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午睡(ごすい)とは?年齢別の午睡時間や午睡チェックセンサーの活用法

午睡(ごすい)とは?年齢別の午睡時間や午睡チェックセンサーの活用法 MIA Studio/Shutterstock.com
保育園における午睡にはどのような意味があるのでしょうか。近年は、ICTシステムの導入により、「午睡チェックセンサー」が登場し、注目を集めています。午睡の目的や年齢別の睡眠時間、保育士が見守る際の注意点など、ICTシステムの活用方法も含めて詳しく解説します。

目次

    午睡とは

    午睡とは「お昼寝」とも呼ばれ、保育園の保育活動において子どもの睡眠時間を確保することをいいます。

    そもそも午睡には、どのような目的があるのでしょうか。

    厚生労働省の「保育所保育指針」において、一日の保育活動の中で午睡は、「生活のリズムを構成するうえで重要な要素」としており、睡眠を通して適度な休息をとることを目的としていることがわかります。

    特に午睡の時間帯や時間数には規定を設けていません。これは子どもの成長や体力に差があり、保育園によっても異なるため、個人や年齢に応じて適切に設定することが求められるでしょう。

    また、近年では午睡の時間を管理する「午睡チェックセンサー」と呼ばれる、ICTシステムを活用する園も増えており、事故防止や安全管理の面でも注目を集めています。

    このようなICTシステムの導入などを含め、各園で子どもの睡眠環境の整備に目を向けることも大切でしょう。

    出典:保育所保育指針/厚生労働省

    【子どもの年齢別】午睡の必要時間

    一日の保育活動において、どれほど午睡の時間が必要なのかと考える保育士さんもいるでしょう。

    特に規定はないため、厚生労働省「未就学児の睡眠指針」の資料を基に、子どもにとって最適な午睡の時間をみていきましょう。

    0歳児

    0歳児は月齢によって睡眠時間の差が大きく、一人ひとりの発達状況に合わせて午睡の時間を設定する必要があるでしょう。

    基本的には2~3時間で起き、ミルクを飲むと眠るという時間を繰り返しますが、個人差があるため、子どもの生活リズムに合わせた睡眠時間の確保が求められるようです。

    6カ月以降になると6~8時間続けて眠ることが多くなり、昼と夜の区別がはっきりしてくることが考えられます。

    午睡の時間は、一日で2~4時間が理想的です。午前中に1時間、午後に2時間と設定し、登園時間なども子どもによって異なるため、様子を見て夜間も熟睡できるような睡眠リズムを整えていきましょう。

    1歳~2歳児

    1歳~2歳児は、夜泣きなどで起きる場合もありますが、夜間にまとめて睡眠をとることが多いようです。

    午睡時間は1.5時間~3.5時間として、昼ごはん後に1回ほど午睡の時間を設定している園もあるようです。

    保育時間が長く疲れている場合は、午睡時間を長くしたり、夜の眠りが浅い子には、午睡時間を短くしたりと、一人ひとりの子どもの様子に合わせて対応することが求められるでしょう。

    3歳

    3歳児以上になると、午睡時間を設けていない保育園もあるでしょう。

    幼稚園もまた3歳から入園する方が多く、保育時間が短いこともあり、午睡の時間を設けていない園も多いようです。

    しかし、保育施設で長い時間すごす子どもの場合は、疲れが見られることもあり、子どもの様子を見て適度に午睡時間を設ける必要があるでしょう。

    4歳・5歳児

    4歳以上になると午睡の時間は3歳よりもさらに減少し、5 歳になると昼寝を必要としない子どもが増えるでしょう。

    また、睡眠時間について個人差があるため、午睡の時間を設けている保育園もあります。子どもたちの様子を見ながら適度な午睡の時間を考え、職員同士で共有するとよいかもしれません。

    出典:未就学児の睡眠指針/厚生労働省

    保育士が午睡チェックを行う際の注意点

    保育士は子どもたちのお昼寝を見守る中で、午睡チェックを行います。

    午睡チェックを行う際の注意点について紹介しましょう。

    安全な睡眠環境が整っている

    午睡中の事故を防止するためにも、安全な睡眠環境の整備が重要です。

    午睡時に起こりえる事故には、乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症うつぶせ寝による窒息が考えられます。

