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保育園に途中入園はできる?入りやすい時期や待機児童状況、メリット・デメリット

保育園に途中入園はできる?入りやすい時期や待機児童状況、メリット・デメリット yamasan0708/Shutterstock.com
引っ越しや職場復帰などで、保育園への途中入園を考えている保護者の方もいるかもしれません。入りやすい時期や手続き方法、途中入園によるメリット・デメリットについても気になりますよね。情報収集の仕方など入園に向けて工夫することや、2021年4月時点の待機児童状況などもふくめて徹底解説します。

目次

    保育園に途中入園は可能?

    途中入園とは、子どもが4月以外に保育園に入園することをいいます。

    「家族の転勤」「職場復帰」などさまざまな理由で途中から入所したい方もいるでしょう。

    しかし、待機児童の問題などがあり、「途中から入れるか心配」「定員に空きはあるの?」と不安な方も多いかもしれません。

    厚生労働省の調査によれば、2021年度の待機児童数は全国に5,634人。前年比6,805人と減少傾向にあります。ただ、兵庫県や千葉県、東京都などでは依然として待機児童が多く、定員がいっぱいでキャンセル待ちもしくは追加募集をしていないケースもあるようです。

    待機児童
                             

    出典:2021年4月待機児童数調査のポイントからの抜粋/厚生労働省

    上記のように、自治体によって待機児童数に違いがあることがわかります。これから保育園に入所を希望している場合は、お住いの地域の役所に状況の確認を行い、入りやすい時期なども把握するとよいでしょう。

    出典:2021年4月待機児童数調査のポイント/厚生労働省

    途中入園で入りやすい時期

    途中入園で入りやすい時期は、保育園の利用児童が少なくなる時期になります。

    4月時点で園の定員数に空きがあった場合は、5月に追加募集を行う園があるでしょう。また、転勤や引っ越しが増える9月や10月は入所しやすいようです。

    各自治体で途中入園の申し込み期限は異なりますが、利用を開始する前月の「5日〜10日前後」までに申し込みを行うとよいでしょう。

    また、各自治体の保育園の利用状況を確認したい場合は、地域のホームページで公表している場合もあるので、チェックしてみるとよさそうです。

    途中入園のために工夫すること

    保育園に途中入園する際、なにかと不安を抱くことも多いものです。入園するためにどのような工夫を行えばよいのか、紹介します。

    情報収集を大切にする

    保育園に入園する際、情報収集が大切になります。方法は以下の通りです。

    • インターネットサイト
    • 本・雑誌
    • SNS
    • 役所に問い合わせ

    最近は保育園の情報を収集するため、SNSを利用する保護者の方も増えているようです。ただ、中には園の悪い評判をのせている場合もあるため、そういった口コミに惑わされずに情報を収集していきましょう。

    頻繁に役所に相談する

    保護者の方の中には役所に何度も相談に行き、保育園が決定した場合もあるようです。役所は利用状況を把握していることから、園児の転園などが決まった際に枠が空いたことを教えてくれるかもしれません。

    途中入園を希望していることを伝え、入所しやすい状況を作りあげることも大切ですね。

    入園の幅を広げる

    認可保育園や認定こども園の定員がいっぱいでなかなか入所できないケースもあるでしょう。

    最近は0歳~2歳児を限定に保育を行う地域型保育事業を利用する方も増加しています。その中の小規模保育園では定員を19名以下としていることから、手厚い保育を受けられる可能性も高いようです。

    また、通園しやすい駅の周辺ではなく、少し駅から離れた園を探してみるなど選択の幅を広げてみるとよいかもしれません。

    0歳児からの入園を検討する

    厚生労働省の2022年度の資料によれば、年齢別の待機児童数の状況は以下の通りです。待機児童のうち、約80%が1歳〜2歳児であることがわかります。

    待機児童問題

    出典:保育所等関連状況取りまとめp4/厚生労働省からの抜粋

    0歳児の待機児童は全体の8.5%と少ない結果となりましたが、その理由はいくつか挙げられます。

    • 育休が終了するまで保育園を利用する方が少ない
    • 卒乳の時期を考え、0歳児に保育園に入所する方が少ない
    • 子どもが産まれて1年間は側にいたいと考える方が多い

