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保育の仕事の「見える化」が職員や保護者にも必要な理由と保育の見える化の進め方

保育の仕事の「見える化」が職員や保護者にも必要な理由と保育の見える化の進め方
保育園や幼稚園では、保育の「見える化」を意識した取り組みを行うこともあるのではないでしょうか。保育の見える化は、保育ドキュメンテーションとも呼ばれており、おたよりを配信したり、活動の様子を写真に収めて掲示するなどさまざまな方法があります。保育の「見える化」についてくわしく解説します。

目次

    保育の「見える化」は子どもや保護者、職員に好影響がある

    保育の仕事の「見える化」とはどのようなものかご存知でしょうか。

    保育の見える化は、「保育のドキュメンテーション」とも呼ばれており、

    子どもの活動の様子を写真等で記録して掲示したり、データや情報などをまとめて文章で表し、発信することをいいます。

    具体的に保育の見える化として挙げられるのは、

    • 子どもの製作物を飾る
    • 文書によるおたよりの配信等
    • 子どもの活動の様子や職員の交流会・研修の様子の掲示

    などがあり、最近では、保育の見える化を意識しながら保育に取り組んでいる園が多いようです。

    また、保育の見える化は、

    • 子どもの成長を実感しやすくなる
    • 情報の共有ができる
    • コミュニケーションにつながる

    などといったメリットもあります。

    なぜ保育の「見える化」は、重要視されているのでしょう。

    保育の仕事の「見える化」が、職員や保護者に必要とされている理由や保育の見える化の進め方について解説します。

    保育の「見える化」は子ども自身・職員にとっての活動の振り返りになる

    保育の見える化は、子どもたち自身や職員にとっての「活動の振り返り」になります。

    保育園や幼稚園では、季節や行事にあわせた製作物を行いますよね。

    そういったときに子どもたちが製作して終わり、ではなく園に掲示して見える化することで、

    この月はこういう製作をしたよ」「(作ったときに)ここの部分上手にできたよ」など、

    自分の製作物に対しての振り返りを行うことができるでしょう。

    さらに職員にとっては、子どもたちと活動する中で「目標に対してどのような保育ができたのか」を振り返ることができます。

    保育のなかでは年間、月間、週間それぞれ目標を立てたり、

    今日はどのような活動をしよう」とその日の活動においても目標を持って取り組む場合が多いでしょう。

    そういったときに、目標と振り返りをかける紙やメモなどを残しておくと、活動の振り返りがしやすくなるでしょう。

    この目標に対してこのような活動ができた」「ここがうまくいかなかったから、次の活動のときはこうしよう」などの、

    考えにつながりやすくなるので、よりよい保育にしていくための参考になるかもしれません。

    このように保育の「見える化」は、子ども自身や職員においての活動の振り返りに役立つ取り組みをいえるでしょう。

    保育の「見える化」は子どもの「育ち・成長」を実感しやすくなる

    保育の見える化は、子どもの「育ち・成長」を実感しやすくなります。

    特に、子どもの「育ち・成長」は「写真」で実感することができるでしょう。

    たとえば、保育の活動のなかで、子どもたちの日常の様子やクラスの様子、

    行事の様子などさまざまな場面を写真にして収めて、園内に掲示することもありますよね。

    そのなかで、「昨日できなかったことが今日できたね!」と文章つきで掲示されていたり、

    月ごとに活動の様子が掲示してあると、子どもの様子を1カ月前と1カ月後で比較することができたり、成長を感じることができるでしょう。

    また、園での活動の様子を見ることのできない保護者にとっては、

    写真で子どもの成長を見ることができるのはとても嬉しく、成長を実感することのできる材料の一つでもあります。

    このように、保育を見える化することで、子どもの「育ち・成長」を実感することができるようになります。

    保育の「見える化」は職員と保護者のコミュニケーションにつながる

    保育見える化は、職員と保護者のコミュニケーションにつながるといえるでしょう。

    先ほど説明したように、保育の見える化は、子どもの成長を実感することができたり、子どもの活動を振り返ることができます。

    そのため、子どもの送り迎えなどの際に、

    今日は○○活動をしました」「○○ちゃん(くん)、今日○○できていましたよ」など保護者に対して、

    子どもの様子を伝えることのできるきっかけにもなり、コミュニケーションの幅が広がるでしょう。

    さらに、職員と保護者で子どもの様子や共有事項を伝え合う役割をする「連絡帳」も、保育の見える化の一つといえます。

    毎日記録する連絡帳は、その日ごとに園や家庭での子どもの様子を伝え合うことができたり、

    連絡事項や共有事項を確認しやすいコミュニケーション手段です。

    そのため、職員と保護者の間で子どもの活動の様子を振り返ることができるだけでなく、

    子どもの体調や精神面、心配な点などにも配慮しながら接することができるようになるでしょう。

    このように、保育の見える化は職員と保護者の「コミュニケーション」につながるといえそうですね。

    保育の「見える化」は保育の質を高めることにつながる

    保育見える化は、「保育の質を高める」ことにつながるといえるでしょう。

    ここまで、保育の見える化は

    • 子ども自身・職員にとっての活動の振り返りになる
    • 保護者と職員のコミュニケーションにつながる
    • 子どもの成長を実感しやすくなる

    などといったことに役立つと説明してきました。

    保育の見える化によって、子ども自身・職員にとっての活動の振り返りをすることができれば、

    よかった点」と「悪かった点」が明確になり、今後の活動をよりよくするために何をしなければいけないのかを考えることができます。

    さらに、保育の見える化をすることで保護者と職員のコミュニケーションが充実すれば、

    子どもの様子をきちんと共有・把握し合えるだけでなく、

    保護者からの声によって子どもへの接し方への配慮保育環境の改善にもつながりやすくなるので、

    保育の質の向上になるかもしれません。

    このように、保育現場の見える化は、これからの保育をよりよくしていくためのきっかけとなる大切な取り組みといえるでしょう。

    保育の「見える化」の具体的な方法とは?

