保育園の年間指導計画を作成しよう
保育園の年間指導計画とは毎年3月~4月頃に作成する「保育の計画表」になります。
これからの1年間を子どもたちにどのように成長してほしいのか、ねらいを明確にして大まかな計画を立てていきます。
保育園の年間指導計画の内容例はこちら。
- 年間目標
- 保育士の人材不足
- ねらい
- 行事
- 子どもの様子
- 環境構成や保育者の援助
※子どもの様子は養護・教育などと表現する場合あり
項目は各園によって異なるケースが多いようです。
前年度の子どもたちの様子を基に計画を立て年度末には内容を振り返り、保育士さん一人ひとりが自己評価を行うことでしょう。
「保育所保育指針」では年間指導計画の重要性について、以下のように明記してあります。
保育所は、全体的な計画に基づき、具体的な保育が適切に展開されるよう、子どもの生活や発達を見通した長期的な指導計画と、それに関連しながら、より具体的な子どもの日々の生活に即した短期的な指導計画を作成しなければならない。
出典:保育所保育指針p9/厚生労働省からの抜粋
保育士は子どもたちのよりよい成長を支えるために、長期的な指導計画を作成することが求められます。
出典:保育所保育指針p9/厚生労働省
保育園の年間指導計画の書き方
1年を4期に分けて作成
保育園の年間指導計画は1年を4期(春・夏・秋・冬)に分けて作成することがほとんどです。
3カ月ごとにその時期に合わせてねらいや活動内容を記入していきます。新人の方などはどのような内容を記入すればよいのかわからない部分も多いかもしれません。
前年度の先輩の計画や過去の文例などを参考にして作成するとよいですね。
各項目に合わせた内容の記入
各項目にあわせて内容を記入していきましょう。
年間目標:生活や遊びを通した1年間の目標
ねらい:季節や行事、想定される子どもの様子を考慮したねらい
行事:開催される行事名
子どもの様子:年齢ごとに想定される子どもの特徴や様子
環境構成や保育者の援助:必要な環境設定や保育者が配慮すべき事項
各時期に合わせて取り入れる遊びや成長段階などを大まかに記入していきます。見通しを立てることでクラス運営もスムーズに進むことでしょう。
保育園の年間指導計画の作成ポイント
子どもたちの様子を把握する
前年度の子どもの様子をしっかり把握すると、より具体的な年間指導計画を作成することができるでしょう。
子どもたちの様子をチェックするポイントは以下の通りです。
- クラス全体の引継ぎ資料・自己評価の内容を見直す
- 前年度のお便り内容を確認する(子どもの様子がまとめられていることが多い)
- 個人情報・記録・写真をチェックする
前年度と同じクラスの担任を受け持つ場合は、よく子どもたちの様子を把握しているため、計画を立てやすいかもしれません。
また、違うクラスを受け持つ場合は前年度の担任からの引継ぎの内容が重要になります。どのような様子だったのか、話を聞くことも大切ですね。
保育所保育指針の留意事項を確認する
「保育所保育指針」では、保育の基本的な考え方や保育内容が定められています。
以下のような留意事項が掲載されているため、内容を確認しておきましょう。
- 3歳未満児は一人ひとりの子どもの生育歴や心身の発達、活動実態などを沿って個別の計画を作成する
- 3歳以上児は個の成長と子どもたちの相互の関係、協同的な活動が行われるように配慮する
- 異年齢で構成されるクラスやグループでの保育活動は、一人ひとりの子どもの生活や経験、発達過程などを把握したうえで、適切な援助や環境設定が行われるように配慮すること
上記の事項をもとに、園の特性を活かしながら計画を立てていきましょう。
「文章がまとまらない」「よいフレーズが浮かばない」場合なども、保育所保育指針を具体的に解説した「保育所保育指針解説」に参考となる文章が記載されているため、活用してみるとよさそうです。
