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認可保育所と認証保育所の違いは?働くメリット・デメリットの求人の探し方
目次
認可保育所とは、厚生労働省が管轄する児童福祉施設になります。国が定めた「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」を満たした場合に都道府県知事や市区町村長の認可を受け、0歳~5歳児の保育を行います。
また、認可保育所には運営主体が自治体である『公立保育所』と社会福祉法人や民間企業などが運営する『私立保育所』と二つの種類があります。
認証保育所とは、東京都が定めた基準を満たした施設です。A型(対象年齢:0歳~5歳児)とB型(対象年齢:0歳~2歳児)と種類あります。保護者の多様なニーズに応えるべく、「13時間以上の開所」や「0歳児保育」などが義務化されています。
東京都のような大都市は国の基準に基づいた施設をなかなか建てられないという状況にあるようです。しかし、保育所を利用したくても利用できない待機児童問題を抱えており、現在もこの問題の解消に至っていません。そのため、認証保育所は保育の受け皿として重要な役割を担っています。
出典:平成21年地域児童福祉事業等調査結果の概況:用語の定義/厚生労働省
認可保育所と認証保育所には定員や開所時間などに違いがあります。
どのような点が異なるのかまとめました。
保育所には認可保育所、認証保育所の他に「認可外保育所」があります。
託児所やベビーホテルなどがあり、認証保育所も国からの認可が下りているわけではないため、「認可外保育園」のひとつとなります。
保育士さんの中にはどの保育所で勤めるべきか悩んでいる方もいるかもしれません。
ここでは認可保育所で働くメリット・デメリットについて見ていきましょう。
認可保育所は給与が安定しており、福利厚生が手厚いというメリットがあるようです。また、認可保育所の入所を希望するご家庭も多いことから、定員割れといった不安を抱く心配は少ないでしょう。
また、公立保育園の場合は公務員として働くため、キャリアアップするにつれて高い給与の支給が望めます。私立保育園においても国からのキャリアアップ制度が導入されており、条件を満たすことで月額5000円~4万円の給与の増額が期待できます。
保育士さんに人気のある認可保育所は高倍率となるため、内定をもらうことが難しいケースもあるでしょう。さまざまな保育方針や保育内容があるため、自身の考えに合った施設を見つけることが大切になります。
出典:保育士等(民間)のキャリアアップの仕組み・処遇改善のイメージ
7次締切分:2024年10月8日 (火) → 交付決定日:2024年11月22日(金) 予定
追加公募対象枠:通常枠、インボイス枠(インボイス対応類型)、インボイス枠(電子取引類型)、セキュリティ対策推進枠、複数社連携IT導入枠
※確定している募集回のスケジュールになります。以降のスケジュールは随時更新いたします。
※一般的に公募が遅くなるにつれて、通過(採択)率が下がるとされているため、お早めの申請をおすすめしております。
※手続きに時間がかかるため、締切は弊社ヘルプデスクの受付締切日を記載しております。
認証保育所の多くは利便性を考えて駅の近くに設置されている施設が多いため、通勤しやすいというメリットがありそうです。
また、13時間以上開所するため、開園時間が長いことからほとんどの園がシフト制となっています。そのため正社員や契約社員、パート、派遣社員といったさまざまな雇用形態で職員を採用しているところが多いようです。
たくさんのシフトパターンを設定しているところもあるため、自分の働き方にあわせてシフトを調整できる可能性があります。
認証保育所は施設によって待遇面で大きな差がある場合が多いかもしれません。保育料の上限はあるものの、施設が直接保育料の設定を行うため、規模や定員数によって違いがありそうです。
勤務を希望する場合は待遇面などをしっかり確認することが必要でしょう。
認可保育所や認証保育所の求人を探す場合は以下の方法が考えられるでしょう。
転職エージェントは保育専門のアドバイザーが就職・転職先の紹介の他に求人状況なども説明してくれるため、相談しやすいかもしれません。
履歴書の書き方や面接対策なども行っているため、安心して応募することができそうです。
認可保育所と認証保育所、どちらも子どもたちの保育の受け皿として大切な役割を果たしています。
就職・転職先に迷った場合は情報収集を大切にして自身が希望する保育観や勤務条件と照らし合わせ、長期的に勤務できそうな施設を探すことも必要ですね。
認可保育所と認証保育所の違いを理解して自身の働き方について考えてみましょう。
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