    冒頭でもお話したように、保育の見える化には、

    • 子どもの製作物を飾る
    • 文書によるおたよりの配信等
    • 子どもの活動の様子や職員の交流会・研修の様子の掲示

    などの方法があります。

    保育の見える化に取り入れることのできる方法について、具体的にみていきましょう。

    子どもたちの製作物を飾る

    季節やイベントにちなんでつくった子どもたちの製作物を飾りましょう。

    一枚の画用紙に、「◯月◯日、✕✕の製作をしました」などタイトルをいれて、

    子どもたちの製作物をまとめたり、吹き出しなどをつくって、職員のコメントを入れてみると、

    より保護者へ活動の様子が伝わりやすくなったり、イメージがつきやすくなりますよ。

    保護者へのおたよりの配信

    行事の案内や連絡事項、緊急連絡などおたよりを作成して配信する方法もあります。

    口頭だけでは伝わりきらない内容も、おたよりを配信することで細かい情報を周知することができたり、

    イラストや写真などをいれると職員のあたたかみを感じられそうですね。

    最近では、手書きやパソコンなどで作成したものを印刷して配布する方法だけでなく、

    メールやICTシステムなどの配信機能を活用して一斉送信したり、

    一度送ったメールを再送して再度周知するなど、工夫している園もあるようです。

    子どもの活動の様子・職員の研修・交流会の様子を掲示する

    園内で行った子どもたちの活動の様子や、職員が行った研修の様子などを写真とあわせて掲示してみましょう。

    園内で行った子どもたちの活動の様子が写真つきで掲示されていると、

    保護者に活動の様子が伝わりやすくなり、保育環境をきちんと把握することができます。

    また、職員が行った研修や交流会の様子を掲示すると、

    職員の様子や保育活動における取り組みに対する保護者の理解を深めることにつながるでしょう。

    壁新聞

    1カ月ごとの保育の活動の様子を壁新聞などを作成して掲示してみましょう。

    定期的に作成して掲示することで、保育園や幼稚園での様子はもちろん、

    クラスの様子がわかったり、1カ月ごとの変化を実感することにつながるでしょう。

    1カ月に◯人ずつ子どもたちにインタビューをしたものを壁新聞にしてみても、保護者も楽しみながら読むことができそうですね。

    動画にして記録に残す

    保育の活動を動画に記録して残すことも、保育の見える化の方法の一つです。

    特に、保育園や幼稚園では、劇の発表会や運動会など子どもたちといっしょに準備をしながら作り上げる行事がたくさんありますよね。

    そういったときに動画にして記録に残すと、その時々の活動を振り返ることができ、

    課題」と「改善点」を明確にすることができます。

    たとえば、劇の発表会を例にすると、劇の練習をした1日目から当日まで毎日動画に残したとします。

    1日目の場合は、なかなか形にならなかったものも、2日目、3日目…と記録に残し続けていくと、

    1日目できなかったことが2日目できるようになったり、うまくいかない箇所も動画を見返して確認することもできます。

    そうすると、1日ごとの変化や課題、改善点などを見つけやすくなって、形に残る振り返りをすることができるでしょう。

    保育の振り返りに役立つ以外にも、

    写真や文字では伝わらない子どもたちの実際の表情や動きを記録として残しておくことができるのも、動画の魅力といえます。

    保護者が普段の保育をこまめに見ることはなかなか難しいですが、動画で残しておけば普段の保育を見える化することができ、

    家庭での子どもとの過ごし方にも活かすことができるかもしれません。

    保護者にとっては、子どもの日々の小さな成長も見逃したくないものですよね。

    そういった瞬間を共有できれば、保護者も嬉しいですね。

    写真アルバムの作成

    保育のなかで、子どもたちの日常やクラスの様子、行事等などを写真に撮って収めることも多いでしょう。

    そういったときに、写真アルバムを作成することも、保育の見える化の一つです。

    最近では、写真管理機能が搭載されているICTシステムなどがあるため、

    簡単に写真をアップロードしてアルバム作成し、共有できるものもあります。

    システムによっては、アルバムごとにコメントを入力できるものがあるので、

    子どもたちの様子や活動の様子などを記録することができますね。

    ICTシステムなどの写真管理機能などで写真アルバムの作成ができれば、

    随時写真をみて振り返ることができるので、保育の見える化にはとても便利な方法といえそうです。

    保育の仕事を見える化して、保育の質の向上につなげよう

    保育ドキュメンテーションともよばれる保育の見える化は、

    子ども自身や保護者、職員にさまざまなメリットをもたらすということがわかりました。

    保育の見える化ってなんだろう」と感じた方でも、

    子どもたちの製作物を飾ったり、おたよりを配信することも保育にとって大切な「見える化」の一つになります。

    写真に収めたものを掲示したり、活動の記録を残したりと、保育の見える化にはさまざまな方法がありますが、

    保育の仕事の見える化は、よりよい保育にするためにはとても必要とものといえます。

    現状の保育現場で見える化できるものはないか確認し、保育の質の向上に努めていきましょう。

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