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トイレトレーニングはいつから?基礎知識や進め方、保育園でのトイトレ方法も紹介!
目次
トイレトレーニングとは、子どもが自分でトイレに行き、排泄ができるようになるまでの練習のことをいいます。
中には「いつから始めるべき?」「保育園や幼稚園に入ってから初めてよい?」など開始時期を迷う方もいるかもしれません。
トイレトレーニングは、運動機能の発達や言葉の理解度などにより個人差はありますが、2歳前後で始める方が多いようです。
まずは開始時期の目安や適した季節についてみていきましょう。
トイレトレーニングを開始する目安は以下の通りです。
上記はあくまでも目安のため、子どもそれぞれの様子を見ながら、トイレトレーニングを行いましょう。
中には「トイレに行く練習を始めたものの、子どもが嫌がっていたため、中止した。」というケースもあるようです。そういった体験談もふくめ、子どもの様子や保護者の方の精神的な負担なども考慮したうえで、進めていくことが大切になります。
また、不安を抱いた場合は市町村の子育て相談窓口などに問い合わせしてみてもよいでしょう。一人で悩みを抱え込まずに「子ども一人ひとりに個性があるように、トイトレの進み具合も人それぞれ」という気持ちをもって、取り組むことができるとよいですね。
トイレトレーニングは、薄着となる春〜夏にかけて行う方が多いかもしれません。その理由として「服が濡れてしまった場合に洗濯がしやすい」「パンツやTシャツのみですごすことができて、脱ぎ着しやすい」などが挙げられます。
ただ、冬は外出することが少ないため、「自宅でトイレトレーニングに集中できる」と感じる場合もあるようです。各ご家庭の都合にあわせて開始時期を考えるとよさそうです。
トイレトレーニングを始める前にスムーズに進めることができるよう、環境を整えていきましょう。
おまると補助便座どちらを用意するべきか迷うこともあるでしょう。おまるは床に足をつけて排泄できるため、身体の小さな子などに適している可能性があります。
また、補助便座は大人と同じように「①トイレに入る②便座に座る③紙で拭く④水を流す⑤手洗いをする」という、一連の動作を覚える際に役立ちそうです。
また、外出時はおまるなどがある場所は少ないため、一般的なトイレで無理なく排泄ができるようなら、自宅でも補助便座を使用してもよいかもしれません。
トイレトレーニング中は、トイレですごす時間が長くなることが考えられます。子どもはいろいろな場所にふれる可能性があるため、衛生面に配慮して壁や便座などの掃除をきちんと行うことが大切になります。
また、ご家庭によっては、排泄が成功したらシールを貼れるように、ポスターなどを使うこともあるようです。子どもたちが達成感を感じて、トイトレを楽しめるような工夫ができるとよいですね。
家庭でのトイレトレーニングの進め方を紹介します。
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※手続きに時間がかかるため、締切は弊社ヘルプデスクの受付締切日を記載しております。
まず、子どもたちにトイレが排泄する場所であることを伝えるとよいでしょう。子どもの中には、「排泄をする場所が決まっている」ということを知らない可能性もあります。
トイレトレーニング関連の絵本や動画などがあるため、そのようなアイテムを利用しましょう。中には子どものお気に入りの人形や玩具を使って、トイレについて説明する方もいるようです。
子どもたちが興味や関心を持ってトイトレを開始できるように考えてみてくださいね。
トイレに行き、便座またはおまるに座ってみましょう。ここは排泄する場所だということを繰り返し伝えることで、少しずつトイレに行くことが習慣になりそうです。無理に座らせずに「面白い形のイスだよね!落ちないようにママが支えてあげるよ。」などと言葉をかけ、楽しめるように配慮しましょう。
「起床後」「食事の後」「入浴前」「就寝前」などライフスタイルにあわせて、何度かトイレに誘い、「おしっこでたね」「うんちが上手にできたね」と、話しながら進めていきましょう。
少しずつトイレに行くことが習慣化して自分で「トイレに行く」と言うようになれば、パンツ(トレーニングパンツ)を履いてみてもよいかもしれません。
パンツを履けば、おしっこしたときに濡れた感覚がわかり「気持ち悪い」「変な感じがする」といった気持ちになることも考えられます。
中にはパンツが濡れても平気な子もおり、感じ方も個人差があるようです。お気に入りのキャラクターのパンツを用意すれば、「○○が濡れないようにトイレに行こう」という思いを抱いて、積極的にトイレに行くこともあるかもしれません。
子どもたちの様子を見ながら夜はおむつを履き、昼間はパンツですごすなど調整していきましょう。
