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【2023年最新版】保育園が使えるICT補助金・助成金をわかりやすく解説
目次
厚生労働省では保育士の人材不足の解決や保育の質の向上に向けて積極的にICTシステムの導入を後押ししています。
ICTシステムとはパソコンやタブレットなどを活用して園児情報の管理や職員の労務管理、保護者へのお知らせ配信などさまざまな機能を兼ね備えた電子システムです。
ICTシステムを導入した園では「職員の書類仕事の時間が削減された」「人材配置のシフト作成の簡略化に成功」といった報告があります。
ただ、システム導入には多大な費用がかかるもの。
そこで国は導入の促進に向けて、ICTシステムの導入に使える補助金や助成金の制度を策定しました。
年度ごとに補助金の予算や内容に変更が行われるため、毎年制度内容をチェックすることが大切です。
今回は2023年に保育園が活用できるICT補助金を詳しく紹介します。
一つ目は経済産業省管轄のIT導入補助金です。
IT導入補助金は保育園だけでなく、中小企業や小規模事業者に向けて各事業の課題やニーズに合わせたITツールを導入に関する経費の一部を補助し、業務の効率化や生産性の向上などをサポートするものです。
中小企業事業主・小規模事業者
※社会福祉法人/医療法人/学校法人・・・常勤職員300名以下
その他の法人・・・資本金5千万以下または常勤職員100人以下
※宗教法人は対象外となっています。
30万~150万円以下(1法人あたり)※補助率は全体の50%以内
1次締切:2023年4月25日(火)17:00予定
↓
交付決定日:2023年5月31日(水)17:00予定
2次締切:2023年6月2日(金)17:00予定
↓
交付決定日:2023年7月11日(火)17:00予定
上記はIT導入補助金の締め切り日となりますが、導入するICTシステムを選択したうえで申請を行う必要があります。各ICTシステムの取り扱い企業において締切日が設定されているため、しっかりチェックすることが大切です。
過去に自治体のICT補助金を利用された事業者も申請対象となる可能性があるので、その点も確認するとよいですね。
出典:IT導入補助金2023
2つ目は厚生労働省管轄のICT推進事業補助金です。
7次締切分:2024年10月8日 (火) → 交付決定日:2024年11月22日(金) 予定
追加公募対象枠:通常枠、インボイス枠(インボイス対応類型)、インボイス枠(電子取引類型)、セキュリティ対策推進枠、複数社連携IT導入枠
※確定している募集回のスケジュールになります。以降のスケジュールは随時更新いたします。
※一般的に公募が遅くなるにつれて、通過(採択)率が下がるとされているため、お早めの申請をおすすめしております。
※手続きに時間がかかるため、締切は弊社ヘルプデスクの受付締切日を記載しております。
保育施設限定の補助金制度として保育士の業務負担を軽減することを目的に、ICT化を推進する際に必要な費用を一部支援します。
認可保育所・認証保育所・小規模保育事業・認定こども園
※自治体により異なる可能性があります
ICT補助金の補助金額は導入の機能数によって異なります。
①保育に関する計画・記録
②園児の登園・降園の管理
③保護者との連絡
↓上記3つの機能の補助金額は以下の通りです。
1機能:1施設当たり20万円(併せて端末購入等を行う場合:70万円)
2機能:1施設当たり40万円(併せて端末購入等を行う場合:90万円)
3機能:1施設当たり60万円(併せて端末購入等を行う場合:100万円)
※自治体・事業種別によって異なる場合があります。
なお、登園管理システムの普及促進に伴い、費用について2023年末までの時限的措置として補助率の嵩上げが行われています。その点も確認するとよいですね。
各自治体によって異なります。
3つ目は内閣府管轄の運営支援システム導入加算です。
企業主導型保育事業限定の補助金です。保育士の業務負担軽減を目的としてICTシステムを導入する際に費用を加算するものです。
中小企業事業主・企業主導型保育園
100万円(1施設あたり)※補助率100%
2023年4月末 ※要確認
出典:企業主導型保育事業
保育ICTシステムを活用する際に、IT導入補助金やICT化推進事業補助金などさまざまな制度を利用することが可能です。
ただ、それぞれの補助金や助成金の制度には条件や上限金額に違いがあるため、どんな風に手続きすればよいのか迷うこともあるでしょう。
そんなときは保育士バンク!コネクトにご相談いただければ、お手続きやシステムの導入をサポートさせていただきます。
また、導入後に「職員が使いこなせていない」「上手く活用できていない気がする」など利用方法のフォローも致しますので、まずはお気軽にご相談ください。
保育士ICTシステムの導入により、業務の効率化だけでなく、保育に集中できる環境の整備につながりそうです。補助金や助成金を活用したICTシステムの導入を検討してみましょう
また、保育施設ではシフト制を導入しており、人材不足や早番・遅番といった多様な働き方があるため、シフト調整に時間がかかる園もあります。
当社の保育士バンク!コネクトのICTシステムには、あらかじめ園の実情にあわせた職員の人材配置を設定できる機能が備わっているため、ぜひご活用ください。
その他にも職員の残業時間の見える化、勤怠に関する申請書類の一括管理なども可能です。
補助金・助成金の活用などのご質問も承りますので、お問い合わせお待ちしています。
ご入力のメールアドレスに資料を
お送りいたします。
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