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保育園・幼稚園の経営者が最低限持っておきたいITリテラシー

保育園・幼稚園の経営者が最低限持っておきたいITリテラシー
近年、社会全体での働き方改革の推進を受けて、保育業界でも業務の効率化が進められています。業務負担の軽減や効率化のために、ITツールやICTシステムの導入を検討している保育園・幼稚園の経営者の方もいるのではないでしょうか。保育施設の経営者が最低限身につけておきたいITリテラシーについて解説します。

目次

    保育施設経営者に最低限必要なITリテラシーってどんなもの?

    保育業界において働き方改革が進んでいる中で、ITツールICTシステムを活用して業務を効率化しようとする動きが行われています。

    ITツールやICTシステムの導入は業務効率化や業務負担の実現につながる反面、

    ITに対する基礎的な知識がなければ思うように使いこなせなかったり、情報漏えいなどのリスクを伴う場合もあります。

    このITやパソコンなどのIT機器の操作に関する基礎的な知識やスキルは「ITリテラシー」と呼ばれています。

    ITリテラシーとは一般的に、

    • ①情報基礎リテラシー
    • ②コンピュータリテラシー
    • ③ネットリテラシー

    などがあげられるでしょう。

    ITツールやICTツールを正しく活用するためにも、現場で使い始める前にまず、

    保育施設経営者がITリテラシーについて理解を深める必要があります。

    理解を深めた上で、職員全員がITリテラシーを身につけることができるよう、

    研修やマニュアル作りなどのITツールやICTシステムの導入に向けた準備を進めましょう。

    ITリテラシーには一般的に、情報基礎リテラシー、コンピュータリテラシー、ネットリテラシーがあげられますが、

    保育園や幼稚園の経営者は、具体的にどのような知識を身につければよいのでしょうか。

    保育園や幼稚園の経営者が持っておきたい最低限のITリテラシーや、

    ITリテラシーを持っていないとどのようなリスクがあるのか解説します。

    保育施設経営者に必要なITリテラシー①情報基礎リテラシー

    保育園や幼稚園の経営者が持っておきたい最低限のITリテラシーとして、まず「情報基礎リテラシー」があります。

    情報基礎リテラシーとは、「求めている情報にたどりつく能力」のことを指します。

    求めている情報に対して、正しいツールを選定し、そのツールを使いこなして求めている情報にたどりつければ、

    情報基礎リテラシーを持っている状態といえるでしょう。

    また、取得した複数の情報を比較し、正しい情報を選び取れることも、情報基礎リテラシーのスキルとして重要となります。

    保育園や幼稚園経営者の場合の具体的な例として、ITツールやICTシステムの選定の場面で、情報基礎リテラシーは必要となりそうです。

    数あるITツールやICTシステムの中から、自分の園の課題に合ったものを選ぶ場合、

    インターネットでの検索からサービスの提供元のホームページや、

    サービス比較サイトなどの情報を参考に選定することもあるのではないでしょうか。

    そういった場合、一つの情報からサービスを選定してしまうと、取得した情報に偏りや誤りあったとき、

    課題解決に至らないサービスを選定してしまう可能性があります。

    情報基礎リテラシーがあれば、インターネットのみならず、さまざまなメディアからの情報を参考にしたり、

    正しい情報の取得・比較を行うことができ、目的に合ったサービスを選択をすることができるでしょう。

    このように、情報基礎リテラシーは、ITツールやICTシステムを活用する上で、最低限身につけておきたいITリテラシーといえます。

    保育施設経営者に必要なITリテラシー②コンピュータリテラシー

    保育園や幼稚園の経営者が持っておきたい最低限のITリテラシーとして、次に「コンピュータリテラシー」があります。

    コンピュータリテラシーとは、パソコンやスマートフォンなどのIT機器を操作する知識や技術のことを指します。

    IT機器に関する知識とは一般的に、

    • IT機器にはどのようなものがあるのか
    • IT機器はどのような機能、仕組みなのか
    • IT機器はどのような場面で活用できるのか

    といった知識のこといいます。

    また、IT機器に関する技術とは、パソコンやスマートフォンなどのIT機器を操作する際の基本的な作業スキルのことです。

    ただし、IT機器に関する技術は、業界・業種で求められるスキルや知識は異なっているため、

    キーボードやマウスなどの基礎的なパソコン操作のスキルから、プログラミングなどの専門的なスキルまで多岐に渡ります。

    保育園や幼稚園の経営者であれば、

    • キーボードやマウスなどの操作方法
    • 表計算ソフトや文書作成ソフトなど、基本的なソフトウェアの操作
    • IT機器内のフォルダ管理の仕方
    • メール機能など内部や外部でやりとりする際のツールの使い方