    上記のような理由により、1歳児や2歳児に比べて0歳児は途中入園しやすい地域もありそうです。そのため、0歳児からの入園も視野に入れて検討してみるとよいかもしれません。

    出典:保育所等関連状況取りまとめp4/厚生労働省

    入園の際、早生まれなど生まれ月で不利になる可能性も

    早生まれとは、1月1日から4月1日までに誕生したことを意味しますが、入園の際、早生まれの場合は、不利になる可能性もあるので注意が必要です。

    労働基準法では産後56日間は就業してはならないという規則があり、多くの保育園では生後57日以降から子どもの受け入れを行っています。

    例えば、3月28日に産まれた場合は4月入園に間に合わず、受け入れは5月以降となります。

    4月入園に間に合わない場合は、途中入園の5月の追加募集などをねらい、保活を計画的に進めるとよいですね。

    途中入園の手続き方法

    次に途中入園の手続き方法について紹介します。

    認可子ども園・地域型保育事業

    申請方法

    • 役所に申請
    • 保育園に直接申請

    各市町村で手続き方法が異なるため、お住まいの自治体に確認するとよさそうです。また、希望の園がある場合は園に直接聞いてみるとよいかもしれません。

    提出書類

    入園を申請するためには保育の必要性が認定された証明書「保育支給認定証」「認可保育施設利用申請書」などを提出します。各地域によって呼び方が違うため、その点もきちんと確認するとよいでしょう。

    また、認定を受けていない場合は「就労証明書」を提出して、保育の必要性を認定してもらう手続きを行う必要があります。

    認可外保育園

    申請方法

    • 保育園に直接申請

    一般的に認可外保育園は保育園に直接申込を行います。申請書の提出期限や手続き方法について、問い合わせするとよいでしょう。

    また、月額の保育料や延長保育料なども園ごとに異なるため、その点もきちんとチェックするとよさそうです。

    提出書類

    認可外保育園では「保育支給認定証」、「施設利用申請書」などが不要の場合もあります。園によって違いがあるため、確認しましょう。

    申請後の入園通知は、電話またはメール、郵便などで知らされることが多いようです。スムーズに手続きを行えるようにしっかり準備していきましょう。

    途中入園するメリット・デメリット

    「子どもは環境の変化に慣れることができるだろうか」「新年度まで入園を待った方がいい?」など不安な保護者の方もいるでしょう。

    最後に途中入園するメリット・デメリットについて紹介します。

    メリット

    途中で入園する場合は、園見学などを通してあらかじめクラスの様子や雰囲気を知ってから申込ができるというメリットがあるでしょう。

    事前に子どもが馴染めそうか確認できるため、保護者の方は安心して預けることができそうですね。

    その一方で入園を考えられている保護者の方の中には、初めて子どもと長時間離れることに心配になる方もいるでしょう。

    「子どもが泣いてしまわないか」「寂しい思いをしないか」など不安になりますよね。

    ただ、保育園に通うことで、さまざまな体験を重ねて、発想力や創造力、コミュ二ケーション能力などを養うこともできそうです。保育園と協力して、ともに子どもを見守っていくという気持ちを大切に、入園を検討してみるとよさそうです。

    デメリット

    途中入園ですぐ環境に慣れる子もいれば、慣れない子どももいるかもしれません。保育時間を少しずつ伸ばしていく「慣らし保育」を行い、子どもたちが環境に少しずつ慣れることができるよう配慮することが大切です。

    中には途中から入園したため、ママ友を作ることが難しかったという保護者の方もいるようです。ただ、保育園は働いている方が多く、なかなかママ友を作りにくい状況であることがほとんどです。

    友だちができないことに不安を抱かず、行事などで話しかけてみたり、登園の際に挨拶したりと少しずつ距離を縮められるとよいですね。

    途中入園の方法を把握してスムーズに手続きを進めよう

    途中入園は保育園探しや役所への問い合わせなど、時間がかかることが予想されます。

    職場復帰や転勤など忙しいタイミングで検討している方もいるでしょう。体調などを崩さないよう、スケジュールをしっかり立てて、スムーズに途中入園ができるように準備できるとよいですね。

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