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保育現場でも覚えておきたい最低限のパソコンスキルとは?

保育現場でも覚えておきたい最低限のパソコンスキルとは? Shutterstock.com
保育現場では、手作業で行う事務作業が多いことでしょう。しかし、パソコンを活用できれば、作業にかける時間を短縮できるなど、より効率的に作業を進めることができるかもしれません。保育現場で働くなら覚えておきたい、使えたほうがいい最低限のパソコンスキルを紹介します。

目次

    保育士が覚えておきたい最低限のパソコンスキル!

    保育現場の仕事には、子どもを保育する以外に、計画書の作成やお便りなどの文書を作成したり、

    園児や保護者、保育にかかわる記録や確認項目を管理するなど、多くの事務作業があるでしょう。

    これらの事務作業を手作業で行っている園も多く、作業に時間や手間がかかってしまうという現状があります。

    しかし、保育現場でパソコンを活用することができれば、

    • コストを削減できる(紙・ペン・インク等が不要になる)
    • 文書の編集・修正を手間なく行うことができる
    • イラストや画像、表などを簡単に入れ込むことができる
    • 同じ情報を繰り返し記入しなくてよい
    • 作業時間を短縮することができる

    などといったメリットがあります。

    また、パソコンで作業できれば、保育業務が効率的に進み、保育士の業務負担も軽減させることができるでしょう。

    そこで、保育士がパソコンを使用する際に知っておきたい必要最低限のスキルとして、

    • スムーズなタイピング
    • 基本的なメール操作
    • パソコンのフォルダ管理
    • 文書作成ツールの入力、操作
    • 表の作り方、各種の計算

