ちゆとりを持つことができ、働きやすい職場作りを実現できそうです。
働きやすい職場を作ることができれば、「長く働きたい」と思う職員も増え、
結果的に職員の定着率の向上にもつながります。
さらに、ICTシステムを活用できれば、「ICTシステムで業務効率化している園」として、
職員を採用する観点においてのアピールポイントになり、保育士確保につなげやすくなるかもしれませんね。
ICTシステムは、子どもと向き合う時間が少なくなるのを防いでくれるでしょう。
先程も説明したとおり、保育士の仕事は、子どものお世話をするだけでなく、数多くの事務作業をこなさなければなりません。
その中で、ICTにシステムを活用していない場合、
などといった問題も生じやすく、時間がかかるだけでなく、手間もかかってしまうでしょう。
一方、ICTシステムは、多くの事務作業を自動化し、効率的に業務を進めることができるので、
作業時間の短縮や手間を省くなどといったメリットがあります。
ICTシステムで事務作業が効率的に進められるようになれば、その分、日々の保育計画に時間を割くことができるなど、
子どもと向き合う時間を増やすことにつながります。
ICTシステムがあれば防げる保育現場の出来事について紹介しました。
ICTシステムは、
などといったさまざまなメリットがあり、保育業務を効率化するだけでなく、保育士の業務負担を軽減することができるシステムです。
現状、ICTシステムを導入していない園の中に、
などの問題で悩んでいる場合は、ICTシステムとは何か、ICTシステムのメリット等をきちんと理解した上で、
自分の園にあったICTシステムの導入を検討しましょう。
ICTシステムは、保育現場のあらゆる問題を防ぎ、解消につなげてくれるシステムです。
ICTシステムの良さを知って、保育現場の職場・業務改善に活用してみてくださいね。
ご入力のメールアドレスに資料を
お送りいたします。
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