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保育の資格が活かせる仕事!保育の資格で活躍できる6つの職種を紹介!
目次
保育の資格を持っていれば働くことができる施設に、保育園や幼稚園がありますよね。
ほかにも、認定こども園や家庭的保育事業など、子どもを保育する施設として、
保育の資格があれば働くことができる施設がさまざまあります。
一方で、
と考える方もいるのではないでしょうか。
保育の資格を活かすことのできる職種には何があるのか、くわしく見てきましょう。
保育の資格を活かせる仕事に、保育士があります。
保育士は、国家資格が必要な職種の一つで、厚生労働省「国家資格について」によると、
国家資格の業務独占資格、名称独占資格、設置義務資格の3つの区分のうち、資格を持っている人以外は、
「保育士」という名称を用いて業務ができない「名称独占資格」とよばれる資格に分類されています。
そのため、保育士資格があれば、保育所等の保育施設で働くことが可能です。
保育所では、保護者の共働き等の理由により、家庭での保育や教育ができない0歳児から小学校就学前の子どもの保育を行います。
そこでは、遊びを通して、子どもの年齢ごとに発達を促したり、食事、睡眠、排泄、着替え等のサポートを行います。
このように、保育士は遊びや生活を通して、子どもたちに基本的な生活習慣を身につく保育をすることがメインとなります。
また、保育所の場合、基本的に保育時間が8時間と定められており、延長保育等も発生する場合があるため、
といった、シフト制の勤務時間にして時間を割り振り、職員を配置している場合もあるようです。
このような現状から、最近では、フルタイムの正社員保育士だけでなく、時短勤務の保育士やパート職員など、
多様な雇用形態や勤務形態の職員を雇用する園が増えているもの特徴の一つといえるでしょう。
保育の資格を活かせる仕事として、幼稚園教諭があります。
幼稚園教諭は、幼稚園教員や幼稚園の先生と呼ばれる場合もあり、
幼稚園教諭免許を持っていれば、公立または私立の幼稚園で働くことができます。
文部科学省「教員免許制度の概要」では、
幼稚園教諭免許の取得は普通免許状に区別されていると説明しています。
さらに、文部科学省「教員免許制度の概要」によると、普通免許状の中には、
といった3つの免許の種類があると説明しています。
これらは、通う学校によって取得できる免許のタイプが異なるだけなので、
指導等に違いが生じるなどはなく、すべて持っていなければならない、というわけではありません。
ただし、一種免許状と二種免許状では「施設長を目指せるかどうか」という違いがあるため、
一種免許状を保有していれば、施設長として働くことが可能です。
幼稚園では、保護者の就労等の有無にかかわらず、満3歳から小学校就学前の子どもを対象に、幼児に関わる教育を行います。
文部科学省「幼稚園教育について」の資料によると、
幼稚園の教育時間は4時間としています。
その中で幼稚園では、遊び以外に、英語やリトミック、読み書きなど、小学校以降に向けた幼児教育をメインに行います。
また幼稚園では、朝の会や帰りの会、遊びや行事など、さまざまな場面で歌を歌う場面があるため、
ピアノ伴奏をする機会も多いかもしれません。
ピアノのスキルを持っていると、幼稚園教諭としての仕事の幅も広がりそうですね。
保育の資格を活かせる仕事に、保育教諭があります。
保育教諭とは、認定こども園で働く先生のことを指します。
内閣府「認定こども園概要」の資料によると、
認定こども園は、0歳児から小学校数学前の子どもを対象としている施設で、
幼児の教育と子どもの保育を一体的に行うことのできるのが特徴と説明しています。
また、地域の実情や保護者のニーズにあわせて施設を選択することができるように、
幼稚園型、保育所型、地方裁量型、幼保連携型の4つの施設タイプがあるのも特徴の一つです。
各施設タイプの特徴を見ていきましょう。
内閣府「認定こども園概要」の資料によると、
幼稚園型認定こども園は、認可幼稚園が、保育を必要とする子どものために保育時間を確保するなどの、
保育所的な機能を備えて認定こども園として機能を果たすという特徴があります。
幼稚園型認定こども園において、
以上の要件を満たせば働くことができます。
しかし、子どもの年齢によって必要となる資格が異なるので注意が必要です。
内閣府「認定こども園概要」の資料によると、
保育園所認定こども園は、認可保育園が保育を必要な子どもに限らず、
子どもを受け入れるなどの</>幼稚園的な機能を備えて認定こども園として機能を果たすという特徴があります。
保育園型認定こども園は、幼稚園型と同様で
といった要件を満たせば働くことができますが、満3歳児以上の子どもに対して、
教育担当時間以外の保育を行う場合は、保育士資格がなければ働くことはできません。