出典:保育所保育指針p9/厚生労働省
0歳児の年間指導計画
0歳児の年間指導計画の例です。
2024年IT導入補助金 7次追加公募受付開始
7次締切分:2024年10月8日 (火) → 交付決定日:2024年11月22日(金) 予定
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0歳児 年間目標
- 一人ひとりの生活リズムを大切にし、安全な環境の中で安心して過ごす。
- 保育者が優しく語りかけ、ふれあいを大切にしながら安定した信頼関係を築く。
0歳児 1期(4月~5月)
行事
ねらい
一人ひとりの生活リズムを把握し、大切にして新しい環境に慣れる
子どもの様子
- 目覚めている時間が長くなり、空腹時やおむつが汚れたときに泣いて不快を知らせる。
- あやされるとほほ笑んだり、目の前のものを見たり、音のする方に向いたりする。
環境構成や保育士の援助
- 一人ひとりの生活リズムに合わせ、 安心して過ごせるよう配慮する。
- 個々によって不快を感じる状況は異なるため、常に確認しながら衛生面を配慮する。
- 音が出るものや柔らかいおもちゃを使い、興味をもつことができるように保育者が語りかける。
- 安全に遊べる環境を作り上げる。
- 安全点検を行い、点検内容を職員で共有し合う。
0歳児 2期(6月~8月)
行事
ねらい
一人ひとりの要求や思いを受け止めながら信頼感を育て、沐浴や水遊びを楽しむ
子どもの様子
- 睡眠と目覚めがはっきりして、首がすわったり、寝返り、腹ばいにすることで頭を持ち上げることもある。
- 手を口に運んだり、手足の動きが活発に動く。
- 「あー」「うー」など一音を発声する姿が見られる。
- 離乳食がはじまり、食事を飲みこむことができるようになる。
環境構成や保育士の援助
- 優しく語りかけたり、触れ合いを大切にしながら表情豊かに語り掛けることを心がける。
- 安全性を確かめて寝返りや腹ばいをしたときに安心して身体を動かすことができるように配慮する。
- 汗をかいた場合は衣服の調整して健康管理に気をつける
- 一人ひとりの離乳食開始時期に合わせながら食事の援助を行う。
0歳児 3期(9月~12月)
行事
ねらい
一人ひとりの発達状況に合わせて運動したり、戸外遊びを楽しんだりする
子どもの様子
- ハイハイをしたり、つかまり立ち、つたえ歩きをしたりと行動範囲が広がる。
- 好きな遊びを見つけ、お互いの遊びについて興味を示すことがある。
- 人見知りがはじまり、保育者を後追いする子もいる 。
- 手づかみ食べやスプーンを使って食べるなど意欲的に自分で食べようとする。
環境構成や保育士の援助
- 手遊びや身体遊びを展開して全身運動を楽しめるようにする。
- 安全に遊ぶことができるように、安全点検をしっかり行う。
- 自分で食べようとする意欲を大切にした援助を行う。
- 子どもの表情を読み取り、気持ちを受け止めながらわかりやすい言葉で話しかける。
0歳児 4期(1月~3月)
行事
ねらい
友だちとの関わりも少しづつ増え、いろいろな人やモノに興味をもち、言葉や動作で表現する楽しさを知る
子どもの様子
- 保育園での睡眠や食事などの生活リズムがついている。
- つたえ歩きから歩行する子もおり、行動範囲がさらに広がる。
- 一語文を話すなど言葉に興味を示す。
- 音楽に合わせて体を揺らしたり、動かしたりする。
- いろいろな食べものに興味を示して食べようとする。
環境構成や保育士の援助
- 歩行の開始時期は転ぶことも多いため、安全面に配慮しながら見守る。
- 友だちとの関わりを楽しめるように語りかけ、互いと遊ぶ楽しさを伝える。
