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延長保育の内容は?保育園と幼稚園の時間や利用するメリット

延長保育の内容は?保育園と幼稚園の時間や利用するメリット milatas/Shutterstock.com
保育園や幼稚園で利用可能な延長保育について知りたい方もいるかもしれません。料金や時間、利用するメリットはどのようなものがあるのかと気になりますよね。保護者の方が子どもたちを安心して預けられるように、延長保育について具体的に解説します。

目次

    延長保育って何?

    延長保育とは、主に0歳~6歳児の保育施設の定時の預かり時間よりも、延長して保育を行うことをいいます。

    また、通常の保育時間の延長だけでなく、保育時間の開始前の朝に預かる時間を「延長保育」または「早朝保育」と呼びます。

    延長保育は仕事などを理由に希望する保護者の方が多く、子育て世代を支えるうえで保育園や幼稚園で重要な役割を担っています。

    延長保育の料金とは

    延長保育の料金については、明確な規定はないため、保育園や幼稚園、託児所など施設の形態によって金額に違いがあります。

    地域によって差があることから1時間100円のところもあれば、時間に限らずに2時間~3時間で1800円という既定のある保育施設もあります。

    さらに月額〇円などの定額料金を設定しているところもあるため、利用する場合は、通園している保育施設に確認を行うとよいでしょう。

    また、保育園や幼稚園などに入園前の保護者の方は延長保育を利用を希望予定の場合は、料金を確認すると入園を決定する判断基準の一つとなるかもしれません。

    延長保育の時間とは

    延長保育の時間については、料金同様、保育時間によって異なります。

    主に幼稚園や保育園の保育時間を基に、延長時間について見ていきましょう。

    幼稚園

    幼稚園の管轄は文部科学省であり、教育を目的とした保育を行い、1日4時間を標準としています。

    幼稚園の中には、子どもがバスで通園している場合もあり、それぞれのコースによって登園時間、降園時間が異なるため、延長保育の開始時間も違いがあるでしょう。

    15時から17時まで延長保育時間を設定している場合や19時まで預かりを行っているところもあるようです。

    保育園よりも通常保育時間が短いことから、延長保育の時間が長くなることも考えられるでしょう。

    保育園

    保育園の管轄は厚生労働省であり、主に保護者の就労などの理由から家庭に変わって保育を目的としており、親の就労状況によって違いがあるものの、保育時間は原則1日8時間としています。

    延長保育は通常の保育時間後に開始となります。

    受け入れ時間は園によって違いがあるものの、20時、21時と夜まで保育を行っているところもあるようです。

    また、近年では幼稚園や保育園の要素を併せもった「認定こども園」が増加しています。認定こども園の場合は、保護者の就労状況によって、保育時間に違いがあるため、延長保育の時間も異なるでしょう。

    認定こども園の入園を希望する方は、各保育施設や自治体に確認を行い、料金や時間を確認するとよさそうです。

    出典:教育時間・保育時間について/厚生労働省

    延長保育を行う職員とは

    延長保育を行う職員については、各園の職員配置によって異なりますが、クラス担任や副担任が交代制で保育を行っている場合や、延長保育専門の保育士を配置している場合などがあります。

