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試し行動とは?自分をどれほど受け止めてくれるか探る行為

試し行動とは?自分をどれほど受け止めてくれるか探る行為 yamasan0708/Shutterstock.com
子どもがわざと食べ物をこぼしたり、いたずらをしたりして大人の反応を確かめる「試し行動」。それは「愛情を確認したい」、「環境の変化に気持ちがついていかない」などの子どもの気持ちの表われかもしれません。試し行動の具体例や起こる要因、対応するポイントなどを詳しく紹介します。

目次

    試し行動とは

    「試し行動」とは、相手に向けて自分をどの程度まで受け止めてくれるか探る行為をいいます。

    子どもは悪いことだとわかっていながらも、わざと大人を困らせるような行動をとり、周囲の反応をうかがうことがあります。

    特に身近な保護者や保育士さんは、子どもとのやり取りの中でそのような経験をされた方が、多いのではないでしょうか。

    試し行動の具体例は以下の通りです。

    • ものを投げる
    • 飲みものをこぼす
    • 大きな声で泣く
    • 走ってはいけない場所で走り回る
    • おもちゃをわざと壊す
    • 叱られながらも同じ行動を繰り返す

    子どもを見守る中で、「いつまでこの行為は続くのだろう」、「なぜ叱られているのにすぐ同じことを繰り返すのか」と試し行動について戸惑い、不安を抱く方もいるかもしれません。

    また、「いくらだめなことだと伝えてもわかってもらえない」と、子育てに自信をなくす方もいるでしょう。

    試し行動の要因や対応するポイントを把握し、育児や保育活動に活かしていきましょう。

    試し行動の要因には何がある?

    まずは、試し行動の主な要因を紹介します。

    愛情を確認したい

    「お母さんはどのくらいわたしのことを考えてくれているのかな?」、「保育士さんはぼくが悪いことをしても嫌いにならない?」など子どもが身近な大人に対して愛情を確認したいとき、試し行動を行うことがあるようです。

    子どもが周囲の大人に愛情を表わして欲しいと考える場合は、以下のような場面が多いかもしれません。

    • 大人への不安や不信感を抱いたとき
    • 自分の思い通りにならないことに対して相手に不満を感じたとき
    • 周囲の大人の気をひきたいとき
    • 注目をあびて自分を見て欲しいと感じたとき

    子どもたちの中には、自分の気持ちを上手く表現できずに行動で相手の気をひこうと考えるケースもあるでしょう。

    試し行動があるから、「愛情が足りていない」というわけではないようです。ちょっとした不安から、周囲の大人をわざと困らせる行為を行うことも考えられます。

    環境の変化に不安がある

    保育園に入園したり、弟が産まれて家族関係が変わったりと環境の変化があると、試し行動を行う子どももいるでしょう。

    慣れていた環境が変わっていく場合に、大人でも不安になることは多いものです。変化に気持ちがついていかずに、心の整理がつかないまま無意識に試し行動をすることもあるでしょう。

    知らない人がどんな人が知りたい

    子どもは知らない人がどんな人か知りたいと感じた場合に、わざと相手を困らせるような行為をすることもあるかもしれません。

    特に保育園で担任が変わった場合などは「この人はどこまでぼくを受け止めてくれるだろう?」、「わたしを大切に思ってくれているのかな?」などと考え、保育士さんを知りたい気持ちが試し行動として表われることがあるようです。

    また、子どもが初めて会った人にいたずらをしてみたり、ちょっかいをかけてみたりする場合も、「この人はどんな人なのかな?」と興味を示しているからこそ、行動している可能性もあるでしょう。

    試し行動に対応する3つのポイント

    試し行動に対応する3つのポイントを紹介します。

    子どもの気持ちを受け止める

    子どもの試し行動が表われたときは、まずは子どもの気持ちを受け止めましょう。ものを壊されたり、飲みものをわざとこぼされたりするとつい感情が高ぶり、怒鳴ってしまうこともあるかもしれません。

    深呼吸して子どもの気持ちを受け止め、冷静に対応するとよいでしょう。

    よいことと悪いことについてきちんと伝える

    子どもの気持ちを受け止めたあとは、その行為がよいものか悪いものか、きちんと伝えるようにしましょう。

    その際は、なぜその行為がよくないことなのか、理由をしっかり伝えましょう。子どもはまだ小さいから理由を伝えてもわからない・・・ということはないでしょう。

    大人の表情や態度に敏感になっているからこそ、お試し行動が表われることもあるようです。

    そのため、保育園で試し行動があった場合も、保育士さんはよいことと悪いことの区分はきちんと伝え、ルールを守る大切さも伝えていきましょう。

    こまめに愛情を伝える

    子どもには普段から積極的にスキンシップを図り、こまめに愛情を言葉にして伝えていくことが大切です。

    試し行動の子どもの中には、「愛情を確かめたい」という気持ちから行為を行うことも考えられます。

    「大好き!」という気持ちを伝え、自信がもてるように褒めることを意識して、信頼関係を構築していきましょう。

    試し行動の記録に保育ICTシステムを活用しよう

    保育士は、園児に試し行動が表われた場合に保育記録に残すことが多いでしょう。しかし、個人情報を管理するうえで、記録が膨大になり、整理しきれないケースもあるかもしれません。

    その際に活用できるのが「保育ICTシステム」です。

    園児一人ひとりの情報を一括管理することが可能なため、担任を引き継ぐ際もデータを活用することができるでしょう。

    保育ICTシステムにはその他に、園児の出欠管理や職員の勤務表の作成、保護者のお知らせ配信など、さまざまな機能が備わっています。

    保育士さんの業務を支えるうえでも、役立てることができるでしょう。

     

    試し行動を受け止めて子どもと信頼関係を育もう

    試し行動は「愛情を確かめたい」、「環境の変化に不安がある」など子どもたちの気持ちの変化の表われかもしれません。

    保護者や保育士さんは積極的にコミュ二ケーションを取り、どのような点で不安を抱いているのか客観的に観察してみましょう。

    中には、日々子どもときちんと向き合っているからこそ、つい感情的になり、試し行動にイライラしてしまう方もいるかもしれません。

    その際は1人で悩まず、周囲に相談するなどして自己嫌悪に陥らないように気をつけましょう。

    試し行動は子どもと信頼関係を育むきっかけになる行為でもあります。子どもの心に寄り添いながら、共に成長するという気持ちを大切にしていきましょう。

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