- いろいろな食べものに興味を示すことができるように、食の話をしたり、褒めたりして食事の時間を楽しめるようにする。
0歳児クラスは、月齢によって寝返りやつかまり立ちなど発育状況に違いがあるため、上記の例を参考に園児の状況に合わせてねらいや内容を記載していきましょう。
1歳児の年間指導計画
1歳児の年間指導計画の例です。
1歳児 年間目標
- 安心できる環境のもとで、保育者と信頼関係を育み、自分でやってみようという気持ちをもつ
- さまざまな経験を通して身の回りのことに興味をもち、探索活動を楽しむ
1歳児 1期(4月~5月)
行事
ねらい
新しい環境や生活に慣れ、保育士との信頼関係を育む中で情緒が安定し、好きな遊びを楽しむ
子どもの様子
- 新しい環境に戸惑いを感じ、登園時などは保護者と離れられず泣く姿が見られる 。
- 保育園で過ごすことに少しづつ慣れて保育士と触れ合いながら好きな遊びを見つけて楽しむ。
- トイレトレーニングに取り組む。
環境構成や保育士の援助
- 新しい環境に慣れるように、優しく語りかけ、基本的な生活習慣について適切な援助を行う。
- 一人ひとりの健康状態や発達状況に応じて、個々の保育活動を支える。
- 子どもが興味をもつおもちゃや製作物を用意し、遊ぶ楽しさを伝える。
- 食に興味がもてるように食べものの大切さを伝え、楽しい雰囲気を作る。
- 定期的に排泄の声かけをする。
1歳児 2期(6月~8月)
行事
ねらい
身の回りのことに興味を示し、砂遊びや水遊びなどの室外遊びを楽しむ。
子どもの様子
- 園生活に慣れ、生活リズムが整い、自ら好きな遊びに興味を示す。
- 歩行が次第に安定して、行動範囲が広がり、戸外遊びなどでも歩いたり、指先を使たりして楽しむ姿が見られる。
- トイレに行くことに慣れ、便器に座る習慣がつく。
環境構成や保育士の援助
- 子どもたちの生活リズムが崩れないように、タイムスケジュールを意識しながら保育活動を行う。
- 安全性を考慮しながら、自分でやってみようという意欲を高められるように、見守る。
- 友だちといっしょに遊ぶ楽しさを知ることができるように配慮する。
- 食事を楽しめるように自分で食べる気持ちを大切にしながら援助する。
1歳児 3期(9月~12月)
行事
ねらい
身の回りのことを自分でチャレンジする力を大切にして取り組む。
子どもの様子
- 衣服や排せつなど自分で行うことができるようになり、自分で頑張りたいという気持ちが芽生える。
- 一人遊びを楽しみながらも、友だちとの関わりにも興味を示し、ときにはお互いの意思がぶつかる姿もある。
- 自己主張が激しくなることもあり、ものごとが上手くいかないと泣くことがある。
環境構成や保育士の援助
- 子どものやりたい気持ちを尊重しつつ、発達状況に応じて適切な援助を行う。
- 一人遊びのときの集中している姿を見守りながらも、時には友だちとの関わりを促し、いっしょに遊ぶ楽しさを伝える。
- 自我の育ちを見守りながら、子どもの気持ちを受け止めながら保育活動を行う。
- 季節の変化に伴い、衣服の着脱など健康面に配慮する。
1歳児 4期(1月~3月)
行事
ねらい
好きな遊びを通して友だちと遊ぶ楽しさを知り、自分のやりたいことに積極的に取り組む。
子どもの様子
- 身の回りのことが次第にできるようになる。
- 友だちや保育者との会話しながら、好きな遊びをいっしょに楽しむ。
環境構成や保育士の援助
- 友だちとのやり取りを楽しめるように、環境を整え、おもちゃや遊具を配置する。
- 相手への思いやりの気持ちが育まれるように状況に応じて声かけを行う。
- 遊びや生活のルールを伝え、約束を守る大切さを伝えていく。
- 園生活を通して達成感を感じ、自信がもつことができるように配慮する。
