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保育ICTシステムを比較!シフト作成に強いなど大手4社の特徴を紹介
目次
保育ICTシステムとは、パソコンやタブレットなどを活用して保育士の業務負担となっている勤怠・労務管理や園児の情報管理などの効率化、仕事量の削減を実現するシステムです。
保育士の担い手不足は深刻な問題であり、解決方法として職場環境の改善が大きな課題となっています。
「書きものが多くて仕事が終わらない」、「残業続きで休む暇がない」など不満を抱く保育士さんが安心して仕事に取り組むことができるよう、保育ICTシステムの活用が注目されています。
保育ICTシステムは民間企業が販売しており、さまざまな機能が搭載されています。まずはどのような機能が備わっているのか詳しく見ていきましょう。
職員の労務管理は、事務員さんが行っている場合もあれば、保育士さんが対応しているケースもあるようです。以下のような機能を活用して、事務作業を簡略化することで、業務がスムーズに進むことが考えられます。
職員のシフト作成や勤怠管理を行う機能が備わっています。保育園では、国による職員配置基準があり、子どもの人数に合わせて必要な職員数が定められています。システムを活用してシフトと勤怠管理を紐づけておくと、急なお休みで保育士さんが不足した場合も、すぐに代わりの職員を見つけることができるため、活用しやすいでしょう。
年度ごとに必要な書類を自治体に提出する際に、自治体に向けた報告書類を自動作成することができます。労務監査では職員の残業時間や有給取得日数など詳しくチェックが行われる可能性もあるため、あらかじめICTシステムにデータを入力しておくと、スムーズに報告することができるでしょう。
園児情報の管理は紙ベースで行う場合もありますが、ICTシステムで以下のような機能をして一括管理すると、業務の効率化に役立つでしょう。
保育園では、園児の住所や健康状態、アレルギーの有無などさまざまな個人情報を管理することが必要です。資料として紙でまとめている園も多いようですが、年度ごとに情報が変更になる場合もあるでしょう。保育ICTシステムを活用することで、入力・修正作業が効率化され、保育士同士の引継ぎが進めることができます。
ICカードやタッチパネルなどで子どもたちの登降園記録を簡単に記録することが可能となります。朝は特に設定保育などの準備で忙しい保育士さん。出席簿をつける手間が省けるため、子どもたちの保育に集中して取り組むことができます。
保育園では子どもたちの検温や排便回数、お昼寝記録など健康管理を行うことが重要です。乳児期はミルクの回数や睡眠時間も細かく記録することが考えられます。保育ICTシステムで、項目別に入力しておくことができ、保護者の方だけでなく、職員同士でも共有しやすくなるでしょう。
その他にも、延長保育料やおむつ代などの費用についての情報を一括管理することで集計作業が簡単になることも考えられます。
大切なお子さんを預かるうえで、保護者とのコミュニケーションをとることが重要ですが、仕事が忙しく、連絡を共有することが難しい場合もあるでしょう。
保育ICTシステムでは、以下のように保護者と園をつなぐ機能が備わっているものがあります。
災害時の緊急連絡や不審者情報などを一斉に配信できます。連絡網などを作成せず、この機能を利用しているケースも多いようです。保護者に一斉に送信することができるため、電話連絡などの手間を省くことができます。
園だよりやクラスだより、健康だよりなどさまざまなお便りを配信することができます。配布をしないことで保育士の業務負担の軽減に役立ち、受け取る保護者も仕事の合間に読むことができるため、利用するメリットが多い機能でしょう。
保護者と担任は連絡帳で子どもたちの様子を伝え合います。連絡帳機能を活用すると、アプリを通じて質問などもしやすくなり、写真などを共有することも可能となります。コミュニケーションの活性化にも役立つでしょう。
一部の保育ICTシステムには、欠席や遅刻、早退の他、預かり時間の変更などを共有する機能があります。保護者共有のアプリを通じて受付し、出欠データの集計作業に役立てることもできるでしょう。
その他に、預かり保育の予約システム、園バスの位置を共有、行事の参加・不参加のアンケート集計などの機能が備わっているものもあります
保育ICTシステムは種類によってさまざまな機能が備わっています。
