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保育園が閉鎖・閉園になってしまう理由とは?

保育園が閉鎖・閉園になってしまう理由とは? Shutterstock.com
保育園の需要は保育の無料化や待機児童解消の問題から拡大されて行っていますが、中には保育園が閉鎖や閉園に追い込まれてしまうというケースもあります。どのような理由で保育園は閉鎖や閉園に至ってしまうのか、考えられる原因を見ていきましょう。

目次

    保育園が閉鎖・閉園になることもある

    保育園の需要が高まっていると言われ、保育士確保の熱も帯びている中で、保育園が新たに出来たり、参入してくる企業なども増えてる部分もあります。

    ですが、その陰で保育園が閉鎖・閉園になってしまってうケースもあるのも事実です。

    保育の無償化や待機児童問題解消で保育園の利用の拡大が考えられる中で、どのような理由で保育園は閉鎖や閉園になってしまうのでしょうか。

    保育園が閉鎖になる理由:経営難

    シンプルに経営難になれば保育園でなくても畳むことにはなりますよね。

    経営難に至る理由は様々あるでしょうが、資金繰りや運営部分で問題が起きて閉鎖・閉園の可能性が高いでしょう。

    現場の保育園では見えてこない部分でも、管理する本部の資金ショートや、様々なサービスなどを広くやっている場合など、部分的であっても何らかの問題が原因で、保育園の閉鎖に繋がることもあるかもしれません。

    広い意味で言えば、資金の面でも運営の面でも厳しい状況になれば、保育園を経営していくことは出来なくなるので、経営難によって保育園の閉鎖や閉園になるのは理由として大きいでしょう。

    保育園が閉鎖になる理由:人手不足

    保育士不足は保育園の問題を超えて社会問題といえる話ですが、保育園は人材確保がうまく行かずに、保育園の運用が機能しなくなった結果、閉鎖や閉園に陥ってしまうということもあります。

    保育園は保育士がいなければ事業の運営は厳しいですし、規模や園児の数によって必要な保育士の数も決まってきますので、保育士の確保ができない状態が続くことで閉鎖や閉園となることもあります。

    保育士を効率よく募集出来たり、採用活動をしっかりと行えていない園であれば、保育士が辞めてしまったり、人を増員したいと考えても、すぐに保育士を確保するということが難しい部分もあり、募集も来なければ採用プロセスも時間がかかったり、保育士が居つかないとなると、

    人員不足に陥ってしまい機能不全になってしまうことになるでしょう。

    保育園が閉鎖になる理由:一斉退職

    保育園に不満を持ち、保育士が一斉に退職してしまうことで、保育園が機能不全になり保育園を閉鎖・閉園にしないといけなくなることもあります。

    一斉離職に繋がるのは保育園自体に不満を持つ保育士が多くいたり、園内に複数人から疎まれるような人物がいるか、パワハラやセクハラのような問題であったり、

    人間関係の問題や園自体の運用方針などに不満を抱えた結果、

    どんどんと連鎖して退職してしまったり、一斉に退職するなどの問題が起き閉鎖に至ることもあります。

    また、保育士は離職しやすいという傾向もあります。

    それは仕事の責任の重さであったり、待遇面の低さなども影響しているので、保育士が満足して働ける環境づくりも必要な要素でもあるのです。

    保育園が閉鎖になる理由:園児が集まらない

    保育士も足りていて、園も運用していこうとしても、肝心の園児が集まらない状態では、採算も取れませんし、運用していくのが難しくなって、閉鎖や閉園に繋がってしまうこともあります。

    想定していたより園児が集まらないなどで経営難に陥ることもありますし、園児を集める前に設備や保育士を想定した園児が来たとき用に準備をしているわけですから、

    保育園の規模や運用経費から考えて園児が少ない状況が長引けば、

    保育園は閉鎖や閉園に至ってしまうことになるのです。

    保育園にも人気や知名度はありますので、空きがあっても希望じゃなければ入れない、という保護者の方もいますので保育園をアピールしたり集客面でも考えていく必要があります。

    保育園が閉鎖になる理由:ずさんな運営によって

    中には甘い見通しや事業計画で保育園を運用しようと考えて、園児を集められなかったということもありますし、

    保育園が受けられる国や自治体の給付金支給条件への違反や保育園運用に関わるルール等の違反を犯し、補助金や給付金の支給の停止を受けたり、単純に法律に抵触し閉鎖せざるを得ないなどの、

    園自身の自業自得な行いが原因で閉鎖や閉園になることもあります。

    また、保育園運営を通して事故やトラブルなどを起こしてしまい、評判を落として利用者が減って閉鎖や閉園になってしまうなどのこともあります。

    保育園といえども利用者が利用したいと思えないような園では、利用されて行きませんし、健全な運用や運営が出来ていない園は、なんらかのトラブルや問題が発生しやすく閉鎖や閉園になっても仕方がない部分もあるのです。

    保育園が閉鎖しないように健全な運営を

    保育園の閉鎖や閉園は運営者はもちろんのこと、保育園で働く方々や利用者の方々にも影響を及ぼします。

    誰しも閉鎖や閉園にしたいと考えていることはないでしょうが、

    ちょっとしたことがキッカケで閉鎖や閉園になってしまう可能性もありますし、

    現場では知らないことが原因で閉鎖や閉園になることもあるでしょう。

    実際に、保育園の閉鎖が張り紙1枚のお知らせだけで、働いている人や利用者は知らないうちに閉鎖や閉園になってしまい、保育士が自主的に運営したという異例の事態も発生したこともありました。

    保育園が閉鎖しないために大事なことは、経営する側も働く側も健全な運用を心がけ、保育士や園児、保護者のすべてが、満足のいく環境を用意して運用していく必要があります。

    お金の面だけではない部分が保育園の運用には欠かすことは出来ませんので、保育園が閉鎖や閉園にならないために、健全な運営を継続して行いましょう。

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