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保育士の業務サポートにAIを活用しよう!子どもの安全性の確保・職場環境の改善へ

保育士の業務サポートにAIを活用しよう!子どもの安全性の確保・職場環境の改善へ aslysun/Shutterstock.com
今話題のAIですが、保育現場でも活用の余地はあるのでしょうか?業務負担が大きいと今問題視されているなか、ChatGPTやBirdなどのツールを使って事務作業を楽にできると嬉しいですよね。今回は、保育士の業務をサポートするAI活用法について紹介します。

目次

    AIとは

    AIとは、一般的に人工知能の意味を持ち、コンピューターやソフトウェアを用いて人工的に再現する技術のことをいいます。

    AIには、以下のような特徴があります。

    • 自律性:人の指示がなくとも自動的な作業を行う
    • 適応性:経験や学習によって成長をとげる能力の搭載

    この二つの特徴が備えられており、人間がより豊かに生活するうえで重要な技術のひとつでしょう。中には、人の代わりに業務を行うシステムとして、医療現場や製造業など幅広く活用されています。

    また、人材不足が大きな課題となる保育現場においても、AI技術の利用が取り沙汰されています。テクノロジーの介入に対して、「ロボットが代わりに保育するということ?」「AIを導入して保育業務に支障はないのか?」などデメリットを感じ、不安を抱く方もいるかもしれません。

    保育現場におけるAIの導入がどのような変化をもたらすのか、詳しく見てみましょう。

     

    保育現場で活用!「AI」技術

    子どもの思いやりの気持ちが育つ「ロボット」

    AIと聞くとロボットを思い浮かべる方も多いかもしれません。近年はペット型や人型のロボットなどが登場し、実際に購入したことがある方もいるでしょう。

    保育施設でも犬や猫のような見た目のロボットを導入している園があるようです。ロボットをお世話する楽しさを感じ、子ども同士のコミュニケーションも豊かになったという実例が報告されています。

    中にはアレルギーがあり、好きな動物にさわることができない子もいるでしょう。しかし、相手がロボットであればアレルギー反応も起きずに、餌やりや身の回りの世話をする楽しさも感じることができそうです。

    思いやりの気持ちや感性が育むことにつながるため、園生活がより充実したものになることが考えられます。

    保育士の代わりに安全性を確保「子ども見守り機能」

    子どもたちの午睡の時間は、寝かしつけしたり、うつぶせにならないように配慮したりと業務に追われる保育士さんもいるでしょう。人材不足の園では、ギリギリの人数で見守ることもあるかもしれません。

    そこで、AIが搭載された機能を使用すれば、安全を確保することに役立ちそうです。保育室にカメラを取りつけ危険な姿勢を検知して、お知らせやデータの記録を行うシステムもあるようです。

    保育士は子どもたちの大切な命を預かる仕事のため、その重責から精神的な疲労や体力の限界を感じる方もいるかもしれません。子ども見守り機能を導入すれば、リスク対策としての効果が表れ、安全性の向上だけでなく、職員の業務負担の軽減につながりそうですね。

    保育士の事務作業の簡略化・労働環境の改善「ICTシステム」

    保育士の労働環境を改善しようとICTシステムを導入する園が増えています。

    ICTシステムとは職員の労務管理や園児の情報管理、保護者へのお知らせ機能などが搭載された電子システムです。

    導入における補助金制度も利用でき、活用することで「適切に有休を管理することができるようになった。」「園児の情報を一括管理・共有することでミスが減った。」などの報告が挙げられています。

    保育士の労働環境について「給与が安い」「労働時間が長く体調を壊す方がいる」などあまりよいイメージを持っていない方もいるかもしれません。

    ICTシステムを導入することで業務の削減・効率化が期待でき、離職率の低下にも役立ちそうですね。

     

    「AI」技術を保育現場に取り入れる方法

    AIの活用は保育士の職場環境の改善に役立つことが考えられます。ただ、しっかりと目的を持ったうえで保育現場に取り入れる必要があるでしょう。

    ここでは、上手に活用するためには、どのように導入すればよいのか紹介します。

    子どもへの関わりは「保育士」中心、AIが業務をサポート

    「AIを導入するということは、ロボットが子どものお世話をするの?」と心配になる方もいるかもしれません。

    保育士は子どもたちの幼児期を支える大切な存在であり、子どもの身の回りのお世話や食事の援助、声かけなど細やかな気配りが必要になることから、AIが代わりを担うというのは難しいでしょう。

    AIはあくまでも業務を補助する機械であり、保育士が仕事に集中することができるようにサポートするものです。午睡センサーの活用、子どもの情報管理の効率化、ICTシステムによる労務管理の簡略化など、どのようにAIを取り入れるべきか検討することが大切になります。

    AI・ICTの効果をアナウンス

    厚生労働省では、保育士がより働きやすい環境を作り上げるために「ロボット・AI・ICT等を活用した保育士の業務負担軽減・業務の再構築に関する調査研究」を作成しています。

    この資料の中では、魅力ある現場を構築するうえでAIやICTの活用の重要性がまとめられています。システムによって園児の体温の記録・管理、写真や動画の管理、保育士のストレスチェックなどを行い、環境の整備に役立つという報告が挙げられています。

    また、AIの翻訳機能を用いた外国籍の子や保護者とのやり取りの支援、子どもとロボットとの触れあいを通した情操教育など、さまざまな分野で活用することができそうですね。

    こういった効果に対して保育業界で積極的にアナウンスすることで、よりよい施設運営に役立つことが考えられます。

    保育現場のリアルな声を聞き、AI・ICT対応可能か精査を

    AI・ICTの活用を検討していても「今まで通りの業務」が一番と考え、導入をなかなか決められない場合もあるかもしれません。

    まずは現場の声を聞き、業務の削減・効率化を図るためにはどのようなシステムを活用するべきかしっかり考えることも大切になります。職員の声を反映することは、仕事への満足度の向上にもつながりそうです。

    「行事の写真の選定が大変」「午睡チェック・記録に時間がかかる」「指導案作成を効率的に行いたい」などさまざまな意見が挙がるかもしれません。その保育園によって抱えている問題に違いがあることも考えられるため、きちんと職員と向き合いましょう。

    また、保育現場では、さまざまな年齢の職員が働いていることでしょう。中にはパソコンやスマートフォンなどの機械の扱いに慣れていない方もいるかもしれません。その方たちの抵抗感をなくすために、AIやICTシステムなどについて詳しい説明を行い、使い方のレクチャーを丁寧に行うことも必要になります。

    出典:ロボット・AI・ICT等を活用した保育士の業務負担軽減・業務の再構築に関する調査研究

     

    「AI」技術を保育現場に活用しよう

    少子高齢化が進む中、2020年4月時点で保育所の申込者数は「284.2万人」(厚生労働省調べ)。

    これからも女性の社会進出により、利用者数の増加が考えられます。ますます、保育の受け皿の必要性は増し、保育現場の環境を整備することが重要になるでしょう。

    保育の質の向上を目指すためにも、AI・ICTシステムの導入を検討し、職員が働きやすい職場を作り上げていきましょう。

    保育施設向けのICTシステム「保育士バンク!コネクト」は、シフト作成や勤怠情報の集計といった園の事務作業の負担をぐっと軽くできるツールです。

    パソコンが苦手な方でも使いやすいデザインや、サポート部門の充実度が強みです。

    ICT補助金を使った導入に関しても弊社がサポートいたします。気になる方は、お気軽にご相談くださいませ。

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    出典:保育を取り巻く状況について

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