写真管理や販売ができる機能の他、保育士向けの年間保育計画や指導案作成機能、献立管理機能など保育園で「こんな機能があれば助かる!」というものが搭載されているようです。
園でどのような機能を活用すべきか考えたうえで、自園の運営に合った保育ICTシステムを導入することが大切かもしれません。
ここからは保育ICTシステムを販売している4社の特徴を紹介します。
「保育業務のタイヘンをカンタンにかえる」をテーマに、保育ICTシステムの導入をサポートする保育士バンク!コネクト。
シンプルで便利な機能が特徴で、「簡単に、わかりやすい」操作性が魅力です。
7次締切分:2024年10月8日 (火) → 交付決定日:2024年11月22日(金) 予定
追加公募対象枠:通常枠、インボイス枠(インボイス対応類型)、インボイス枠(電子取引類型)、セキュリティ対策推進枠、複数社連携IT導入枠
※確定している募集回のスケジュールになります。以降のスケジュールは随時更新いたします。
※一般的に公募が遅くなるにつれて、通過(採択)率が下がるとされているため、お早めの申請をおすすめしております。
※手続きに時間がかかるため、締切は弊社ヘルプデスクの受付締切日を記載しております。
保育士バンク!コネクトは労務管理に特化しており、ICカードで出退勤打刻が可能で、遅刻や早退、残業などの勤怠管理ができます。
また、国の職員配置基準をもとにシフト作成ができる機能が備わっています。時間がかかる労働時間の集計や有給取得日数の確認、給与システムとの連携もできることから職員の「働きやすい」環境を作り上げることに役立つでしょう。
2019年から施行された働き方改革により、保育施設で実施される労務監査は以前よりも細かなチェックが行われていることから、職員の勤務体制をきちんと管理することが必要です。
保育士バンク!コネクトでは労務監査を受ける際に報告に必要な機能が備わっていることから、毎年の煩雑な監査対応の負担減に役立ちます。導入後、監査対応が4時間から1時間にまで減ったというお声も。
園児情報の一括管理や保育機能メモなども搭載されており、職員の日常的な保育活動を支えるうえでも活用しやすいかもしれません。
保護者とのコミュニケーションの充実など多様な機能が満載なC社。
職員同士が報告・連絡・相談しやすい環境を作りあげるうえで保育ICTシステムの活用をサポートしています。
保育士の保育計画や指導案作成の他、保護者との連携機能などあらゆる機能が備わっており、「良質なコミュ二ケーション」を取ることができます。
健康チェックや献立管理まで幅広い機能を展開しており、必要なものだけをカスタマイズして取り入れることも可能です。
保育士さんの働き方を見直し、持ち帰り残業の削減にも役立つことから、保育の質の向上を図るうえでも役立つでしょう。
保育業務のサポートに特化したH社。
機能によって3つのコースに分かれており、園別に必要な機能を考えて申し込むことが可能です。
連絡帳のデジタル化や午睡チェックや検温などの健康管理機能が充実しています。
特に午睡中は事故が起こる可能性も・・・呼吸や体動を検知することができる機能が搭載しているため、園児の安全性を守ることにつながるでしょう。
保育料の自動計算機能の他、行事予定管理、写真管理などさまざまな機能が搭載されています。
園バスの位置情報や園全体をサポートする機能が充実しているB社。
基本機能に加え必要に応じて、連絡帳や保育料計算などのオプション機能を追加することが可能です。
園バスの位置情報機能を中心として、お知らせメール配信など保護者への連絡機能が搭載されています。
特に園バスの運行では、自宅まで送迎している保育園もあるため、利便性や安全性を併せもった機能は活用しやすいようです。
園バスにはGPS車載器を取付けて走行することで保護者に向けて「まもなく到着予定」といったメールが自動的に届くなどさまざまなサービスを展開しています。
その他にも預かり保育管理や園児情報管理だけでなく、卒園証書や指導要録といった書類の作成・印刷なども可能です。
保育ICTシステムを活用すれば、職員の働きやすい職場を作り上げることにつながるでしょう。
国からもシステムの導入を行うための補助金制度が用意されており、サポート体制が充実しています。
保育士バンク!コネクトでは費用や活用方法などさまざまなご相談に対応させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
ご入力のメールアドレスに資料を
お送りいたします。
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