内閣府「認定こども園概要」の資料によると、
地方裁量型認定こども園は、幼稚園・保育所いずれも、
認可を受けていない地域の教育・保育施設が認定こども園としての機能を果たすという特徴があります。
地方裁量型認定こども園において、
以上の要件を満たせば、裁量型認定こども園で働くことができます。
内閣府「認定こども園概要」の資料によると、
幼保連携型認定こども園は、幼稚園の機能と保育所の機能を併せ持った単一の施設として、
認定こども園としての機能を果たすという特徴があります。
幼保連携型認定こども園では、原則として、保育士資格と幼稚園教諭免許状の両方の資格・免許を持っていれば働くことができます。
しかし現在、幼保連携型認定こども園における経過措置の特例制度により、
保育士資格もしくは幼稚園教諭免許状どちらか片方を持っていれば、保育教諭として働くことが可能としています。
ただし、この経過措置期間の間に持っていない、
もう片方の資格・免許の取得できなければ、認定こども園で働くことはできなくなるので注意が必要です。
保育の資格を活かせる仕事に保育ママがあります。
保育ママとは、別名「家庭的保育者」ともいいます。
厚生労働省「家庭的保育研修カリキュラム①p8」の資料によると、
家庭的保育は、保護者の就労等の理由で家庭での困難が難しい場合に、保育ママが保護者の代わって子どもの保育を行うと説明しています。
保育ママは、0歳児から2歳児の「満3歳未満の異年齢の子どもたち」を対象に小規模な保育を行うのが特徴です。
さらに、保育ママは、自治体によっては保育士資格がなくても、子育て経験があれば保育ママとして働ける場合があります。
ただし、保育ママとして働くためには、保育士資格の有無に関わらず、
市町村が実施する研修を終了し、自治体から認定される必要があります。
保育ママの場合、保育ママ自身の自宅や安全に十分配慮された保育室等で子どもの保育を行います。
少人数の子どもを見るので、マンツーマンに近いきめ細かな保育ができるのも特徴の一つですね。
保育ママの仕事は、通常の保育施設等で行う保育内容とほとんど変わらず、
子どもの受け入れ等を行い、室内遊びやお散歩、お昼ごはんやお昼寝など子どもたちのお世話をします。
異年齢の子どもたちの保育をするため、
兄弟のきょうに遊ぶ子どもたちを身近で見守ることができるという、保育ママの良さもありそうですね。
保育の資格を活かせる仕事に、ベビーシッターがあります。
ベビーシッターは、保育の資格がなくても、「子どもが好き」「子育ての経験がある」など、
専業主婦の方やパート、アルバイトなどさまざまな形で働いている人がいる職種です。
もちろん、ベビーシッターは保育の資格を活かすことができる仕事の一つでもあるので、
保育士や幼稚園教諭としての知識や経験豊富な技術を発揮することができるでしょう。
ベビーシッターは、保護者の不在等の理由や私用などにより、保育を必要とする家庭などで、
保護者に代わって子どもの保育を行う仕事であると説明しています。
ベビーシッターは、サービスによって預かる子どもの年齢はさまざまで、保育内容についても、
保護者からの依頼によって異なるようですが、
子どもといっしょに遊んだり、食事や排泄、入浴のサポート、保育園の送迎等さまざまあるようです。
保育士の仕事を活かせる仕事に、児童指導員があります。
児童指導員は、児童養護施設や知的障害児施設等の児童福祉施設で生活する、
0歳児から18歳以下の子どもを対象に児童の生活指導等を行う仕事です。
また、学童保育等でも働くことができます。
児童指導員として働くためには、いくつか要件があるものの、保育の資格を活かすことができる職種の一つです。
児童指導員は、保育所等の保育施設とは異なり、さまざまな理由で、
保護者から離れ生活しなければいけない幅広い年齢の子どもたちが過ごす施設で働くため、
生活のサポートや精神面のケアを行うのが特徴です。
養護を必要としている対象の子どもに対して、起床時間や食事時間、就寝時間等の指導を行い、生活リズムの整備や生活指導を行います。
ほかにも、挨拶や礼儀、食事作法などをしつけ、学校の勉強等のサポートをする場合もあるようです。
保育の資格を活かせる職種について紹介しました。
保育の資格があれば、保育園や幼稚園などの保育施設で子どもを保育・教育するだけでなく、
保育を必要としている家庭に訪問したり、幅広い年齢の子どもの生活をサポートできるなど、
働ける職場が広がったり、さまざまな職種に活かすことができそうです。
保育士不足や待機児童問題など、保育の受け皿を必要とする家庭はまだまだ増えていくでしょう。
保育の資格を活かせる職種をきちんと理解し、現状の課題と向き合っていけるといいですね。
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