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保育園で働く看護師の役割とは?仕事内容や平均給与、業務上の悩み

保育園で働く看護師の役割とは?仕事内容や平均給与、業務上の悩み maroke/Shutterstock.com
保育園の安心・安全な園生活を支えるうえで重要な役割を担う「看護師さん」。感染症対策、子どもや職員の健康管理などを行う大切な人材となります。保育園で働く看護師さんの需要が高まる中、働いた場合の仕事内容や1日のスケジュールについて知りたい方もいるかもしれません。平均給与や業務上の悩みもあわせて紹介します。

目次

    保育園には看護師が必要

    近年、内閣府では保育の質の向上を目指し、保育園での看護師さんの配置を促進しています。求人も増加していることから、勤務を考えている方も多いのではないでしょうか。

    子どもたちの健全な育成を支えるために、感染症対策やケガへの対応などは保育園の大切な業務のひとつとなります。その際、医学的な知識や技術をもつ看護師さんが配置されていることで、園児や保護者、職員も安心して園生活を送ることができるでしょう。

    また、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」の一部改正により、国が定めた職員配置基準(子ども3人に対して保育士1人の配置が必要など)に対して、看護師や准看護師の方1名に限り、保育士さんとしてカウントすることが可能となりました。

    職員配置基準を満たすうえでも、看護師さんは保育士さん同様大切な存在になります。

    ここで、保育園に必要とされる看護師さんの仕事内容について詳しく紹介します。転職などを考えられている方は参考にしてみてくださいね。

    出典:保育の担い手となれる看護師の対象拡大により、健康管理など保育の質が向上/内閣府

    出典:児童福祉施設の設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令の施行について/厚生労働省

    保育園の看護師の仕事内容

    子どもの健康管理

    保育園の看護師さんは子どもの様子をよく観察して、健康管理を行うことが重要になります。基本的な看護業務は以下の通りです。

    • 検温や観察による体調把握
    • ケガや事故の対応
    • アレルギー対応
    • 手洗い・うがいなどの衛生指導
    • 予防接種の状況の確認
    • 身体測定・健康診断・歯科検診の補助など

    子ども一人ひとりの健康状態をチェックを行い、必要に応じてさまざまな看護業務をこなすことが考えられます。

    また、園児がケガをしたり、発熱したりした場合に、保護者の方に対応のアドバイスを行うこともあるようです。

    職員の健康管理

    保育園の看護師さんは、職員の健康診断や体調管理も重要な仕事のひとつです。

    保育士さんの中には、「業務量が多い」「労働時間が長い」などの理由から体調を崩す方もいるかもしれません。現場を支える職員のケアを行うことも、看護師さんにとって大切な仕事でしょう。

    保健だよりの作成

    看護師さんは定期的に保健だよりを作成し、園の取り組みや感染症の情報などを伝える役目があるでしょう。

    保健だよりは園児の健やかな成長を守るために必要なおたよりです。

    感染症対策や園児の健康状態など、保育現場の状況もふまえて、保護者の方に配信することが求められるでしょう。

    園内の衛生管理

    園内の消毒や清掃など衛生管理を看護師さんが担うことが多いようです。清潔な環境を保つために必要なルールを決めたり、職員と話し合ったりすることもあるかもしれません。

    厚生労働省の保育所における感染症対策ガイドラインなどを活用し、子どもたちが快適に過ごせるよう、環境を整える必要があるでしょう。

    出典:保育所における感染症対策ガイドライン/厚生労働省

    保育園の看護師の1日のスケジュール例

    保育園の看護師さんはどのような業務をこなすのか、1日のスケジュール例を紹介します。

    看護師のスケジュール

    定期的に保健だよりの作成などを行う場合や職員からの体調の相談にのることもあるでしょう。

    保育・保健日誌は子どもたちの体調管理を振り返るうえで重要なものになります。保育士さんと情報を共有して詳しい内容を記入することが大切になるでしょう。

    保育園で働く看護師の平均給与

    保育園で働く看護師さんの平均給与は、内閣府「令和元年度幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果<速報値>【修正版】」の資料によると、常勤看護師と非常勤看護師で大きく給与額に違いがあることがわかります

    看護師の給与

    私立保育園と公立保育園で働く場合についても4万円ほど差があるため、保育園で看護師さんとして働く場合は、上記の給与などを参考に就業先や雇用形態を考えるとよいかもしれません。

    また、公立保育園の看護師の正規職員は、公務員としての給与が支給されるため、私立保育園よりも収入が高くなるようです。

    出典:令和元年度幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果<速報値>【修正版】/内閣府

    保育園で働く看護師の悩み

    保育園で看護師さんとして働いた場合、悩みを抱えることもあるかもしれません。仕事をするうえで、どのような悩みが生じるのか紹介します。

    基本的に看護師が一人しかいない

    保育園で働く看護師さんは一人体制が多いようです。園児のケガの応急処置や保護者対応などで、誰かに相談したくても話せず、戸惑うこともあるかもしれません。

    孤独感を感じやすいことから、周囲の保育士さんと積極的に交流の機会を設けることが大切になりそうです。

    医療処置のスキルが身につかない場合がある

    保育園の看護師さんは医療行為は行わず、看護業務が主な仕事でしょう。

    採血や点滴といった処置などは業務外になるため、専門的な医療のスキルを磨きたいと悩みを抱くこともあるかもしれません。

    ただ、保育園の看護師さんは子どもたちと接するよろこびや楽しさを感じ、成長を支える責任を伴う仕事になることから、やりがいを感じることも多いようです。

    待遇面に不満を抱く

    保育園で働いた場合に、病院やクリニックの勤務よりも少ない給与で働くこともあるでしょう。待遇面に不満を抱き、転職を考える方もいるかもしれません。

    しかし、必要な看護業務が終わると残業をせずに、自宅に帰ることができる場合も多いようです。働きやすさもふまえたうえで、待遇がよい就業先に転職するべきか、考えるとよさそうです。

    保育園の看護師として働こう

    保育園の看護師さんは子どもたちが健やかな園生活を送るために、必要な人材でしょう。

    これからも需要が高まることが予想されるため、勤務を考えている方はお住まいの地域の求人情報などをこまめにチェックするとよいかもしれません。

    また、最近は保育ICTシステムが導入する園も増えており、パソコンやタブレットを活用して、園児情報や保育・保健日誌などの記録を一括管理することができるケースもあるようです。

    保育士さんとの情報共有もしやすいことから、ICTシステムを取り入れている園は働きやすい可能性があるでしょう。

    保育園の看護師さんの仕事を把握し、どのような働き方が自身に向いているのかしっかり考えてみましょう。

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