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保育園に顔認証システムを導入!ICT活用による業務支援・労務管理

保育園に顔認証システムを導入!ICT活用による業務支援・労務管理 tetxu/Shutterstock.com
保育園の防犯対策として効果的な「顔認証システム」。導入すれば、不審者の侵入や窃盗の被害を防ぎ、安心・安全な園生活を支えることができるでしょう。セキュリティの強化の他、出欠確認や検温が可能なものもあるため、業務の効率化に役立ちそうです。顔認証システムの概要や保育園で導入が必要な理由などを詳しく紹介します。

目次

    顔認証システムとは

    顔認証とは、システムで人の顔を認証して本人であることを確認する技術です。

    顔をスキャンして目や鼻、口の位置や特徴、顔領域の比率といったさまざまな要素をもとに照合を行うことができるようです。

    携帯電話や入退室のロック解除などの場面で導入されており、多くの企業で活用されています。

    保育現場においても顔認証システムを利用することで、どのようなメリットがあるのか詳しく見てみましょう。

     

    保育園で顔認証システムが必要な3つの理由

    園のセキュリティの強化

    子どもたちが安心・安全な園生活を送るために、セキュリティを強化することは重要です。

    顔認証システムがあれば、不審者の侵入や窃盗などを防ぐことができるでしょう。

    子どもの送迎時は保育士が対応に追われ、関係者以外が園に入ることができる状況があるかもしれません。顔認証システムによって、入退室の際に機械が関係者かどうかチェックしてくれるため、安心して対応することが可能でしょう。

    子どもの出欠確認や検温が可能

    顔認証システムの他に、子どもの出欠確認や検温機能が備わっているものあります。

    保育士にとって感染症対策や子どもの体調管理などのために検温することは大切な業務のひとつです。ただ、たくさんの子どもたちの検温を行わなければならない場合は、対応に時間がかかることもあるでしょう。

    顔認証システムで出欠確認と検温を同時に行えば、保育士の業務削減につながりそうです。

    保育士が子どもの対応に集中できる

    保育士は子どもたちの生活のサポートを行う他、行事の企画や運営、保護者対応などさまざまな業務をこなす必要があります。子どもの命を預かる責任の重い仕事となることから、安全な環境を整え、細やかな気配りも重要でしょう。

    顔認証システムの活用によってセキュリティの強化や子どもたちの出欠・検温管理を自動化することで、子どもへの対応時間が増え、保育の質の向上にも役立ちそうです。

    保育園での顔認証システムの活用例

    保育園での顔認証システムの活用例を紹介します。

    入退室

    保育園では入退室の際に顔認証システムを活用する園が多いようです。

    一般的に保育園の送迎時は「①保護者が園のインターホンを押す②保育士が名前を確認する③入室する」といった過程が必要となります。

    ただ、朝の時間帯は保護者の方がこれから仕事へ出勤するため、時間に追われているケースもあるでしょう。顔認証システムを利用すると、数秒で電子錠が解除され、入退室がスムーズになったというケースがあるようです。

    勤怠管理

    保育士の勤怠管理に顔認証システムを役立てる施設もあるそうです。出退勤の際に顔認証だけでなく、自動的に時間を記録することができるものを活用しています。

    保育園の中には労働環境の改善を目指し、残業時間の削減に取り組む園もあるでしょう。顔認証システムによって勤怠管理を行うことで、出退勤を記録でき、残業時間の把握もしやすくなります。その理由を知って、業務負担の軽減に向けて役割分担の見直しなどを行うと、働きやすい環境を作り上げることにも役立つでしょう。

     

    保育園でICTシステム活用が求められている

    顔認証システムについて紹介しましたが、保育現場ではこういったICTの活用が推進されています。人材不足が深刻化する保育業界において、ICTシステムを導入することでどのようなメリットがあるのでしょうか。

    労務管理の効率化

    保育園によっては正社員の他、多くのパート保育士を雇用している場合があるでしょう。子どもたちに安全な環境を提供するために、子どもの人数に対しての職員配置数も厳密に決められています。

    急に預かる人数が増え、職員を補充しなければならないというケースも少なくありません。また、3時間勤務の方もいれば、5時間勤務の方もいるなど、シフトパターンが多様な園もあるでしょう。そのため、調整に時間がかかることも多いようです。

    このような場合もICTシステムを活用すると、情報の修正や上書きを簡単に行うことができます。国が定めた職員配置数を設定しておけば必要な職員数を簡単に算出でき、労務管理の効率化に役立つでしょう。

    人間関係の円滑化

    保育士は保護者や職員とコミュニケーションをとりながら、子どもたちの成長を見守る仕事です。連絡帳や保育記録に一人ひとりの発達段階、一日の様子などをこまめに記録して、共有することでしょう。

    ただ、互いに多忙な場合はなかなかコミュニケーションが上手にとれず、「子どもの体調の変化を知らされていなかった」「降園時刻の認識に違いがあった」など、トラブルになる場合もあるようです。ICTシステムを導入すれば、保育士がシステム上に記録を残し、リアルタイムで共有でき、連携ミスも防ぐことができそうです。

    ICTシステムの活用は、信頼関係を育むためにも重要な役割を担うでしょう。

     

    保育園で顔認証システムの導入を検討しよう

    保育園で顔認証システムを導入する際、防犯対策を考える園が多いかもしれません。その他にも子どもの出欠・検温確認、保育士の労務管理など幅広く活用することができそうです。

    顔認証システムが搭載されたものではなく、子どもの情報管理や保育士の勤怠管理などができるICTシステムを導入したいという園もあるかもしれません。

    国からの補助金制度も策定され、導入の際は最大100万円の補助を受けられる可能性もあることから、一度検討してみましょう。

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