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保育士の業務支援に音声認識を活用!ICTシステムの導入の検討へ
目次
音声認識とは、「人が発した言葉をコンピュータが聞き取り、理解したうえでテキスト化すること」を指します。多言語の翻訳などにも使われ、多くの企業が注目している技術のひとつとなります。
タブレットや携帯電話で知りたい事柄を検索する際に、キーボード入力が慣れていない方もいるかもしれません。音声認識の技術を使えば、調べたい内容をコンピュータに話しかけることで、検索機能が自動で作動し、画面上に回答が表示されることもあるでしょう。音声でコンピュータの操作を指示することもでき、便利機能のひとつとして日常生活の中で役立てられています。
また、医療や介護の現場などでも活躍している音声認識の技術を、保育現場の中で活用することができるかもしれません。
保育業界では人材が不足しており、保育士の業務負担の軽減に向けた取り組みが行われています。
保育士は子どもの生活全般のサポートや、感染症対策、行事の企画運営など多岐に渡る業務をこなす仕事です。おたより作成や連絡帳作成など手作業も多く、コンピュータ技術を活用した業務効率化が進められているのです。
保育士の業務支援として音声認識技術に焦点をあて、現場での活用方法について見てみましょう。
「10時10分ミルクを飲む」「12時から離乳食を食べる」など保育士は子どもたちの生活スケジュールのメモを取り、連絡帳や保育日誌に記入していきます。
多忙なときはメモを取る時間がない場合もありますが、音声認識技術を使えば携帯電話やタブレットなどに話しかけることで、「音声」で内容を記録することが可能です。
その音源をもとに、保育記録をテキスト化することができるため、子ども一人ひとりの心や身体の成長過程をこまめに残すことができるでしょう。
職員会議の際に音声認識技術を活用することもできるでしょう。
会議で話したことを音声で録音してテキスト化すれば、会議終了後の内容を読み返すことが可能になります。また、生活発表会やクリスマス会などさまざまな行事を行う際に、保育士同士で企画を持ち寄ることもあるでしょう。その際の議事録も音声として残しておけば、行事の準備を進めるときに役立つことが考えられます。
近年は、認定こども園の誕生や幼保無償化など保育業界は日々変化しています。そのため、保育情報の収集を必要とする場面も多いでしょう。
ただ、保育士の中にはインターネット上の検索機能が上手に使えない方もいるかもしれません。「パソコンの使用が苦手」「タブレットの使い方がわからない」などさまざまな不安を抱く場合もありそうです。
その際に音声認識機能を活用すれば、ボタンを押してシステムに話しかけるだけで、簡単に検索でき、情報の収集が容易になるでしょう。
「午睡」「喃語」といった保育専門用語の意味などもすぐに調べることができるため、音声認識機能を利用することで保育スキルの向上に役立ちそうですね。
保育士の業務削減・効率化にさまざまな場面でコンピュータ技術が活用されている中、ICTシステムの導入を検討している園も多いでしょう。
ICTシステムとは、タブレットやパソコンを利用して子どもの個人情報や職員の労務管理、保護者のお知らせ機能などを一括して管理できるシステムになります。
音声技術機能が備わっているものもあり、利用することで保育士の仕事がスムーズに進み、保育に集中できる環境を作り上げることに役立つでしょう。
ただ、「システムを上手く活用できるかわからない」「職員がタブレットの使い方がわからず、慣れるまでに時間がかかるかもしれない」と不安を抱く園もあるかもしれません。
そのため、ICTシステムの導入を検討している場合は、サポート体制が整っている業者を選定したうえで導入する必要があるでしょう。
国の補助金制度も活用することができるため、専門業者に相談して導入後の道筋を立てたうえで、ICTシステムを利用することが大切になります。
保育士不足が深刻化する中で、タブレットやパソコンを利用するICTシステムの導入が進められています。キーボード入力などに不安を抱いている保育士さんも音声認識機能を活用すれば、少しずつ操作に慣れることができるかもしれません。
保育士の業務削減・効率化のために上手にICTシステムを取り入れ、保育施設の運営に役立てていきましょう。
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