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保育園見学は必要?予約方法や服装・持ち物、見るべきポイントを紹介

保育園見学は必要?予約方法や服装・持ち物、見るべきポイントを紹介 maroke/Shutterstock.com
保活をするうえで、保育園見学は欠かせないもの。安心して子どもを預けられる施設を選ぶうえで、どんなポイントを確認するべきなのでしょうか。今回は、保育園見学の時期や流れ、準備することなどを徹底解説!園側への質問リストの例や、当日の服装・持ち物、また先輩パパ・ママに聞いた失敗談などを詳しく解説します。

目次

    保育園見学に必ず行く必要はある?

    子どもの保育園を決めるうえで、保育園見学はとても重要な機会です。

    「職場の近くにある保育園にしたい」「広い園庭がある園がいい」など、保育園に求める条件は人それぞれ。

    だからこそ保育園見学に参加して、どの園を希望するべきか見極めることが大切です。

    また、待機児童が多い地域では、入所申請書に第1志望から第6志望まで記入するケースもあるようです。そのため、見学することで優先順位がつけやすくなるというメリットもありそうですね。

    大切な子どもを信頼できる保育園に預けるためにも、見学に参加して園選びの参考にしましょう。

    保育園見学に行くのはいつ?何カ所行くべき?

    認可保育園へは複数園申し込むのが一般的なので、いくつかの保育園へ見学を申し込むのが一般的です。

    いつ頃から見学をスタートし、何カ所くらい見るのがスムーズなのでしょうか?

    見学は入園前年の9月~11月頃までに

    保育園見学は1年間を通して受け入れている園が多いようです。

    認可保育園を希望する場合は、自治体への申込期間が9月〜11月頃になるため、その前に見学を終え、希望園を絞っておけば優先順位を考えて申請できるでしょう。

    新年度の4月入園を希望する方は、前の年の8月〜9月頃には見学を終えておくと安心です。

    訪問日の日程調整などもあるため、早めに見学の問い合わせを行ないましょう。

    見学数は2件~5件ほど

    見学した保育園の数は人それぞれですが、複数の園を比較するために2件〜5件程度回る方が多いようです。

    認可保育園のほか、認定こども園や地域型保育園などさまざまな種類の保育施設があるので、そうした施設も見学先として検討するとよいでしょう。

    園によって定員人数、保育方針なども異なります。比較していくうちに「こんな保育園がよさそう」とイメージを明確にすることができますよ。

    保育園見学までの準備・流れ

    保育園見学までの準備や流れについて紹介します。

    保育園見学に行くまでの流れ

    保育園見学に行くまでの流れを紹介します。

    1. 見学に行きたい保育園をピックアップする
    2. 保育園見学の候補日を決める
    3. 電話をかけて見学の予約をする
    4. 当日の持ち物・服装などを用意する
    5. 保育園へ見学に行く

    次年度の入園を見越した保育園見学のピークが8月~9月頃であることを考えると、6月・7月頃から行ってみたい保育園の候補をピックアップし始めるとよいかもしれません。

    希望の入園時期にあわせてスケジュールを立てておきましょう。

    保育園見学までに必要な準備

    保育園見学に必要な準備は下記の通り。

    ✅当日の持ち物を準備する

    ✅園の詳しい情報を事前にチェックする

    ✅質問リストを作成する

    ✅園までのアクセスを調べる

    保育園の様子を実際に見て感じることができる貴重な機会を活かすため、事前にどんな施設なのか、どんなポイントを確認したいか考えておくとよいですね。

    保育園見学の情報収集は?園の選び方

    保育園見学を行う際、まずはお住まいの地域にどのような保育園があるのか確認しましょう。

    中には新年度の4月に開園予定の保育園もあるため、自治体のホームページを見たり、問い合わせしたりと情報を収集することがポイントです。

    見学先の保育園探しに活用できるのが、当サイト保育士バンク!コネクトの姉妹サービスである「「KIDSNA園ナビ」」。

    お近くの保育所が簡単に検索できるうえ、気になる園があればサイトから直接見学の申し込みをすることも可能です。

    見学する保育園を探すときは、ぜひお役立てくださいね。

    保育園見学を予約するときの電話のかけ方

    保育園の園見学は、電話で予約を受け付けている園もあります。中には「電話で話すことが苦手」「どんな風に話せばよい?」と悩む方もいるでしょう。

    保育園に電話をかける際のマナーや話し方、注意点を紹介します。

    電話する時間に注意する

    電話する時間帯は登園が落ち着いた朝9時以降、または子どもたちがお昼寝をしている13時頃がベターです。

    8時など朝早くに電話することは避けて、なるべく保育園が落ち着いている時間帯に電話するとよいでしょう。

    多忙な時期は見学させてもらえない可能性も

    生活発表会や運動会などの行事が近い時期は、保育士さんが忙しいため、見学を受けつけていない可能性もあるでしょう。

    保育園のホームページで、行事の日程を事前に確認することもポイント。

    多忙な時期を避けた見学日程をピックアップしておくと、スムーズに予約が取れるかもしれません。

    電話で話す内容・会話例

    保育園見学を申し込む際の会話例を紹介します。

    電話する際は、聞き取りやすいようにハキハキと話し、相手を気遣った一言を添えるとよいでしょう。

    【会話例】

    保育園側:お電話ありがとうございます。○○保育園の△△でございます。

    保護者:○○(名前)と申します。保護者として園を見学させていただきたくご連絡いたしました。保育園見学のご担当者様はいらっしゃいますでしょうか?

    保育園側:はい、少々お待ちくださいませ。

    園見学の担当者:お電話変わりました。保育園見学の申し込みありがとうございます。□□です。

    保護者:お忙しいところ恐れ入ります。○○(名前)と申します。ただ今、お時間よろしいでしょうか?