    の5つについて紹介していきます。

    以上のスキルを身につけておくと、作業を有効的に進めることができるので、事務作業を行う際に参考にしてみるといいでしょう。

    最低限知っておきたいパソコンスキルについて、くわしく解説していきます。

    タイピング:スムーズな入力スキル

    そもそもタイピングとは、パソコンのキーボードを用いて、テキストを入力することです。

    保育現場でこのタイピングが必要となるのは、

    • 保育計画・指導案の作成
    • 保育日誌
    • 連絡帳の記入
    • おたよりの作成

    など、文書を作成する場面といえるでしょう。

    そこで、スムーズな入力スキルを身につけることができれば、文書の編集・修正に手間がかからないため、

    作業時間を短縮することができます。

    スムーズな入力ができるようになるコツとして、

    • キーボードに置く、基本の指の位置を正しく覚える
    • はじめは、入力の速さよりも正確さを重視する
    • なるべくキーボードを見ずに、入力する

    といったポイントを押さえておくと、より入力スキルを高めることができるでしょう。

    はじめは、キーボードを見ながらでもいいので、目安として、10分間に300文字程度は入力できるようなると、

    スムーズな入力ができるようになり、効率的に作業を行えるようになるでしょう。

    慣れてきたら、同じ時間のなかで文字数を増やしてみたり、時間を短縮して挑戦してみるなど、

    レベルをあげながらチャレンジしてみてくださいね。

    メール操作:作成・送受信の基本スキル

    保育現場では、業者やあらゆる機関などとのやり取りの際に、メールを使う場面があるでしょう。

    メール操作の基本として、

    • 新規メール作成の方法
    • 作成したメールの送信方法
    • 受信したメールへの返信方法
    • 画像や資料などの添付方法

    などを最低限覚えておくと、メール操作を効率的に進めることができるでしょう。

    また、メール操作のスキルを身につけておけば、素早く業者や関係機関とやり取りができるようになるといったメリットもあります。

    ただし、送る宛先等を間違えないように注意を払って対応することが大切になるでしょう。

    フォルダ作成:パソコンのファイル管理スキル

    保育現場では、施設や園児・職員にかかわるさまざまな情報を管理したり、

    子どもたちの日常保育や行事の様子などをおさめた写真などを管理することもありますよね。

    多くの情報や写真などを管理する際に、パソコンのファイル管理スキルを身につけておけば、

    • 用途別にフォルダを分けることができる
    • 情報を取り出しやすい
    • 情報の共有・管理がしやすい

    といったメリットもあるため、情報管理を効率的に行うことができるようになるでしょう。

    また、パソコンで管理する場合、ファイルにパスワードをかけたりアクセス権限をつけたりもできるので、

    安全性を確保しながら情報を扱うことができるでしょう。

    さらに、紙での管理が不要になるため、情報の紛失等も防ぐことができるでしょう。

    はじめは、新規のファイル作成の方法を身につけておくと、用途別に管理したいときにスムーズにできるでしょう。

    また、作成したファイルの中にさらに細かく情報をわけて格納したい場合の、フォルダの作成方法も確認しておくようにしましょう。

    文書作成ツール:入力・編集スキル

    保育現場では、プリント作成など文書を作成する保育業務も多いでしょう。

    文書の作成を効率的に進めるツールとして、文書作成ツールを活用し、文書の入力や編集のスキルを身につけることができれば、

    行事や季節のおたよりの作成保育計画の作成など簡単に行うことができます。

    文書作成ツールでは、

    • 編集・修正に手間がかからない
    • 画像やイラストを簡単に入れ込むことができる

    といったメリットがあります。

    編集・修正の手間を削減

    文書作成ツールの入力・編集スキルを身につければ、編集や修正を手間なく行うことができます。

    現状、文書の作成を手書きで行っている園が多いのではないでしょうか。

    手書きで行っている場合、記入に時間がかかるだけでなく、記入ミスがあった場合に、園によっては、

    はじめから書き直しが発生したり、修正液を使って書き直すなどの作業も発生していたため、手間がかかっていたことでしょう。

    しかし、文書作成ツールの入力・編集スキルがあれば、編集・修正を簡単に行うことができるので、

    作業にかける時間を大幅に削減することができるので便利といえるでしょう。

    画像やイラストを簡単に入れられる

    お便り作成など、画像やイラストを入れ込んで作成したいと考える場合があるでしょう。

    文書作成ツールの入力・編集スキルがあれば、簡単に画像やイラストをアップロードすることができます。

    また、文字に装飾を加えたりすることもできるので、自由に編集することができるでしょう。

    表計算ソフト:表の作成・各種計算スキル

    保育現場では、職員のシフト作成や備品管理など、表を使って管理する作業があるでしょう。

    表計算ソフトの操作スキルを身につければ、

    • 表を簡単につくることができる
    • 足し算・引き算、掛け算・割り算などの計算ができる

    といったメリットがあります。

    表を簡単につくることができる

    保育現場では、園児や職員の出席・出勤状況や職員のシフト、施設内で使用する備品など管理しなければならない項目が多いですよね。

    そこで表計算ソフトの表作成スキルを身につけることができれば、

    • 用途別に確認事項をまとめることができる
    • 必要な項目だけを絞り込み(フィルター)できるから確認しやすい

    というメリットもあるので、確認に手間を掛けず、作業を効率的に進めることができるでしょう。

    足し算・引き算、掛け算や割り算などの計算ができる

    表計算ソフトでは、計算式を入れ込むことで簡単に計算を行うことができます。

    保育現場では、園児の登降園時間や職員の出退勤時間、延長保育の時間やおむつ代等の保育料などを

    算出しなければならない場面があるでしょう。

    そのようなときに、表計算ソフトの計算スキルがあれば、ミスも減り、計算をスムーズに行うことができます。

    足し算や引き算、掛け算や割り算など基本的な計算式を覚え、入れ込むことで、電卓をつかった計算を省くことができるでしょう。

    保育現場でPCスキルを身につけるためには?

    保育士が最低限知っておきたいパソコンスキルについて紹介していきましたが、

    保育現場でパソコンスキルを身につけるためにはどのしたらいいでしょうか。

    保育現場でパソコンスキルを身につける方法について紹介します。

    パソコン操作に関する本を読む

    保育現場でパソコンスキルを身につける方法として、パソコン操作に関する本を共有するといいでしょう。

    基本的な操作方法から、文書作成ツールに関する本や表計算ソフトに関する本など、用途別に用意しておくと、

    困ったときに情報を探しやすかったり、専門的にスキルを習得することができるでしょう。

    パソコン操作の勉強会をする

    職員全体で、パソコン操作の勉強会を行うといいでしょう。

    職員一人ひとりが最低限のパソコンスキルを持ち、パソコンで管理できるようになると

    保育現場にどのようなメリットやいい影響があるのかも周知しておくと、

    パソコンを活用する必要性も明確になっていいかもしれませんね。

    練習ソフトや練習サイトを活用

    タイピングの練習に活用できるとして、ローマ字入力用のタイピング練習用ゲームなどもあります。

    簡単なタイピングゲームからはじめ、慣れてきたら難易度をあげて取り組んでみるなど、

    練習ソフトや練習サイトを共有して、隙間時間などに練習してみると、スキルを身につけることができそうですね。

    最低限のパソコンスキルがあればICTシステムも活用できる

    保育現場における最低限のパソコンスキルについて紹介しました。

    パソコン操作に対して、「難しい」「複雑そう」という印象を受ける方も多いかもしれませんが、

    • スムーズな入力、編集方法
    • ツールごとの基本的な操作方法

    などをおさえておくことで、これまで以上に保育業務を効率的に進めることができるでしょう。

    また、最近ではICTシステムと呼ばれる業務支援サービスが推進されており、

    このシステムは保育業務を自動化し、保育士の業務を効率化することができます。

    ICTシステムと聞くとパソコン操作よりも難しそうな印象を受けるかもしれませんが、

    実はパソコンの入力スキルさえ身につけておくことができれば、簡単に対応することができるシステムです。

    また、入力スキルがあれば、ICTシステムの機能にある項目を編集・修正することができるので、

    これまで以上に文書の作成等を楽にすることができるでしょう。

    スムーズな入力できるようになったら、ほかのスキルを一つずつ習得していくことで、よりICTシステムの活用に生かすことができます。

    保育園・幼稚園でも最低限のパソコンスキルを身につけて、さらなる効率アップに努めていきましょう。

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