    睡眠中の窒息予防のためにも、「柔らかすぎる敷き寝具は使用しない」など寝具の調整を行いましょう。

    子どもの中には「このタオルを抱きしめていないと、安心して寝つけない」などという理由から、使用する寝具に違いがある場合もあります。

    その際は職員同士で子どもたちの寝具の情報共有を行い、安全管理を徹底するようにするとよいかもしれません。

    また、子どもたちが快適に眠れるように一人ひとりの所有面積をしっかりと取り、衛生管理においても、ほこりなどが舞わないように配慮するとよいでしょう。

    午睡時間を管理

    子どもたちが安心して眠ることができるように、保育士さんにおける呼吸や睡眠時間の管理は大切でしょう。

    東京や大阪などでは保育施設に向けて睡眠チェックを促している自治体もあり、園独自でチェックシートを作成し、管理しているところも多いようです。

    午睡のチェックシートを作成する場合は、以下の内容を参考するとよいでしょう。

    • 0子どもの姿勢の確認(窒息防止に役立つ)
    • 子どもの顔色、呼吸状態の確認(健康状態の確認に役立つ)
    • 子どもの睡眠時間の確認(睡眠の質の確認に役立つ)

    基本的に0歳児は5分おき、1歳~2歳児は10分おきに呼吸チェックを行うなどして、こまめに子どもの様子を観察するとよいかもしれません。

    午睡における事故防止マニュアルの作成

    午睡における事故防止に向けて内閣府では「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン」を策定しています。

    ガイドラインでは、子どもの人数や職員の人数に合わせて、定期的に子どもの呼吸・体位、睡眠状態を点検し、早期発見、重大事故の予防のための工夫を行うことが重要としています。

    保育園によって、午睡をする部屋の大きさや整備において違いがあるため、園独自で事故防止マニュアルを作成することは大切でしょう。

    マニュアルがあることで、午睡における注意点を確認しやすいだけでなく、新人の保育士への共有にも役立つというメリットがあります。

    会議などで保育士同士で意見を出し合い、午睡における事故防止マニュアルを作成していきましょう。

    また、保育士は子どもの午睡時間に、連絡帳の記入やお便り作成など、交代で事務作業をこなすことも多いようです。

    保育士の仕事は午睡の管理だけではなく、事務作業や行事企画、室内清掃など多岐に渡ります。

    このような保育士負担を負担の軽減や子どもの安全な睡眠環境を管理するうえで、ICTシステムの「午睡チェックセンサー」が取り入れられています。

    ICTシステムが午睡管理にどのように活用できるのかを見ていきましょう。

    出典:教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン/内閣府

    午睡管理に活用!ICTシステム「午睡チェックセンサー」

    午睡チェックセンサーとは、直接園児に小型のセンサーを取りつけるものや布団などの下にセンサーがついているものなど、さまざまな形態があります。

    午睡チェックセンサーを活用することで、どのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。

    午睡の管理に役立つ

    保育士は午睡が始まると、一定の間隔で子どもたちの姿勢や呼吸状態を観察し、手作業で記録していくことが求められます。

    午睡チェックセンサーは手作業ではなく、自動で子どもたちの午睡時間を記入する機能が備わっているものもあり、午睡時間の管理の簡略化が期待できます。

    保育士が保護者に午睡の様子を伝える際も、午睡チェックセンサーのデータを基にすることで、伝えやすいというメリットもあるでしょう。

    事故防止に役立つ

    午睡チェックセンサーは時間の管理だけでなく、子どもの姿勢や体温の変化などをアラートでお知らせする機能が備わっているものもあります。

    危険を察知した場合は、保育士がアラートで伝えることで、未然に事故を防ぐ役割も果たすことでしょう。

    特に0歳児の寝返り時期などは、寝返りを打ってもなかなか戻れずにうつぶせの状態が続いてしまう場合もあり、注意が必要です。

    このようなアラートがあることで、安全な睡眠環境を保つことができるため、保育士さんも心強いでしょう。

    保育士の負担軽減に役立つ

    保育士さんは、子どもの命を預かる仕事として責任量が多い仕事です。

    午睡を管理するうえでも、「しっかり呼吸をしているのか」、「快適な室温が保たれているのか」などさまざまな配慮が求められるでしょう。

    保育士さんの中には、午睡の合い間を利用して事務作業を行っている場合もあるでしょう。

    このような状況の中で、責任量や業務量の多さから離職してしまうケースも少なくないようです。

    そのため、午睡チェックセンサーのようなICTシステムを活用することによって、保育士さんの業務負担の軽減につながることが期待されています。

    保育士人材が懸念される中、保育士がよりよい環境で働くためにもこのようなICTシステムの導入を検討することが重要でしょう。

    子どもの安全な睡眠環境の維持にはICTシステムの活用が重要

    午睡は、保育活動において子どもを健全な育成を支えるうえで重要な要素のひとつです。

    保育士さんは子どもたちに安全な睡眠環境を提供するために、環境整備や記録管理などを行っていることでしょう。

    このような業務を手助けするためにも「午睡チェックセンサー」のようなICTシステムの活用を検討するとよいかもしれません。

    また、ICTシステムは午睡チェック以外にも、園児管理や職員のシフト管理、保護者へのお知らせ機能などが備わっている電子システムも存在します。

    保育園それぞれの活用機能に合わせたICTシステムの導入をお勧めします。

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