    園見学の担当者:はい、大丈夫です。

    保護者:このたび、入園を考えているため、ぜひ見学させていただきたきたく、ご連絡いたしました。現在、保育園見学を行っておりますでしょうか。

    園見学の担当者:はい、平日ならいつでも見学可能ですよ。入園を希望するお子さんは何歳ですか?

    保護者:子どもの年齢は1歳です。それでは、〇日の〇時に子どもといっしょにお伺いさせていただいてもよろしいでしょうか。

    園見学の担当者:はい、大丈夫です。わからないことがありましたら、気軽にお問い合わせくださいね。

    保護者:ありがとうございます。当日はどうぞよろしくお願いいたします。

    失礼のないよう、保育園側が電話を切ってから受話器を置くとよいでしょう。なかなか相手が切らない場合は、タイミングを図りながら、静かに電話を切るとよさそうです。

    「子どもといっしょに訪問する」「両親とともに伺う」など訪問する人数をきちんと伝えることも大切です。

    保育園見学当日の服装・持ち物

    保育園見学当日に安心して訪問できるよう、事前に服装や持ち物を準備するとよいでしょう。

    服装

    スーツなどかしこまった姿で見学する必要はないようです。カジュアルすぎず、清潔感のある服装を選びましょう。

    保育園の子どもたちに威圧感を与えないように、明るめの色味を選ぶとさらによいですね。

    また、園内は土足禁止であるため脱ぎ履きのしやすい靴を選び、靴下を着用するのもポイントです。

    持ち物

    基本的な持ち物は以下の通りです。

    • バッグ
    • スリッパ
    • 外靴を入れるビニール袋
    • 筆記用具

    園の資料を持ち帰ることもあるため、A4サイズの大きめのバッグを用意するとよさそうです。

    また、子どもといっしょに見学する際は自身のおもちゃを持参する方もいるでしょう。園のものと区別がつかなくならないよう、しっかり管理しましょう。

    保育園見学当日のチェックポイント一覧

    保育園見学当日にどのような点を注意すればよいのか、わからない方も多いかもしれません。

    下記のチェックポイントを参考に、自分なりのリストを作成してみましょう。

    <保育園見学のチェックポイント一例>

    ✅子ども(在園児)が楽しそうにしているか

    ✅子どもへの先生方の接し方に不安はないか

    ✅先生方の挨拶や言葉遣いなどの対応は適切か

    ✅遊ぶ環境が整っているか(保育室のスペース・園庭の有無など)

    ✅感染症対策などにきちんと取り組んでいるか

    ✅園内が清潔に保たれているか

    見落としがちなのが災害時の非常階段や避難口の確認です。万が一に備えてきちんと防災対策が行われているのかも、チェックするポイントの一つと言えます。

    保育園見学当日の質問まとめ

    保育園見学で聞きたい内容は、事前に項目別にまとめておくとよいでしょう。

    主な質問項目を紹介します。

    ✅保育時間(早朝保育や延長保育の時間など)

    ✅保育方針

    ✅保育人数

    ✅定員への倍率や待機児童人数

    ✅駐車場の有無

    ✅慣らし保育のスケジュール

    ✅感染症や病気時の対応

    ✅給食のメニュー・アレルギー対応の有無

    ✅年間行事数・スケジュール

    ✅入園児に保護者が準備するべきもの(昼寝マット、布団やおむつなど)

    ✅通園時の持ち物

    ✅延長保育料・おやつ代

    ✅保護者の役員の有無(代表や会計、イベント係など)

    仕事の都合で、朝早く預けたり、お迎えが遅くなったりすることもあるかもしれません。延長保育などの詳細を確認するとよさそうです。

    また、保育の方針についても詳しく質問すると、他の保育園と比較しやすいかもしれませんね。

    先輩ママ・パパに聞く!保育園見学の失敗例

    最後に保育園見学をしたものの、園選びに失敗するケースを紹介します。

    ケース1:駅チカな保育園が便利!でも駐車場がなくて…?

    通園のしやすさを考えて駅の近くの保育園に入園しました。

    ただ、困ったのが園の駐車場がなかったことです。

    仕事が忙しい日は祖母に迎えを頼んで、車で送迎してもらうことが多いのですが、駐車スペースがないと大変で…。

    見学する時に、自分以外が車で送迎するケースを考えておくべきだったなと思いました。

    ケース2:3歳以上はどうする?小規模保育園

    1歳のときに預け先を見つけた小規模保育園。園見学では、赤ちゃんばかりのゆったりとした雰囲気がよく、すぐに申し込みを決めました。

    しかし、この施設では満3歳の子どもまでしか受け入れていない施設だったのです。

    3歳以上を受け入れている提携園への転園を考えていたものの、定員がいっぱいで預けられず…。結局、保育料が高い認可外保育園へ通うことになりました。

    素敵な園ではあったのですが、0歳児〜6歳児まで預けられる園も視野に入れておけばよかったなと少し後悔しています。

    保育園は毎日子どもといっしょに通う場所。

    家庭の生活スタイルと照らし合わせたうえで、通いやすさをチェックすることが大切になります。

    保育園選びに後悔しないよう、園見学に参加して納得できる形で希望園を決めていきましょう。

    保育園選びに園見学は大切!保活をはじめよう

    保育園選びの際は、仕事への復帰などによって新しい生活が始まることに不安を抱いている方も多いかもしれません。

    早めに「保活」を行い、子どもといっしょに環境の変化に少しずつ慣れることができるように準備していきましょう。

    また、複数の園を見学しているうちに、保育園に対して何を求めているのか明確にすることもできそうですね。

    保育園見学に行き、自身の希望条件と照らし合わせながら保活を進めていきましょう。

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