ある程度トイレに行けるようになれば、外出時や夜にパンツですごしてみるとよさそうです。車の中でお漏らししてしまったり、遊びに夢中になってトイレが間に合わなかったりとさまざまなケースが考えられます。
着替えやトイレットペーパーなどを持参すれば、精神的に余裕をもって対応できるでしょう。(※トイレットペーパーがあれば、掃除後にトイレに流すことが可能)
特に夜にパンツを履く場合、子どもの発達状況によって調整が必要です。朝までおしっこがためられるほど膀胱が大きくならなければ、おむつを外すのは難しいかもしれません。そのため、「昼間はトイレに行けても、夜はおねしょしてしまう」ということもあるようです。
おむつを履いて何度かおねしょをせずにすごすことができるようになってから、パンツを着用してもよいかもしれません。子どもたちの様子を見ながら進め方を考えてみてくださいね。
保育園ではトイレトレーニングをどのように進めているのでしょうか。園によって違いがありますが、取り組み方を知ることで参考になりそうですね。
ここで保育園でのトイトレの一例を紹介します。
トイレにちなんだ絵本を読んだり、歌を歌ったりして子どもたちが楽しくトイレトレーニングを行うことができるようにサポートします。人形劇などで「トイレが排泄する場所」であることを伝える保育士さんもおり、工夫しながら進めていくようです。
「登園後」「朝の会後」「昼食前」「帰りの会前」などそれぞれの活動の前や後に「トイレタイム」を設定して、排泄に行くことを習慣化していきます。
ご家庭では、なかなかトイレに行きたがらない場合も保育園では「みんなが行くのだからぼくも行ってみよう」という思いを抱く子どももいるようです。
集団生活の中でお互いの行動が刺激となって、「トイレにすぐ行けるようになった」というケースもあるため、入園予定の方は、保育園や幼稚園に入ってからトイトレに取り組んでもよいかもしれません。
徐々におむつを外して、パンツを履いて登園する子も増えていくことでしょう。ただ、園によって一斉にパンツを履いてチャレンジする場合もあれば、それぞれの子どもにあわせて進め方を調整する園もあります。
お昼寝の時間にはパンツを履き替えるなど配慮して取り組むようです。
保育士さんは「○○くんのパンツかっこいいね!」「トイレに行くことを教えてくれてありがとう!」と、子どもたちが自信をもてるように、意識して声かけすることも多いでしょう。
最後にトイレトレーニングを取り組む際の注意点を紹介します。
トイレトレーニング中は思い通りに進まなかったり、子どもがトイレに行くことを嫌がったりとさまざまケースが考えられます。つい焦ってしまい、イライラすることもあるかもしれません。
子どもによって食べ物の好き嫌いがあるように、トイレトレーニングの進み具合は人それぞれ。一度中止してみたり、幼稚園に入園してからチャレンジしたりと、子どもの様子やご家庭のライフスタイルにあった方法を考えてみましょう。
トイレトレーニング中に洗濯が大変だったり、掃除に追われたりすると、精神的に余裕がなく、「ママがこんなにも頑張っているのに、どうしてできないの!」と叱ってしまうケースもあるかもしれません。
子どもたちも「失敗をしたくてしているわけではない」ということを前提に考え、褒めることを意識しましょう。「トイレに行けてすごい!」「上手に便座に座れたね。」などこまめに褒めれば、意欲的に取り組んでくれそうです。
トイレトレーニング中は子どもたちの様子を記録するとよさそうです。メモしておくと、「食事の後にトイレに行くことが多い」「ジュースを飲んだらすぐにトイレに行きたがる」などさまざまな発見があるかもしれません。
ただ、記録する中で「こんなにもトイトレを頑張っているのに、なぜなかなか成功しないのだろう…]と不安を抱く方もいるでしょう。また、「あの子はトイレに行けてうちの子はまだ1人でできない」と他のお子さんと比べてしまうこともあるかもしれません。
進み具合は個人差があるため、焦らずにじっくり取り組みましょう。
保育園では保育士さんが子どものトイトレの様子を把握するために、保護者の方とこまめに進み具合を確認することも多いようです。中にはICTシステムという園児情報の管理を行う機能を活用して、記録している園もあるかもしれません。
保護者の方もアプリなどを活用して、無理のない範囲で「子どもの成長記録」のひとつと考え、気づいたことをメモしておくのもよいですね。
トイレトレーニングは子どもたちの自立心を育むうえで大切な機会になりそうです。
ただ、スムーズに進まない場合もあることから、精神的に負担を感じる保護者の方もいるでしょう。
トイトレが思い通りに進まないからといって子どもや自分を責めず「いつかできるようになる」いう余裕をもって、チャレンジすることが大切です。
子どもの成長のステップと考え、楽しく取り組んでいきましょう。
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