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公立保育園と私立保育園の違いや保育士の働き方!運営元・費用・保育内容

公立保育園と私立保育園の違いや保育士の働き方!運営元・費用・保育内容 Shaun in Japan/Shutterstock.com
子どもたちを預かる「公立保育園と私立保育園」。運営元や保育料(費用)、保育内容にはどのような特徴と違いがあるのでしょうか。保育士として働く場合は、給与や福利厚生の面で異なることも多いようです。公立保育園の私立保育園の特徴や違いについて詳しく紹介します。

目次

    公立保育園と私立保育園の特徴や違い

    まずは、公立保育園と私立保育園の特徴や違いを見てみましょう。

    運営元

    公立保育園は「自治体(市町村)」が運営している一方で、私立保育園は「社会福祉法人・学校法人・民間企業」などが運営を行っているため、その点に大きな違いがあります。

    また、基本的に公立保育園は「全て国が定めた認可基準を満たした園(認可施設)」」となり、私立保育園は「認可基準を満たした園(認可施設)もあれば、満たしていない無認可の園(認可外施設)」があります。

    そのため、認可外の託児所やベビーホテルなどの多くは私立保育園となります。認可を受けているから公立保育園というわけではなく、あくまでも運営元に大きな違いがあるのです。

    職員構成

    公立保育園と私立保育園では、職員構成が異なります。

    公立保育園で働く方は保育士と地方公務員の両方の資格、私立保育園は保育士資格保有者が働いています。

    公立保育士になるためには、「保育士資格+公務員試験に合格する」必要があり、試験の難易度が高く、なることが難しいと言われています。また、公立保育園は徐々に民営化され、施設数も減っている状況です。

    私立保育園は、「養成校を卒業」または「保育士試験合格者」であれば、就業することが可能なため、公立保育士よりも職に就きやすいようです。

    また、保育士不足により、無資格の人材を募集している園もあります。そのため、子どもと携わる仕事に就きたいと考えている方は、私立保育園への就職を検討してみるとよいかもしれません。

    保育内容

    公立保育園は「各自治体で統一された保育方針」に基づいて保育を行う一方、私立保育園は「各園の特色や保育方針」に基づいて行います。

    そのため、私立保育園は「英語に特化した園」もあれば、「運動や音楽を重視した園」などがあり、一日のスケジュールに違いがあることが多いでしょう。また、シュタイナー教育やモンテッソーリ教育など海外の文化を取り入れた保育を展開する施設もあります。

    ここで、公立保育園と私立保育園の特徴と違いを以下の表にまとめました。

    公立保育園と私立保育園の主な違い

    公立保育園も私立保育園も保育所の基本的な事項が定められた「保育所保育指針」に基づき保育活動が行われますが、私立保育園の場合は各保育園の特色を活かして活動することもあるようです。

    園の公式サイトや地域の情報誌などを活用して、どのような保育活動が行われいるのか確認するとよいかもしれません。

     

    公立保育園と私立保育園の費用の違い

    公立保育園と私立保育園の費用は基本的に違いはありません。ただ、私立保育園の中の認可外保育園のみ、運営元が保育料を設定している場合があります。

    公立保育園または認可を受けた私立保育園を希望する場合は、「1号・2号・3号」の認定区分に分け、各家庭の世帯年収や家族構成などによって自治体の基準を基に料金が決定します。

    基準額の例は以下の通りです。

    保育料

    出典:幼児教育の無償化に係る参考資料p12/厚生労働省からの抜粋

    【認定区分の見方】

    • 1号:保育時間4時間程度・満3歳以上の子
    • 2号:保育時間8時間または11時間程度・満3歳以上の子
    • 3号:保育時間8時間または11時間程度・0歳〜3歳未満の子

    2019年10月から幼児教育無償化がはじまり、一般的に「3~5歳以下」「0歳児~2歳児の子どもがいる住民税非課税世帯」は無料で利用することができます。

    そのため、公立・私立保育園ともに費用がかからずに通園できる方も多いでしょう。

    出典:幼児教育の無償化に係る参考資料p12/厚生労働省

    出典:幼児教育の無償化について/厚生労働省

    公立保育園と私立保育園の働き方の違い

    次に公立保育園と私立保育園の働き方の違いについて紹介します。

    保育活動

    公立保育園は各地域の特色を活かし、統一された方針のもとで保育を行います。

    私立保育園は、運営元が策定した保育方針に基づいて活動が行われます。リトミックや英語など多様な活動を取り入れていることも多く、自身が興味のある分野を選んで職に就くことが可能かもしれません。行事やイベントに力を入れている場合は、普段の保育活動の他に準備などで残業が多くなるケースもあるでしょう。

    給与や福利厚生

    給与

    公立保育園と私立保育園で働く場合に、一番の大きな違いは昇給する際の給与面かもしれません。

    厚生労働省の「令和元年度幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果<速報値>p7」の資料によると、保育士の給与実態は以下の通りです。

    保育士給与

    保育士の金額としてはさほど違いはないものの、主任保育士の昇格した場合の給与は10万円以上違いがあります。

    公立保育士は定期的に昇給する仕組みが確立されていることから、その点で私立保育園よりも昇給額が増えることが考えられます。

    また、私立保育園では退職金を設定していない施設もありますが、公立保育園では公務員と同等の退職金が支給されるという点でも違いがあるでしょう。

    福利厚生

    公立保育園では、自治体によって内容は異なるものの、地方公務員と同等の福利厚生が受けられます。

    最長3年間の育児休暇が取得できたり、共済組合に加入できたりと福利厚生が充実していることから、結婚や出産後に職場復帰しやすいかもしれません。

    また、私立保育園の場合は住宅手当の支給や結婚・出産のお祝い金など、さまざまな福利厚生を設定している園がある一方で、特に設定していない園もあるようです。

    このように給与面に続いて、福利厚生についても公立保育園の方が充実していることで長期的に働く方が多いことが考えられます。

    異動の有無

    公立保育園と私立保育園の働き方の大きな違いは「異動がある」という点かもしれません。

    公立保育園の場合は3年〜4年内に異動がある一方で、私立保育園は一カ所の園で働くことが多いようです。長期的に同じ園で経験を積みたいという方は私立保育園向けかもしれません。

    出典:令和元年度幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果<速報値>p7/厚生労働省

    出典:平成三年法律第七十六号
    育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律/厚生労働省

    公立保育園と私立保育園の違いを把握しよう

    公立保育園と私立保育園の大きな違いは運営元や職員構成が異なる点でしょう。

    これから保育園を利用する方は、公立保育園と私立保育園の違いを把握し、地域の保育園数や手続き方法などを知り、入所の準備を整えていきましょう。

    また、近年は公立・私立保育園の他にも認可子ども園、地域企業型保育園などさまざまな保育事業が展開されています。

    保育士として働く場合は自身のキャリアアップなども考慮したうえで、どのような働き方を選択するべきかを考え、就職先を検討していきましょう。

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