1歳児クラスは歩行の開始などで行動範囲が広がる時期でしょう。子どもたちが安心して園生活を送ることができるように年間指導計画を作り、一人ひとりの状況を考えて短期計画を作成していきましょう。
2歳児の年間指導計画
2歳児の年間指導計画の例です。
2歳児 年間目標
- 保育者からの適切な援助の中で、基本的な生活習慣を身につける。
- 園生活の中のさまざまな経験を通して人やものへの関心を広げていく。
2歳児 1期(4月~5月)
行事
ねらい
新しい環境や生活に慣れ、情緒が安定する中で好きな遊びを楽しむ。
子どもの様子
- 新しい環境に戸惑い、登園時には泣きながら保護者と離れられない姿が見られる。
- 園生活に少しづつ慣れ始め、保育者と遊びを楽しんだり、友だちの遊びに関心を抱いたりする。
- 食事や排泄などの身の回りのことを自分でこなそうとする。
環境構成や保育士の援助
- 新しい環境に慣れることができるように声かけを行う。
- 一人ひとりの健康状態や発達状況に応じて、基本的な生活習慣を身につけられるよう、適切な援助を行う。
- 子どもが興味をもつ遊びを考え、楽しさを伝える。
- 食事の時間を楽しめるような雰囲気を作る。
- 排泄の状況を見ながら、定期的に声かけをする。
2歳児 2期(6月~8月)
行事
ねらい
身の回りのことを自分でやろうという気持ちを大切に戸外遊びや散歩などを楽しむ
子どもの様子
- 園生活に少しづつ慣れ、生活リズムが整う中で、ルールや順番の大切さを知る。
- 園生活の中でさまざまな遊びや友だちに興味を示し、行動範囲が広がる。
- 友だちとの関わりを楽しみ、ときには自分の意見を伝える。
環境構成や保育士の援助
- 子どもたちの生活リズムが整えられるように、適切な声をかけを行う。
- 身の回りのことを自分でこなそうという気持ちを受け止めながらサポートする。
- 友だちとケンカになったときは様子を見守り、ときには仲立ちをする。
- 十分な水分補給などこまめに健康管理を行い、過ごしやすい環境となるように気をつける。
2歳児 3期(9月~12月)
行事
ねらい
さまざまなことに対して自分でやろうという気持ちを大切に、達成感や自信をもつ。
子どもの様子
- 身の回りのことを自分でこなそうとする。
- 友だちとの関わる中で会話を楽しみながら、さまざまな遊びに対して、興味を抱く。
環境構成や保育士の援助
- 子どもたちが自ら身の回りのことをこなすことができるよう、声かけを行う。
- 友だちといっしょに遊びや製作を楽しみ、お互いに興味や関心をもてるように配慮する。
- 自ら「~したい」という意思を表現できるように、見守りながら適切な援助を行う。
2歳児 4期(1月~3月)
行事
ねらい
友だちや保育者との関わりの中で、少しづつ自分の気持ちを表現することの大切さを知る。
子どもの様子
- 友だちとごっこ遊びなどの模倣遊びを通して、会話を楽しむ。
- 遊びや生活のルールを友だちや保育士と確認する。
- 運動や遊びを通して、達成感を感じ、自信がもつことができるようになる。
環境構成や保育士の援助
- 安全性を配慮し、環境を整え、おもちゃや遊具を配置を工夫しながら遊びの展開を見守る。
- 遊びや生活のルールを伝え、約束を守る大切さを確認する。
- 子どものチャレンジしたいという気持ちを大切にしながら、失敗しても次に挑戦できるような声かけをする。
2歳児は次第に言葉が増え、周りの大人や友だちとの関りの中で、意思疎通をはかることが増えてくるでしょう。「イヤイヤ期」と呼ばれ、自我の成長が目まぐるしい時期でもあるため、子どもたちの思いを受け止めることをイメージしながら、年間指導計画を作成していきましょう。
3歳児の年間指導計画
3歳児の年間指導計画の例です。
3歳児 年間目標
- 保育者や友だちとの関わりの中で、自分の気持ちを表現できるようになる。
- 挨拶を動作や言葉で表し、園生活のルールを守りながら生活できる。