    保育士の人材が不足している園では、保育士が1人でクラス担任だけでなく、延長保育の預かり担当を担っている場合もあり、業務負担が多いケースもあるかもしれません。

    延長保育を利用するメリット

    延長保育について解説しましたが、延長保育を利用するメリットはどのようなものがあるのか、親と子どもの視点にわけて見ていきましょう。

    親が利用するメリット

    延長保育を親が利用するメリットを見てみましょう。

    子どもを迎えに行きやすい

    延長保育は、普段通園している保育園や幼稚園で預かりを希望できるため、移動などの手間が省けて子どもを迎えに行きやすいでしょう。

    延長保育が利用できない場合は、保育後の預かりを祖母やベビーシッターなどに頼み、保護者が幼稚園や保育園に迎えに行き、預け場所まで送る必要があるかもしれません。

    しかし、急な用事が入ってしまった場合は、預かり先への子どもの送迎が難しいこともあるでしょう。

    登園している園は自宅の側や仕事場の近くにあるという保護者も多いため、延長保育終了後、子どもを迎えに行きやすいというのは大きなメリットだといえるます。

    慣れ親しんだ園で利用するため、安心感がある

    通常の保育は年齢別にクラスがあり、クラス単位で行動することも多いようですが、延長保育は異年齢の子どもと同じ部屋ですごし、行動を共にするという場合もあるでしょう。

    保護者の方はいつもと違った雰囲気の中で子どもたちが寂しくないか、不安を感じないかと心配になることもあるかもしれません。

    一方で、子どもが慣れ親しんだ園で通常保育の延長で保育を受けいられるということで、安心感があるという保護者の方もいるのではないでしょうか。

    子どもによっては「場所見知りしてしまい、慣れるのに時間がかかる」ということも考えられるので、安心して預けられるというのは保護者にとって大切なことでしょう。

    子どもが利用するメリット

    延長保育を子どもが利用するメリットをみていきましょう。

    異年齢同士で交流できる

    延長保育は、希望する園児の人数にもよりますが、預かりの部屋が用意され、一つの部屋で異年齢の子どもとすごす場合も多いようです。

    通常の保育では、クラスの中で同年齢の子どもとすごすことが考えられますが、延長保育の中で、異年齢の子と親しくなることでより園生活が充実することもあるでしょう。

    小さな子どものお世話をしたり、新しい友だちができたりと、交友関係が広がることも考えられます。

    保育時間とは違う遊びを楽しめる

    園によって延長保育の内容は異なりますが、お菓子タイムを設けるなど製作やリズム遊びといった多様な遊びを用意している園もあるようです。

    異年齢の子と教え合うことができるようなゲームや運動などを行っている場合もあり、普段の保育とは違った楽しみがあることで、子どもたちがさまざまな遊びとふれ合う時間となるでしょう。

    延長保育の現場で求められているものとは?

    急な用事が入ったときや仕事などで子どもを預けなければならないときに、「延長保育」があることで、保護者も安心して子どもを任せられるでしょう。

    しかし、延長保育を行う現場では保育士人材の不足や保育士の負担の増加なども考えられます。

    延長保育の現場で求められているものとについて見ていきましょう。

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    保育士人材を増やす

    保育士の人材不足が問題視される中、延長保育の現場においても人材の補充が求められているでしょう。

    延長保育での仕事内容は保育活動だけでなく、子どもたちの利用時間、料金の計算、衛生・安全管理、保護者対応などが考えられます。

    人材不足の園では、保育士一人に対しての負担が大きく、通常の保育後に、延長保育業務を残業として行っている場合もあるようです。

    延長保育はその日によって、希望人数の増減があるため、人員配置が難しい場合もありますが、延長保育専門の職員を配置するなどして、保育士の負担軽減に向けて取り組んでいきましょう。

    ICTシステムの導入

    延長保育は、利用時間や料金の計算、延長申し込みの有無の確認、園児管理など保育士の事務作業が多いことが考えられます。

    ICTシステムを導入することで、このような手間のかかる作業を効率的に進めることが可能となるでしょう。

    パソコンやタブレット、携帯などを使って事務作業の一括管理が可能となるため、職員同士の情報共有もしやすいようです。

    国としても保育士の負担軽減に向けてICTシステムの補助金制度を導入しています。

    職員の事務作業の負担が減った場合は、より子どもとすごす時間が増え、保育の質の向上にもつながるかもしれません。

    延長保育に「キズナコネクト」の導入を

    保護者が子育てしやすい社会を形成するうえで、「延長保育」の存在は大きく、通常保育同様に保育の質の向上に向けた取り組みに目を向けることは大切でしょう。

    一方で、延長保育を支える保育士の勤務環境の改善も重要です。

    園児管理や延長保育料の計算など、事務作業を任せることができる「キズナコネクト」は保育士さんの心強い味方となります。

    ICTシステムの導入について、ご相談を承りますのでご検討のほどよろしくお願い致します。

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