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保育士の働き方改革で現場はどう変わる?給料や労総時間についてなど

保育士の働き方改革で現場はどう変わる?給料や労総時間についてなど
保育士の働き方改革について知りたい方もいるのではないでしょうか。2019年4月に働き方改革関連法が施行され、保育園や幼稚園はこれまでの労働環境の見直しが必要になるかもしれません。今回の記事では働き方改革によって保育の現場はどうなるのか、給料は上がるのかなど、解説します。

目次

    働き方改革関連法が施行

    violetblue/shutterstock.com

    2019年4月に働き方改革関連法が施行されました。働き方改革には、今後の人口の減少による労働人口の不足を懸念して、労働の生産性を上げるという目的があるようです。労働基準法等の見直しにより、企業のみならず保育園や幼稚園の働き方も今後変わっていくと予想されています。

    出典:「働き方改革」の目指すもの/厚生労働省

    働き方改革で何が変わる?

    働き方改革関連法が施行されたことによって、これまでの業務を効率化したり、勤務時間を削減する必要があるかもしれません。 具体的に何がどのように変わるのでしょうか。

    労働時間の上限が規制される
    働き方改革関連法によって時間外労働の上限が月に45時間、年間360時間と設定されました。 特別な事情がない限りはこの上限を超えてはならないようです。

    有料休暇を取得する必要がある
    年間で10日間の年次有料休暇を取得できる労働者は、年間で5日間の有料休暇を確実に使用する必要があるようです。 これは過労を防ぐために労働者の疲労回復を目的としています。 働き方改革関連法が施行されたことによって、限られた労働時間の中でこれまで行っていた業務をこなす必要があるかもしれません。

    保育の現場はどう変わる?

    月45時間という労働時間の上限を超えずに、これまでの業務をこなすには、業務を効率化するなど、労働環境を改善する必要があるかもしれません。 今後保育の現場はどのように変わるのでしょうか。

    ICTシステムが導入される
    労働時間を増やさずに業務をこなすには、現状の業務を効率化させなければならないでしょう。そのために、保育園や幼稚園でICTシステムを導入する園が増えるかもしれません。 これまで手作業で行っていた業務がシステム化されることで、大幅に業務効率化が可能になると予想されています。また、各法人がICTシステムを活用して業務の効率化を進めるために、厚生労働省や経済産業省は、ICTシステムの導入補助金制度を実施しています。 保育園や幼稚園でも補助金を活用することでICTシステムの導入が進むかもしれません。

    保育士不足への対策が進む
    働き方改革に加えて、政府は待機児童の解消にむけて保育の受け皿を増やしたり、保育士の人材不足を補うためにさまざまな制度や支援を実施しています。 労働時間に上限がある一方で、子どもの受け入れもしなくてはならないため、各保育園や幼稚園は職員を増やすために、保育士の採用を積極的に行うことが考えられます。

    出典:保育現場のICTシステムについて(P5の最後の行)/経済産業省

    出典:保育の現場の人材不足に関する施策(見出し3.求人と求職のマッチング支援~「再就職」)/厚生労働省

    出典:6つの支援パッケージの主な内容(P4を参照)/経済産業省

    保育士の働き方改革に期待されること

    働き方改革によって保育士が働く環境が大幅に変わるかもしれません。その結果保育士にとってはどのような変化が期待されるのか、ご紹介します。

    保育の質があがる
    ICTシステムを活用することで、手作業で行っていた書類作成作業などをシステム上で行うことができるようになるため、これまでの業務が効率化されるでしょう。その結果書類作成時間が減り、保育士が子ども一人ひとりに向き合う時間が長くなり、保育の質が向上すると言われています。

    処遇が改善される
    働き方改革や待機児童の解消に伴い、保育士の処遇が改善されるかもしれません。厚生労働省は現在保育士の人材確保や採用を推進するために支援策を出しています。 平均3%相当の給料の加算や、保育の質向上のための研修などスキルアップの支援を受けることができます。また、新しい役割を設置することで基本給とは別に手当てが付く場合もあり、保育士が働きやすい環境が整うかもしれません。

    さまざまな働き方が生まれる
    保育士不足を解消するためには、保育士資格を持ちながらも保育の職についていない人材を採用する必要があるかもしれません。そのために時短勤務が可能となるなど、様々な働き方が生まれることで保育士が増えていくことが期待されるでしょう。

    出典:保育士の処遇改善/厚生労働省

    出典:子ども・子育て支援新制度における 処遇改善の動向(P5)/内閣府

    出典:4.働く職場の環境改善(p8)/厚生労働省

    保育士の働き方改革の課題

    保育士の働き方改革が実現されるためには職員の労働時間を正確に把握し、労働環境を改善する必要があると言われていますが、課題もあるようです。 これまでの働き方を変えることに抵抗があったり、保育士の採用がうまく進まずに人材が不足している保育園や幼稚園は労働時間の削減が難しくなるでしょう。 なかなか働き方改革に着手できないかもしれません。また、労務管理の徹底や、労働環境の改善にはICTシステムの導入も必要だと考えられています。

    しかしながら、保育士のITのリテラシーが不足しているため、現場にICTの導入をためらう意見や、実際に導入しても使いこなせないという課題があると言われており、働き方改革が思うように推進されていない保育園や幼稚園も多く、課題への対策が考えられています。

    保育士の働き方改革を正しく知ろう

    KPG_Payless/shutterstock.com

    保育士の働き方改革についてご紹介してきました。2019年4月に働き方改革関連法が施行されたことによって労働時間に上限が設けられるなど、これまでの働き方を見直す必要がある保育園や幼稚園が増えるかもしれません。 その結果、労働時間の正確な測定や、業務効率化のためにICTシステムを導入する園も増えると予想されています。また、一人当たりの労働時間が限られる分、保育士の確保が必要になります。 保育士の人材確保に向けて給料が上がったりスキルアップの研修が増えるなど、処遇が改善されるかもしれません。今後は、働き方改革についての正しい理解と、現在の労働環境の把握が大切になるでしょう。

    保育士の働き方改革にはKIDSNAコネクト
    働き方改革関連法の施行に伴い、施設運営者はこれまで以上に保育士の労働時間を細かく把握する必要がでてきました。また、待機児童解消のために、保育士の採用にも今後力を入れていかなければならないと言われています。 そのためにはICTシステムの導入が必要となるかもしれません。ICTシステムを導入すれば正確に職員の労働時間を把握できるだけでなく、より働きやすい労働環境を作ることで、採用も円滑になるでしょう。しかし、ICTシステムに慣れない保育園が多く、活用しきれていないことが課題とされています。

    KIDSNAコネクトは実際の保育現場の声から、課題を理解した上で開発された業務管理システムです。 使いやすい業務管理システムであることはもちろん、サポートデスクでは、問い合わせに対して、利用シーンや活用方法など、より具体的なサポートに努め、保育の現場の業務効率化の実現を支援しています。 今後保育園への業務支援システムを導入する場合は、KIDSNAコネクトの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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