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SDGsとは?製作活動や食育など保育園での取り組みをわかりやすく解説!

SDGsとは?製作活動や食育など保育園での取り組みをわかりやすく解説! Sukjai Photo/stock.adobe.com
近年、「SDGs」という言葉を耳にする機会も多いのではないでしょうか。保育士さんの中にはSDGsについて何となくわかっていても、どんな風な取り組みが必要か迷う方もいるかもしれません。保育園で実践可能な製作活動や食育などSDGsへの取り組み例を詳しく紹介します。

目次

    SDGsってなに?

    持続可能な開発目標「SDGs(エスディージーズ)」

    世界中の多くの方々の暮らしをより豊かにするため、地球環境の保全や差別や偏見のない社会発展の継続を目指す大切な指標として、17の目標が掲げられています。

    ・貧困をなくそう 
    ・飢餓をゼロ
    ・すべての人に健康と福祉を
    ・質の高い教育をみんなに
    ・ジェンダー平等を実現 
    ・安全な水とトイレを 
    ・環境問題の改善
    ・働きがいと経済の発展
    ・産業と技術革新の基盤を 
    ・差別をなくし平等に 
    ・住み続けられる街づくり 
    ・気候変動に具体的な対策を 
    ・リサイクルを行う 
    ・海を守る 
    ・陸を守る 
    ・平和と公正をすべてのひとに
    ・パートナーシップ問題を解消

    近年、地球温暖化や海洋汚染、森林伐採などさまざまな環境問題が取り沙汰されています。

    保育園においても積極的にSDGsへの取り組みを実践し、子どもたちに興味や関心をもってもらえるよう、サポートできるとよいですね。

    集団生活や遊びを通してSDGsを学びやすい環境を作りあげていきましょう。

    出典:持続可能な開発目標(SDGs)/総務省

    SDGsを保育園で子どもたちに伝える方法

    いきなり「さあSDGsを意識して取り組もう!」と子どもたちに伝えても理解することが難しいかもしれません。

    年齢や子どもの様子に合わせてSDGsについてわかりやすく伝えていきましょう。

    絵本の読み聞かせ

    絵本の読み聞かせの中でSDGsに興味を持ってもらいましょう。

    SDGsについて学べる絵本はこちら。

    もったいないばあさんのいただきます/作・絵:真珠まりこ(講談社)

    食べ物の大切さを伝えられる絵本です。

    食べ物の好き嫌いなんてもったいない、おばあさんが食べ物にはひとつひとつ役割があることを教えてくれます。

    わたしがぼくがちきゅうのためにできる10のこと/作:メラニー・ウォルシュ訳:山本和子(チャイルド本社)

    生活の中で地球のためにできることをわかりやすく説明しています。

    「電気を消す」「歯を磨いているときは水道を止める」など身近な方法が描かれているため、子どもたちも興味を持ってくれそうです。

    ちきゅうはみんなのいえ/作:リンダ・グレイザー 絵:エリサ・クレヴェン 訳:加島葵(くもん出版)

    豊かな自然に恵まれた地球の素晴らしさを知ることができる絵本です。

    読み聞かせを通して、地球を大切にするためにはどんなことができるのか、子どもたちといっしょに考えるきっかけになるでしょう。

    その他にもSDGsについて学べる絵本は数多くあるため、新作などもチェックしてみるとよさそうです。

    活動中に声かけをする

    自然遊びの時間や給食時間など日常的にSDGsを意識した声かけをしていきましょう。

    クイズを出題したりペープサートを用意したりと子どもたちが関心を持てるように工夫できるとよいですね。

    また、どんな声かけを行えばSDGsにつながるか、職員同士で話し合う機会を持つとよいかもしれません。定期的に各クラスの取り組みを発表・共有すると、SDGsについて理解を深めることにつながるでしょう。

    保育園で実践できるSDGsへの取り組み例

    ここからは保育園で実践できるSDGsへの取り組みついて詳しく説明します。

    生活:水や電気を大切に使おう

    「水や電気はどこから来ると思う?」などと子どもたちに質問し、節電や節水の大切さを伝えていきましょう。

    「電池式のおもちゃを使わないときはスイッチをOFFにする」「水は必要以上に出さない」など生活のさまざまな場面でSDGsを意識した取り組みを行うことができるとよいですね。

    4歳児・5歳児クラスでは節電・節水に関するアイデアを発表する機会を設け、自主的に取り組めるよう、工夫するとよさそうです。

    製作:資源の再利用・リサイクルに目を向けよう

    牛乳パックやペットボトルといった身近な資源を使った製作を楽しみましょう。

    小物入れやコマなど好きな物を作ってもらうとよいですね。

    牛乳パックはトイレットペーパーやティッシュに、ペットボトルは服やバッグなどに生まれ変わります。製作後には、その点にもふれたうえでリサイクルに関心を持ってもらえるとよいですね。

    食育:食に対する感謝の気持ちを育もう

    子どもたちにとってお弁当や給食は楽しみな時間。

    ただ、中には食べ物の好き嫌いがあったり、食に対して興味をもてなかったりすることもありますね。

    食べ物がどんな風に作られているのか農業や畑などについても説明し、「多くの方が携わって作物は作られている」という点を丁寧に伝えていきましょう。

    世界では「食品ロス」が社会問題となっています。そういった話にもふれることで食に対する感謝の気持ちが芽生えるきっかけになるとよいですね。

    自然遊び:自然や命の尊さを学ぼう

    公園遊びや散歩などに行き、子どもたちが自然とふれ合う機会を作りましょう。外遊び後は花や生き物を調べたり自然物を使った製作活動に発展したりしてもよいですね。

    人は海や森林、花、植物などさまざまな自然に囲まれて生活しています。海洋汚染や森林伐採などの話題にもふれたうえで地球環境を保全するためには何が必要なのか、子どもたちといっしょに考えられるとよいですね。

    保育園でSDGsに取り組もう

    2030年までにSDGsの目標を達成しようと世界中の方が取り組んでいます。

    保育園では絵本の読み聞かせや遊びなどを通して、子どもたちがSDGsについて考えるきっかけとなるよう、活動を取り入れられるとよいですね。

    また、保育園自体も目標の達成に向けてSDGsへの取り組みを行うことも大切です。

    紙の使用を削減する「ペーパーレス化によるICT導入」や食品ロス削減に向けた「給食量の調整」など身の回りにできることはないか、考えてみましょう。

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