    などのスキルは最低限持っておきたいITリテラシーといえるでしょう。

    保育施設経営者に必要なITリテラシー③ネットワークリテラシー

    保育園や幼稚園の経営者に必要なITリテラシーとして、最後に「ネットワークリテラシー」があります。

    ネットワークリテラシーとは、

    • 情報セキュリティ
    • コンプライアンス

    など、インターネットを安全に正しく活用するための基礎的な知識のことを指します。

    情報セキュリティとは、外部からの不審な添付メールや不正アクセス、内部での情報の紛失やメール等による誤送信など、

    セキュリティ上「注意しなければならないこと」「してはならないこと」に関する知識のことです。

    コンプライアンスとは、著作権や知的財産権、個人情報保護など、主にITにおける法律に関する内容を指します。

    コンプライアンスについては、保育園や幼稚園の経営者は特に、多くの園児や保護者、職員の個人情報を扱っているため、

    個人情報保護に関してのITリテラシーを十分に高める必要があるでしょう。

    著作権や知的財産権、個人情報保護などの法律に違反した場合は、施設や違反した個人に罰則が科せられる可能性もあります。

    保育施設経営者のITリテラシーが低いとリスクやトラブルに繋がる

    保育園や幼稚園の経営者が最低限持っておきたいITリテラシーについて説明しましたが、

    この中でも特に理解しておきたい内容として、情報セキュリティ<コンプライアンスに関するITリテラシーがあります。

    これらのITリテラシーは、十分に理解していない場合、法的な罰則を科せられたり、施設の信用に関わる問題を招く可能性もあります。

    具体的にどういったリスクやトラブルが考えられるのか解説します。

    情報漏えいの可能性

    パソコンやスマートフォン、タブレットなどを使用する場合、

    インターネット上のさまざまなページやアプリケーションなど、閲覧したりダウンロードすることもあるでしょう。

    インターネットのページやアプリケーションは、安全性を十分に確認しないまま閲覧・ダウンロードしてしまうと、

    コンピュータウィルスに感染してしまう可能性もあります。

    コンピュータウィルスに感染してしまった場合、IT機器内の情報が漏えいしてしまったり、データが破損してしまうことも考えられます。

    また、メール等でのやりとりの際には、宛先を間違えて送信してしまった場合、

    施設や関係各所の重要な情報の漏えいにつながってしまうかもしれません。

    IT機器の保管や情報の取り扱い方法、セキュリティソフトのアップデート等、セキュリティに関する対応について、

    保育園・幼稚園の経営者はITリテラシーとあわせて十分に理解を深めましょう。

    SNSやホームページでの炎上

    近年、保育園や幼稚園でも、SNSやホームページなどを運営する施設が多くなりつつあります。

    SNSやホームページは、普段の保育の様子や行事についてなど、施設について知ってもらうツールとして便利ですが、

    一方で投稿内容には注意が必要です。

    保育施設の経営者は特に、SNSやホームページに投稿することで、施設や園児にとって不利益となってしまう内容でないか、

    他者を不快にさせる内容ではないか、などの視点を持つことが大切でしょう。

    また、顔写真一つでも個人を特定できる情報といえます。

    SNSやホームページへ情報を掲載する際は、こうしたインターネットを使用する際のモラルへの意識を持っておきましょう。

    保育施設経営者がITリテラシーを深めるためにできること

    ITツールやICTシステムの導入が進む保育業界では、保育園や幼稚園の経営者がITリテラシーを十分に深めることで、

    さまざまリスクやトラブルを回避できたり、ICTツールを活用できることがわかりました。

    そもそも、ITに馴染みがない場合、ITリテラシーを身につけるためには何から始めればよいのか悩むことでしょう。

    保育施設経営者がITリテラシーを深めるためにできることを解説します。

    ITについての本を読む

    まずは、すぐに始められる方法として、ITについての本を読む方法があります。

    IT関連の本は、ITリテラシーの基礎的な情報を初心者向けに解説しているものから、

    具体的なパソコンスキルまで記述してあるものなど、さまざまな種類があります。

    また、コミュニケーションツールを題材として、日常で起こりうる問題を取り上げつつ、

    ITリテラシーに関して解説している本など、ITについて馴染みがない場合も読みやすい本もあります。

    自身のITに対する理解度に合わせて、ITリテラシーを深められる本を選びましょう。

    ITに関する研修を受ける

    まとまった時間を確保できる場合は、ITに関する研修を受けるのもよいでしょう。

    実際に教室に出向いての受講やオンラインでの受講など、形式はさまざまです。

    一般的なITリテラシーについての研修のほかにも、

    保育士や幼稚園教諭向けのITリテラシーやITスキルに関する研修を行っている企業・団体もあるようです。

    ITに関する研修も自身のITスキルやITリテラシーへの理解度から、適切な内容の研修を受講しましょう。

    IT関連の資格を取得する

    保育園や幼稚園の経営者にとって、通常の業務を行いつつ資格取得のための勉強を行うことは容易ではないでしょう。

    しかし、保育業界でITツールやICTシステムの導入が進む現状を考えると、IT関連の資格を持っておいて損はないかもしれません。

    IT関連の資格には、国家資格や民間資格があります。

    通信講座やオンラインスクール等で勉強したのち、

    国家試験や民間企業が実施する試験を受けて合格することで、資格が取得できるようです。

    自身や施設にとって身につけたいスキルを明確にしてから、どの資格を取得すべきか検討するとよいでしょう。

    ITリテラシーを深めて保育現場の業務効率化や経営に活かそう

    保育施設の経営者は、保育施設の経営と保育現場おける保育の質の担保や、

    職員の働く環境の整備等を両立させなければならず、その業務負担は図り知れません。

    保育施設経営者のみならず、保育現場では残業の多さや休暇の取りづらさを解消するべく、業務の効率化が急務といえるでしょう。

    ITツールやICTシステムは、そんな保育施設経営者や保育現場の業務の効率化につながります。

    ITツールやICTシステムを保育施設経営者や現場の職員が効果的にかつ、安全に使用するためにも、

    ITスキル目の前の情報を精査する能力セキュリティモラルへの意識など、

    最低限のITリテラシーを持っておくことが大切でしょう。

    導入をご検討のお客様は下記よりお問い合わせ下さい