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保育園・幼稚園の経営者が最低限必要なスキル「ITリテラシー」

保育園・幼稚園の経営者が最低限必要なスキル「ITリテラシー」 maroke/stock.adobe.com
保育園経営者に必要なスキルのひとつ「ITリテラシー」。パソコンやタブレットなどのIT機器を操作するうえで大切な能力です。業務負担の軽減や効率化のために、ICTシステムの導入を検討する保経営者の方もいるのではないでしょうか。IT機器を取り扱ううえで最低限身につけておきたいITリテラシーについて徹底解説します。

目次

    保育施設経営者に最低限必要なITリテラシーってどんなもの?

    保育業界において働き方改革が進む中、業務効率化に向けてICTシステムの活用が推進されています。

    ICTシステムとはパソコンやタブレットを活用して園児情報や職員の勤怠管理、保護者へのお知らせ機能などが行える電子システムです。

    情報を一括管理できるため、多くの保育園で取り入れられています。

    ただ、実際に導入したとしても、ITに対する基礎的な知識がなければ「思うように使いこなせない」「園や個人の情報が漏洩してしまう」といったリスクがあるでしょう。

    保育士や子どもたちを危険から守るためにも、セキュリティ対策などを万全に行う中でICTシステムを使いこなす必要があります。

    そこで重要な能力が「ITリテラシー」です。IT機器の操作に関する基礎的な知識やスキルのことを指します。

    ITリテラシーは、主に以下の3つが挙げられます。

    1. 情報基礎リテラシー
    2. コンピュータリテラシー
    3. ネットリテラシー

    ITリテラシーに関する知識や理解を深め、職員全員への共有を行うことも重要です。

    ここからはまず3つのITリテラシーの内容を詳しく見ていきましょう。

    保育施設経営者に必要なITリテラシー①情報基礎リテラシー

    情報基礎リテラシーとは「正しい情報を活用する能力」です。

    ITを活用する際、必要な情報を探し出したうえで正しいものか精査を行い、使いこなす必要があります。

    間違った情報を信じて職員同士で共有してしまえば、トラブルを招きかねません。

    そのため、取得した複数の情報を比較し、正しい情報を選び取る能力が必要となるのです。

    情報基礎リテラシーのスキルは、園に導入するICTシステムを選ぶうえでも重要な能力でしょう。自園の実情に合ったシステムを選び、実際に使いこなせるかどうかを考えることが大切です。

    操作が複雑だったり、使い慣れるまで時間がかかったりすると業務の効率化の目的が達成できず、逆に手間がかかってしまうこともありそうです。

    取得した情報に誤りはないかをしっかり確認したうえで、園の運営に有益となるものを選びましょう。

    保育施設経営者に必要なITリテラシー②コンピュータリテラシー

    コンピュータリテラシーとは、パソコンやスマートフォンなどの「IT機器を操作する知識や技術」のことを指します。

    例えば、パソコンを使う際、キーボードやマウスなどの操作スキルや表計算ソフトや文章作成ソフトなどを活用する基礎知識が必要となります。

    そういったスキルがないとICTシステムを導入したにも関わらず、操作が上手くできずに苦戦することもありそうです。

    保育園の経営者であれば、最低限必要な操作スキルを身につけておくことも大切ですね。

    保育施設経営者に必要なITリテラシー③ネットワークリテラシー

    ネットワークリテラシーとは「情報セキュリティ」「コンプライアンス」といったインターネットを安全に正しく活用するための基礎的な知識のことを指します。

    情報セキュリティとは、外部からの不審な添付メールや不正アクセス、内部での情報の紛失やメールなどによる誤送信など、セキュリティ上「注意しなければならないこと」「してはならないこと」に関する知識のことです。

    コンプライアンスとは、著作権や知的財産権、個人情報保護など、主にITにおける法律に関する内容を指します。保育園や幼稚園の経営者は多くの園児や保護者、職員の個人情報を扱っているため、個人情報保護に努める必要があるでしょう。

    著作権や知的財産権、個人情報保護などの法律に違反した場合は、施設や違反した個人に罰則が科せられる可能性もあるため、職員への研修の開催、マニュアル作成などに取り組むことも必要です。

     

    保育施設経営者のITリテラシーが低いとリスクやトラブルに繋がる

    保育施設経営者必要なITリテラシーについて説明しましたが、この中でも特に理解しておきたいのが情報セキュリティやコンプライアンスに関する内容です。

    具体的にどういったリスクやトラブルが考えられるのか、詳しく見ていきましょう。

    情報漏えいの可能性

    パソコンやスマートフォン、タブレットなどを使用する場合、インターネット上のさまざまなページやアプリケーションなどの回覧・ダウンロードすることもあるでしょう。

    安全性を十分に確認しないまま閲覧・ダウンロードしてしまうと、コンピュータウィルスに感染してしまう可能性もあります。IT機器内の情報漏えいやデータ破損を招く恐れもあるでしょう。

    また、メールなどでのやりとりの際には宛先を間違えて送信してしまった場合、施設や関係各所の重要な情報の漏えいにつながってしまうかもしれません。

    IT機器の保管や情報の取り扱い方法、セキュリティソフトのアップデートなど、セキュリティに関する対策を立てていきましょう。

    SNSやホームページでの炎上

    SNSやホームページは、普段の保育の様子や行事についてなど、施設について知ってもらうツールとして便利ですが、投稿内容には注意が必要です。

    施設や園児にとって不利益となってしまう内容や他者を不快にさせる文言が含まれていないかなどを、チェックして投稿しましょう。

    また、子どもの顔写真の記載などもプライバシー保護の観点から、十分配慮することが重要です。

     

    ITリテラシーへのフォローも万全!保育士バンク!コネクト

    保育施設でICTシステムを活用する際、ITリテラシーへの理解を深めたうえで導入することが大切になります。

    当社、保育士バンク!コネクトではシンプルで簡単な設計のICTシステムをご用意。

    導入後の操作対応やセキュリティ対策などのフォローもいたします。

    パソコン・タブレット操作が苦手な職員の方々も安心してお使いいただけますので、まずは活用についてご相談ください。導入時に利用できる補助金制度の内容もご説明させていただきます。

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