3歳児 1期(4月~5月)
行事
ねらい
新しい環境や生活に慣れ、保育者と友だちとの関わる楽しさを知る
子どもの様子
- 新しい環境に戸惑いつつ、興味のある遊びを見つけて遊ぶ姿が見られる。
- 園生活に少しづつ慣れ始め、友だちや保育者に対して関心を抱く。
- 食事や排泄などの身の回りのことを自分でこなそうとしたり、友だちを手伝ったりする姿が見られる。
環境構成や保育士の援助
- 新しい環境に慣れることができるよう、優しく声かけを行う。
- 一人ひとりの健康状態や発達状況を把握し、生活リズムが整うように配慮する。
- 園児同士が興味をもつ遊びを考え、楽しさを伝える。
- 食事の時間を楽しめるように、食べもののおいしさを伝える 。
- 排泄の状況を見ながら、定期的に声かけをする。
3歳児 2期(6月~8月)
行事
ねらい
友だちや保育者との関わる中で、いっしょに遊ぶ喜びを知る。
子どもの様子
- 新しい環境に少しづつ慣れ、ルールや順番を守りながら生活する。
- 保育者や友だちに興味を示し、いっしょに遊ぶ楽しさを知り、ときには自分の意見を伝える。
環境構成や保育士の援助
- 園生活の中で必要なルールや順番の大切さを伝える。
- 「自分でやりたい」という気持ちを受け止めながら、適切なサポートを行う。
- 友だちとケンカになったときは様子を見守り、ときには仲立ちをする。
- こまめに健康管理を行い、過ごしやすい環境を設定する。
3歳児 3期(9月~12月)
行事
ねらい
身のまわりのことを少しづつこなしながら、友だちとの関わりを楽しむ
子どもの様子
- 少しづつ自分の身の回りのことができるようになる。
- 友だちとの関わる中で会話を楽しむ姿が見られる一方で、自分の気持ちをうまく表現できずにときにはぶつかることもある。
環境構成や保育士の援助
- 子どもたち自らが身の回りのことができるように見守りながら、声かけを行う。
- 子どもが友だちとの関わりの中で、言葉で上手く表現できない場合は、寄り添いながら仲だちをする。
- 自ら「~したい」という気持ちの表現を大切にしながら、適切な援助を行う。
3歳児 4期(1月~3月)
行事
ねらい
自分の欲求や意思を表現しつつ、思いやりの気持ちを育みながら友だちや保育者と関わる
子どもの様子
- 友だちや保育者との会話を楽しみながら、自分の気持ちを表現する。
- 遊びや生活のルールに沿って行動する。
- やったことがない遊びにチャレンジし、達成感や自信がもつことにつながげる。
環境構成や保育士の援助
- 子どもたちが自分の気持ちを表現できるように見守りながら、適切な声かけを行う。
- 遊びや生活のルールを伝え、約束を守る大切さをクラス全体で確認する。
- 子どものチャレンジ精神を大切にして、心に寄り添いながら見守る。
3歳児は友だちとの関りが増え、模倣遊びなど楽しむことでさまざまな遊びに興味をもつ時期でしょう。年間指導計画では、子どもたちのチャレンジ精神や友だちとのコミュニケーションを大切にしながら作成するとよいかもしれません。
年間指導計画を作成して保育活動に役立てよう
年間指導計画は「子どもたちがどのように1年間を過ごしていくのか」ねらいや保育内容を定めるうえで重要なものです。
書き方に悩む際は保育所保育指針や先輩の過去の計画表を参考にしながら、園の方針に沿って作成していきましょう。
また、最近ではパソコンやタブレットなどのICTシステムを活用して計画や指導案を作成する園もあるようです。
園にこのようなシステムが備わっている場合は、さまざまな文例が設定されているため「参考になる」「書きやすい」という保育士さんも多いようです。
子どもたちの様子をイメージしながら、保育士さんのそれぞれの感性を大切にして年間指導計画を作成していきましょう。