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保育のルーチン化で先を見通す能力を育む!保育士の業務も効率的に

保育のルーチン化で先を見通す能力を育む!保育士の業務も効率的に maroke/Shutterstock.com
作業効率が上がり、生産性の向上に役立つ業務の「ルーチン化」。仕事をこなすうえで活用される技法のひとつですが、保育現場の中に取り入れることもできそうです。ルーチン化することで子どもの園生活が円滑に進み、先を見通して行動する能力を育てられるかもしれません。保育現場におけるルーチン化の必要性について詳しく紹介します。

目次

    ルーチン化とは別名「ルーティーンワーク」と呼ばれ、日常的に同じ作業を繰り返すことを指します。

    毎日決められた内容をこなすことで作業効率アップに役立ち、先を見通す力が身につくといわれています。

    保育現場においてもルーチン化を意識的に取り入れることでどのようなメリットがあるのでしょうか。

    まずは子どもの保育活動と照らし合わせて考えてみましょう。

    保育活動にルーチン化を取り入れるメリット

    保育活動でルーチン化しているものといえば、1日の保育スケジュールが挙げられるでしょう。

    保育スケジュール

    このように時系列ごとに活動の内容が決まっていれば、初めて集団生活を始める子どもたちも環境の変化に馴染みやすくなります。

    また、トイレトレーニングを行う場合には「①トイレに行く②衣服を脱ぐ③便器に座る④排泄する⑤お尻をふく⑥排泄物を流す」といったルーティーンを覚えると見通しを立てて進めることができそうです。

    その他にも活動の合間に手洗い・うがいをしたり、給食前に準備をして座ったりとルーチン化を繰り返せば、子どもたちは次第に自分のやるべきことを把握して、身の回りのことを意欲的に取り組めるようになるでしょう。

    子どもの生活全般をサポートする際にルーチン化を意識すると、思考力や自立心を養うきっかけにもなりそうですね。

    保育活動にルーチン化を取り入れる際の注意点

    保育活動の中でルーチン化を取り入れる際の注意点を見ていきましょう。

    子どもが「流れ」をつかむまで繰り返し伝える

    子どもたちは園生活の流れや生活習慣をすぐに覚えるわけではありません。毎日繰り返し行うことで少しずつ身についていくものでしょう。

    そのため、子どもが流れをつかむまで様子を見ながら「靴をしまおうね」「次はなにをするのかな?」などと声をかけていきましょう。

    中にはどのように行動すればよいのか不安を抱く子どももいるでしょう。「大丈夫だよ」「先生といっしょにやろうね」といった安心感を与えられる言葉を伝え、それぞれの成長にあわせてサポートできるとよいですね。

    子どもの「思考力」や「気づき」を大切にする

    入園当初は子どもたちが安心して園生活を送ることができるように、ルーチンの内容をこまめに伝えることが大切になります。

    しかし、少しずつ環境に慣れてきたら子どもが自分自身で「次は手洗いやうがいをしないといけないな」「先生のお話が始まったら手は膝の上におく」といった先を見通す力を育めるよう、見守ることも必要です。

    声かけの数を減らしたり、子どもたちが自分自身で行動するまで待ってみたり、成長段階をふまえて対応することが求められるでしょう。

    このようにルーチン化を上手に取り入れることができれば、生活する力の基礎を作り上げることにつながりそうです。

    保育士さんは子どもたちの行動を見守りながら、ときには褒めたり、励ましたりして習慣化することの大切さを共有できるとよいですね。

    保育士業務のルーチン化で効率化を図る

    ルーチン化は保育活動だけでなく、保育士さん自身が業務を行う際も有効な手段かもしれません。

    保育士の仕事は子どもたちの生活全般のサポート以外に連絡帳や保育記録の記入、園の清掃作業、行事の企画・運営など多岐に渡ります。

    そのため、同時進行でこなさなければならない業務も多く、多忙なあまり体調を崩してしまう保育士さんもいるでしょう。仕事の手順の見直し、ルーチン化する作業を決めておけば、スムーズに進む業務もあるかもしれません。

    次に保育士業務のルーチン化のポイントを整理して、業務の効率化に役立てていきましょう。

    保育士業務のルーチン化ポイント①仕事のタイムスケジュールの把握

    まずは保育士さん自身が一日の仕事スケジュールを把握することが大切です。

    子どもたちの様子や活動内容は事細かに記録することはあっても、自分の1日の行動を見返すことは少ないかもしれません。

    時間の使い方を書き出してみると、「この業務は違う曜日にまとめて行えばよかった」「書類作成は出勤してすぐに行うとよいかも」といったさまざまな発見がありそうです。

    1日単位、1週間単位と時系列ごとに書き出して業務内容を把握していきましょう。

    保育士業務のルーチン化ポイント②業務フローの整理

    次に業務フローを整理していきます。

    それぞれの業務に優先順位をつけ、目標となるゴールを設定しましょう。何をいつまでにやるべきかを明確にすることで業務に取り組みやすくなります。

    運動会や生活発表会などの行事の時期は特に忙しくなるでしょう。普段の保育活動にプラス行事の準備に取りかかるため、業務量も多くなりそうです。

    きちんと計画を立てて少しずつ取り組み、普段の業務とのバランスを保つことを心がけましょう。

    保育士業務のルーチン化ポイント③TODOリストの作成

    最後にルーチン化できる業務やイレギュラーの業務をまとめ、TODOリストを作成していきましょう。リストがあれば先を見通して仕事に取りかかることができ、業務の効率化につながりそうです。

    また、TODOリストを作成するにあたって、自分自身が苦手とする業務や時間がかかる業務が明確になる場合もあるでしょう。その業務を効率的にこなすための改善案を考えることも大切です。

    例えば、指導案の作成時に「ねらい」の内容がなかなか思いつかないという保育士さんもいるでしょう。その場合は保育所保育指針を読み返したり、厚生労働省の保育関係の研究資料を参考にしたりすると、さまざまな案が浮かぶかもしれません。

    TODOリストにはこのような改善案を記入し、作業手順もいっしょに記載すればスムーズに仕事が進みそうです。

    保育士業務のルーチン化に役立つ!ICTシステム

    保育士業務のルーチン化を図る際、効率的に行えない業務もあるかもしれません。

    例えば、園児の出欠管理を手書きで行う園では「出欠確認→記録→職員共有→資料の保管」といった手順で進めることも多いようです。

    こういった業務はシンプルなものの、手順を省くというのは難しいかもしれません。

    しかし、そこでICTシステムで情報を一括管理できれば、「ICカードを機械にかざす→システムによる記録・職員共有・データ保存が可能」となり、仕事量の軽減に役立ちそうです。

    ICTシステムにはその他にも職員の勤怠管理や保護者のお知らせ機能も備わっています。導入すれば、保育活動以外の業務を効率的に進められることから、保育士の負担軽減につながるのではないでしょうか。

    補助金制度も確立されていることから、導入を検討してみましょう。

    保育業務のルーチン化で効率的な取り組みを

    保育活動や保育業務のルーチン化を行う際はひとつひとつの業務フローの見直しが大切になります。

    「計画を立てた後に実行して問題点を洗い出す」という作業を繰り返し行い、改善案を考えていきましょう。ルーチン化できる内容については、作業手順を明確にして取り組んでいけるとよいですね。

    保育現場にルーチン化を上手に取り入れ、保育の質の向上や業務の効率化を目指していきましょう。

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